芸能事務所とテレビ局の力関係については、日本でもよく取り沙汰されているが、それは韓国でも同じようだ。4月1日からスタートし、海外でも大きな話題を呼んでいるMnet『Kingdom:Legendary War』がきっかけで、ある疑惑が浮上、その内容とは‥。

それは、今年1月にさかのぼる。

Mnetは、昨年放送され話題を呼んだ『Road to Kingdom』の後続番組となる『Kingdom:Legendary War(以下、Kingdom)』への出演について、複数組のアイドルグループにオファーしていた。

『Kingdom』は、2019年に放送された『Queendom』の男性バージョンで、男性アイドルグループが”K-POPキング”の座を懸けて、ステージを繰り広げるサバイバルプログラムだ。

出演オファーを受けていた、人気ボーイズグループMONSTA X(モンスタエックス)の所属事務所であるスターシップエンターテインメント(以下、スターシップ)は1月22日、「MONSTA Xは悩んだ末、『Kingdom』の出演を断った」と明らかにした。

このことがきっかけで、現在スターシップに所属するアイドルグループに対して、Mnetが報復を行っているのではないかという疑惑が持ち上がっているのだ。

スターシップに所属するMONSTA X

MONSTA Xが『kingdom』の出演を断ったことにより、スターシップに所属するアイドルグループに対しMnetが報復?(画像出典:MONSTA X公式Twitter)

一部の韓国メディアは昨年12月、この番組のオファーについて、2020年上半期に放送予定だった番組の出演交渉が難航し、Mnet側が少々高圧的に、各芸能事務所に交渉を進めているような記事を出していた。

その頃からファンの間では、出演交渉がうまくいかなければ、同じ所属事務所の他アーティストやグループに影響が出るのではないかという噂が広まりはじめる。

すると年が明けて1月6日、カムバックしたスターシップ所属のチョン・セウン‥華やかなカムバックステージを期待していたファンの期待とは裏腹に、Mnetの人気音楽番組『Mカウントダウン』での出演はなし。さらに、1月19日にカムバックしたボーイズグループCRAVITY(クレビティ)も、『Mカウントダウン』への出演はなく、ファンの不安は日を追うごとに増していく。

そしてスターシップは、1月22日にMONSTA Xの『Kingdom』出演キャンセルを決定。

ファンの間では、「MONSTA XがKingdomへの出演をキャンセルするとわかって、後輩たちを『Mカウントダウン』にわざと出演させなかったのでは?」という噂がますます広がることに‥。

スターシップ所属のチョン・セウン

スターシップ所属のCRAVITY

カムバックしたにもかかわらず、番組に出演しなかったチョン・セウン(上)とCRAVITY(下)(画像出典:各公式Twitter)

そして、3月30日午後3時頃、4月1日放送分の『Mカウントダウン』予告編にカムバックグループとして名前が上がっていた、スターシップ所属のガールズグループ宇宙少女(WJSN)。しかしその数時間後、宇宙少女の名前が突如消え、出演がなくなってしまう事態に。

これにより、ファンの疑惑は確信へと変わり「Mnet側のパワハラ報復」という意見が大半を占めるようになった。また、各SNSやオンラインコミュニティーなどでも話題を呼び、韓国メディアでも取り上げられて始めている。

Mnet側は、今回の宇宙少女の出演キャンセルについて「宇宙少女側から、2曲を披露したいと言われたが、今週から『Kingdom』の編成と『Mカウントダウン』のランニングタイムが減ってしまったためだ」と釈明。

以前、サバイバル番組『PRODUCE』シリーズも、ファンの疑惑に揚げ足を取られる形で終わってしまったが、今回の『Kingdom』も、何やらいざこざになりそうな、不穏な空気が漂っている。



MONSTA X

MONSTA X(愛称 モンエク、モネク / ハングル 몬스타엑스)はSTARSHIPエンターテインメントに所属している6人組ボーイズグループ。2015年5月14日、ミニアルバム「TRESPASS」、タイトル曲「無断侵入(ハングル 무단침입)」でデビューを果たした。

MONSTA Xのファンダム名は「MONBEBE」、日本の公式ファンクラブ名は「MONBEBE JAPAN」。

2019年、メンバー ウォノの過去の出来事が暴露され、「これ以上グループとメンバーたちに被害を及ぼしたくない」と自らチームを脱退。

現在は6人で活動している。

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