JYPエンターテインメントのNiziU(ニジュー)、SMエンターテインメントのaespa(エスパ)、それぞれ新しい特色を持つ2つの新人ガールズグループに、世間が熱い関心を寄せている。

JYPエンターテインメント(以下、JYP)のNiziU(ニジュー)、SMエンターテインメント(以下、SM)のaespa(エスパ)。韓国メディアで”第4世代のK-POPアイドル”と呼ばれている彼女たちの対決に熱い視線が注がれている。

NiziU

メンバー全員日本の国籍で構成されているNiziU

NiziUは、メンバー全員日本の国籍で構成されている(画像出典:NiziU 公式Instagram)

グローバル・オーディション番組『Nizi Project(虹プロジェクト)』で誕生し、12月2日に新曲『Step and a step』を通じて正式デビューしたNiziU。

6月30日には、プレデビュー曲『Make you happy』をリリースし、デビュー前から圧倒的な話題性で熱い人気を得ている彼女たちは、正式デビュー後、史上最速で『NHK紅白歌合戦』への出場を確定するなど、常に新しい記録を打ち立てている。

(関連動画)いよいよデビュー目前!NiziU ‘Step and a step’ MV公開

NiziUが注目されている点は、プロデューサーパク・ジニョン(J.Y.Park)によるJYPのシステムのもと、メンバー9人全てが日本人(ニナはアメリカと日本の二重国籍)という”現地の国籍で構成されたグループ”で、日本市場をベースに世界進出を念頭に置いているという点だ。

日本の音楽市場は、世界2位の巨大市場でもあり、韓国側から見ると、日本にK-POPの育成システムを構築したことは、今後、世界1位の音楽市場であるアメリカでもこのような試みが可能になり得るため、良い先例であり成功例と言われている。

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aespa

現実世界と仮想世界という新しいコンセプトでデビューしたaespa

aespaは、現実世界と仮想世界という新しいコンセプトでデビュー(画像出典:aespa Twitter)

一方、デビュー前にプロモーションなどで露出した情報が一切無かったaespaの勢いも凄まじい。

aespaは、今年11月にSMがRed Velvet(レッドベルベット)以来、約6年ぶりにローンチしたガールズグループだ。

11月17日に公開されたデビュー曲『Black Mamba』は、ビルボード・グローバル・チャート(アメリカを除いた世界の地域および国家のストリーミングとダウンロード数値をベースにしたチャート)で100位に進入。K-POPアーティストのデビュー曲の中で、最高順位を記録した。

(関連動画)SM注目の新人ガールズグループ aespa(エスパ) ‘Black Mamba’ MV公開

aespaがこれまでのグループと差別化される点は、”現実世界のメンバーと仮想世界のアバターを通じて、新しい世界を経験する”という世界観でデビューしたという点だ。

デビュー前は、『Black Mamba』のティーザー映像とミュージックビデオで盗作疑惑が浮上。また、仮想アバターを活用したコンセプトが、PCオンラインゲーム『リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)』のバーチャルポップグループである”K/DA(ケーディーエー)”を真似たという論議が浮上し、世間を騒がせたことがある。

だが、アバターを結合したaespaの仮想世界というのは、今までにないK-POP界の新しい試みであり、デビュー前の論議は”出る杭は打たれる”という現象だったのではないかと言われている。

(関連記事)アイドルは’パフォーマンス’で評価すべき!実力で論議を払拭したSM新人、aespa

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“第4世代アイドル”のファンダムの主軸は、1990年代中盤~2000年代に生まれた”デジタル・ネイティブ世代”ともいえる。

彼らは、世の中の流行や変化をいち早く敏感にキャッチし、良いものは積極的に受け入れる世代でもあり、そういった若者たちに合わせたプロモーションや、ティーンエイジャーの目に留まる斬新なグループを誕生させるため、各事務所も試行錯誤を繰り返している。

そのような中で誕生した、既存アイドルグループとは一味違う国籍を超越したK-POPグループのNiziU、バーチャルリアリティーのaespaのうち、どちらが先陣を切り”第4世代アイドル”の象徴的なグループになるのか、歌謡界をはじめ韓国の大衆からも熱く注目されている。







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