最近、K-POPを代表するアイドルの活動形態に変化が生まれている。

BTS(防弾少年団)は、6月14日に行った『찐 방탄회식(リアルなバンタン会食)』で、”積極的にソロ活動に力を入れる”と発表した。BTSのソロ活動の先頭走者として、現在J-HOPEが活動に乗り出しており、7月15日には​​ソロアルバム『Jack In The Box』をリリースした。

さらにTWICE(トゥワイス)は7月12日にメンバー全員が、所属事務所のJYPエンターテインメントと再契約を結んだことを発表。これに先立ち、最年長メンバーのナヨンは、6月24日に1stミニアルバム『IM NAYEON』を発売し、TWICE初のソロデビューを果たした。

BTSやTWICEのソロ活動が行われる中、一部のファンの間では、ユニット活動に対する期待の声も高まっている。期待感の高まりから、ユニット名を想像しているファンもいるほどだ。

そんなBTSやTWICEのユニット活動に期待の想いを込め、今回はユニークなグループ名で活躍しているユニットを紹介する。

ブソクスン

SEVENTEENのメンバーによるスペシャルユニット、ブソクスン(画像出典：SEVENTEEN 公式Instagram)

ブソクスンは、SEVENTEEN(セブンティーン)のメンバーによるスペシャルユニットで、スングァン(本名：ブ・スングァン)、ドギョム(本名：イ・ソクミン)、ホシ(本名：クォン・スンヨン)の3人で構成されている。

この3人は、デビュー前からグループ内のバラエティー担当として活躍しており、グループ名のブソクスンは、メンバーの本名から1文字ずつを取って組み合わせたものだ。

2018年2月に開催されたSEVENTEENのファンミーティング『SEVENTEEN in CARAT LAND』では、未公開曲であったブソクスンの楽曲『Just Do It』のステージが披露され、大きな反響を呼んだ。

その後、チーム内の初ミックスユニットとして2018年3月21日に、デジタルシングル『Just Do It』をリリースしている。

OH MY GIRL BANHANA

1stミニアルバム『BANHANA ALLERGY MONKEY』でデビューしたOH MY GIRL BANHANA(画像出典：OH MY GIRL 公式Instagram)

7人組ガールズグループのOH MY GIRL(オーマイガール)から、初の派生ユニットとしてデビューしたのが、OH MY GIRL BANHANA(オーマイガールバナナ)だ。

ヒョジョン、ビニ、アリンの3人で構成されており、2018年4月2日に、1stミニアルバム『BANHANA ALLERGY MONKEY』を発売した。

グループ名は、OH MY GIRLの7人の中から、半分(반/バン)のメンバーがひとつ(하나/ハナ)のチームを結成するという意味と、韓国語の”반하다(惚れる)”という言葉に由来している。

2018年8月29日には、日本デビューを果たし、2020年12月7日には韓国の国民的キャラクターポロロとのコラボ曲『SNOW BALL(with Pororo,Loopy)』がリリースされている。

VIXX LR

VIXXのメインボーカルのレオとメインラッパーのラビで構成されたユニットVIXX LR(画像出典：Jellyfishエンターテインメント)

VIXX(ヴィックス)のメインボーカルのレオと、メインラッパーのラビ(RAVI)で構成されたVIXX LRは、VIXX初のユニットグループである。

2015年8月17日にミニアルバム『Beautiful Liar』でデビューを果たし、2年後の2017年8月には2枚目のミニアルバム『Whisper』をリリースしている。

ユニット名の由来は、レオの頭文字である”L”とラビの”R”とされているが、”L”がLeft(左)、”R”がRight(右)を示すように、違う個性の声と雰囲気が合わさり、ひとつのステージとパフォーマンスが作られるという意味も含まれている。

Apink CHOBOM

Apinkのチョロンとボミの2人で構成された派生ユニットCHOBOM(画像出典：Apink 公式Instagram)

2022年7月12日にデビューしたApink(エーピンク)の派生ユニットApink CHOBOM(チョボム)は、グループのリーダーチョロンとボミの2人で構成されている。

2人はApinkとして活動している頃から、ビジュアルが双子のようにそっくりと言われ、性格の相性も良いペアとして知られていた。

CHOBOMというユニット名は、チョロンとボミの名前の一部をとった合成語で、ユニットとしてデビューする前から、2人のカップルネームとしてファンに愛されていた呼び名をそのまま採用している。

デビューシングルアルバム『Copycat』と同名のタイトル曲は、ポップダンスナンバーであり、愛する人の全てを真似したくなる気持ちをテーマにしている。

9月23日には、ユニットとして初の来日ファンミーティング『2022 Apink CHOBOM Fanmeeting in Japan ‘Framily’』が開催予定だ。

上で紹介したグループとは違い、メンバーの名前をそのまま使用しているユニットもある。

ASTRO ムンビン＆サナ

ASTRO初の公式ユニットであるムンビン＆サナ(画像出典：fantagio 公式Twitter)

6人組ボーイズグループASTRO(アストロ)の最初の公式ユニットが、ムンビン＆サナだ。

2020年9月14日にユニットとしてデビューをした2人は、初のミニアルバム『IN-OUT』をリリース。9月22日にはSBSの音楽番組『THE SHOW』に出演し、タイトル曲の『Bad Idea』で、1位を獲得している。

2022年2月11日には先行公開曲『Ghost Town』を発表し、3月15日には2枚目のミニアルバム『REFUGE』でカムバックを果たした。

グローバルK-POPファンダムプラットホームWhosfanが行った、「アイドル最高のユニットは誰？」という投票(集計期間：2021年8月31日〜9月6日)では、ムンビン＆サナが投票率で1位を獲得しており、多くのファンから支持を集めていることを改めて証明している。

ASTRO ジンジン＆ラキ

ミニアルバム『Restore』でユニットデビューしたASTROのジンジン＆ラキ(画像出典：ASTRO 公式Twitter)

ASTRO2組目の公式派生ユニットは、ジンジン＆ラキだ。

ジンジンとラキはASTROの中で、ボーカル、ラップ、ダンスのポジションをこなす、オールラウンダーとしても知られている。そんな彼らは、2022年1月17日にミニアルバム『Restore』でユニットデビュー。

ジンジンとラキはグループの中で、作詞や作曲を行っているメンバーであるが、デビューミニアルバムではタイトル曲『Just Breath』を含めた5曲全ての作詞作曲、プロデュースに携わっている。

ミニアルバム『Restore』は、アーティストとしてだけではなく、2人の音楽家としての一面も味わうことができるアルバムとして注目を集めた。

(構成：松原すずの)

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