人を惹きつけ、誰かの憧れとなり、成功すれば富と名誉も手にできる‥。そんな華やかなイメージのあるアイドルという職業だが、アイドルになるまでの道は、決して楽なものではない。想像以上に過酷と言われるK-POPアイドルの練習生生活は、一体どのようなものだろうか。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
3月30日、日本テレビ系の人気バラエティー番組『幸せ!ボンビーガール』の2時間スペシャルでは、K-POPアイドルの夢を胸に単身で韓国に渡った日本人に密着し、練習生生活を放送した。
“外出禁止”や”1日2回の体重報告”といった厳しいルールなど、その生活のあまりの過酷さに、SNS上では同情の声が多く上がっていた。そしてこれをきっかけに、いま現役で活躍しているK-POPアイドルたちの練習生生活はどのようなものだったのか、気になった人も多いようだ。
今回は、練習生生活に関する韓国のトップアイドルたちの過去の発言や、メディアの記事を紹介したい。

K-POPアイドルの練習生生活とは‥?(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
韓国の10代の少年少女たちは、さまざまなアンケートによると、100万人以上の子たちが「夢はアイドル」と答えているという。
またここ数年のK-POPブームで、日本をはじめ、アジア、欧米でも「K-POPアイドルになりたい」という夢を持つ少年少女が多くなった。
しかし、韓国でアイドルとしてデビューできるのは、毎年200人~300人ほど。中でもスポットライトを浴びるほどの知名度を手に入れることができるのは、せいぜい十数人ほどだと言われる。
K-POPアイドルたちのいる世界は、華々しく夢のある世界に見えるが、実際は激しい競争の世界と言える。
たとえば、アイドル志望者がSMエンターテインメントや(以下、SM)やJYPエンターテインメント(以下、JYP)など、韓国でも大手と言われる芸能事務所の練習生になるためには、まず数百倍の競争倍率を突破しなければならないという。さらに、練習生になっても、デビューの機会が得られるという保障はない。
また、練習生からデビューまでの期間は、アイドルによってさまざまだ。
日本でも大人気のガールズグループTWICE(トゥワイス)のリーダー ジヒョは10年以上、SMを代表する人気ボーイズグループEXO(エクソ)のリーダーのスホは、中学生だった2005年、公園でボランティア活動中にSMのマネージャーにスカウトされてからデビューするまで、約6年半を練習生として過ごした。
また、こうした長い練習生期間中は、別でアルバイトをしない以上、これといった収入もない状態だ。
ガールズグループAFTER SCHOOL(アフタースクール)出身イ・ガウンの母親は、イギリスのBBC放送に出演した際、「ニュースを見ているだけでも、アイドルグループが1日に数グループ生まれては消える」「ガウンがまた歌手になりたいと言ったら、止めたい」と話したこともあった。
長い練習生生活により積もるのは、身体的な疲労や経済的な疲弊だけではない。練習生同士の熾烈な競争を強いられるという無情な現実にも苦しめられているようだ。
そんな過酷な練習生生活を、涙を流しながら赤裸々に告白したアイドルがいる。
第2次韓流ブームでK-POPが特に注目されはじめた頃、トップアイドルとして一世を風靡したガールズグループ、少女時代(SNSD)のメンバーとして活躍したソヒョンだ。

少女時代のソヒョンは涙ながらに練習生時代を語った(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
小学5年生のときにSMの練習生になり、少女時代のメンバーとしてデビューするまで、5年間の練習生生活を送った。
ソヒョンは、SMの練習生になって初めてできた友だちのファニさんとともに、同じグループのメンバーとしてデビューすることを願っていたが、自分だけが少女時代としてデビューすることになった。そして「デビューする喜びよりも、その友だちが落ちてしまったので、申し訳ない気持ちの方が強かった」と話し、涙を流した。
共に練習生としてハードなスケジュールに耐えた仲間たちは、友であり、ライバルだ。
大手芸能事務所では、すべての練習生が一緒に成功することを願ってはいない。デビューグループは限られているため、練習生同士の競争を通じ、選り分けるのだ。
学校が終わるとすぐ練習室に向かう練習生たち。思春期の貴重な時間を、毎日厳しい歌やダンスのレッスンに費やすが、たとえデビューできなかったとしても、その日々はもう戻ってこない。
夢を叶え、デビューできたとしても、忙しいスケジュールと激しい競争によるストレスを耐え抜く必要がある。
こうしてK-POPアイドルたちは、今日も少年少女たちに、夢を与え続けている。
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