• 2月10日HYBEがSMエンターテインメントを買収するというニュースが飛び込んで来た。
  • なぜイ・スマン氏は、突如自身の持株を全て売却したのだろう。
  • SM関係者は、所属アイドルたちの躊躇が理由と証言している。

歴史は一夜にして変わる。

2月10日の朝、HYBEがSMエンターテインメント(以下、SM)を買収するという、韓国発のニュースが飛び込んで来た。

しかし、買い手と売り手の思惑が合致した“友好的買収”とはほど遠く、大株主のイ・スマン氏が持株の全量を売却した形である。

HYBE

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これについて、SMの理事会は「敵対的買収は容認されない」と強く反発。

もしSMが、新オーナー(HYBE)を迎えるとしても、理事会との衝突による内紛は避けられないと見られる。

ここで、1つの疑問が浮かぶ。

なぜイ・スマン氏は、突如自身の持株を全て売却したのだろう。

約15%にも達するSM株を所有していたイ・スマン氏は、実権を持った“帝王”だったのではないか。

もちろん、共同代表(イ・ソンス氏、タク・ヨンジュン氏)と理事会は、イ・スマン氏に対してモラル問題を切り札に猛烈に対抗していたが、彼には大株主という肩書と共に、“K-POP帝国の立役者”という象徴性がある。

それゆえ、「HYBEという外勢の力を借りる必要がないのでは‥」と思う人も少なくないはずだ。

HYBEにSM株全量を売却したイ・スマン氏

HYBEにSM株全量を売却したイ・スマン氏(画像出典:SMエンターテインメント)

イ・スマン氏の苦渋の選択の背景には「彼を慕っていると思われた、所属アイドルたちの躊躇が大きかった」と、SM関係者が証言しているようだ(ハンギョレ新聞より)。

これによると、通称“イ・スマンチルドレン”と呼ばれる人気アイドルたちが、世間と社内の批判を恐れてなのか、積極的に彼を支持していないのだという。

先日、SMの理事を務めている、歌手であり俳優のキム・ミンジョンが「私を含め、多くのアーティストの活動には、イ・スマン氏の経験と力量が必要だ」と、全職員にメールを送信。しかし、SMの社員からは反発と批判の声が多く寄せられたようだ。

前出の関係者は「イ・ソンス代表とイ・スマン氏の戦いは、どちらがアーティストから支持を得るかによって、勝敗が分かれる」とし「キム・ミンジョンが立場表明をした際、アーティストが一人として支持という意思を見せなかったため、イ・スマン氏がかなり焦りだしたと聞いた」と語った。

SM社内では、イ・スマン氏と親交の深いプロデューサーユ・ヨンジン氏が、近日中に意見を述べると言われている。

また、イ・スマン氏が厚い信頼を寄せているとされるBoAは、現在コンサートの準備に追われており、しばらくはノーコメントを貫くのではと見られる。

編集長コラム

Danmee編集長のコラムです。韓国芸能界の出来事やネットの話題を分かりやすく解説しております。日本のマスコミが滅多に取り上げない様々な韓国情報を読者の方々と共有していきたいと思います。

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