1997年生まれのいわゆる”97LINE”と呼ばれている男性アイドルたちが、新型コロナウイルス関連で社会的距離を置かなければならない期間に梨泰院(イテウォン)を訪問して論議の中心に立っている。果たして彼らがここまで国民たちから非難されている理由とは..

新型コロナウイルス関連で、社会的距離を置かなければならない期間に梨泰院(イテウォン)を訪問して論議の中心に立った”97LINE”の人気アイドルメンバー4人(BTS ジョングク、NCT ジェヒョン、SEVENTEEN ミンギュ、ASTRO チャ・ウヌ)。
アイドル同士で親交を深めるために作られており、一緒に何ら公式的な芸能活動を行わないプライベート領域の『集い』である。

彼らは、なぜここまで韓国国民たちから非難の声を浴びているのだろうか。

ディスパッチによる報道

梨泰院を訪問したと報じられた97LINEのアイドル

梨泰院を訪問したと報じられた97LINEのアイドル(画像出典:YTN NEWS キャプチャー)

5月18日、芸能媒体ディスパッチは、1997年生まれのいわゆる”97LINE”と呼ばれている男性アイドルたちが、4月25日・26日の夜明けに梨泰院(イテウォン)の遊興施設を訪問したと報じた。

媒体の報道に先立ち、”梨泰院クラブ訪問アイドル”の目撃談が匿名でSNSおよびオンラインコミュニティーに広がり、デマだと言われていたが事実と明らかになったわけだ。

当時、一部のファンたちは目撃談を掲載したネットユーザーに公式的に謝罪を要求。

該当のネットユーザーは自筆で謝罪文を掲載したことで大きな話題になったが、ネット上で議論されていたアーティストの所属事務所は「私生活の部分なので確認が出来ない」と一線を引き沈黙することで一貫した。

だが、実名が報じられるとすぐに態度を変えて彼らの行動を素早く認め、社会的距離を置くことを守らなかったことを謝罪したのだ。

所属事務所の対応

所属事務所の対応に世間の視線が冷たい理由とは

所属事務所の対応に世間の視線が冷たい理由とは(画像出典:YTN NEWS キャプチャー)

“97LINE”のアイドルたちの各所属事務所は、5月の上旬にクラスターの発生で問題になった場所には行かなかったと強調し、自発的にコロナの検査を受けたが陰性反応だったと明らかにした。

最初、アーティストたちの私生活の部分だと一線を引いていた所属事務所側は、のちに「当社の対応に問題があったという点を認識し、丁重に謝罪を申し上げる」と再度謝罪をしたが、大衆の視線は冷たい。

“97LINE”のアイドルたちが梨泰院を訪問した期間は、韓国政府が社会的距離を置くことを強調した期間だ。

さらに、この内あるメンバーは、コロナに尽力を尽くしている医療スタッフに励ましの言葉を伝えていたため、彼らを非難する大衆の声は激しく、所属事務所の安易な回避も失望感を加えている。

国民たちが批判している最大の理由

国民たちが97LINEのアイドルを批判している理由とは

国民たちが97LINEのアイドルを批判している理由とは(画像出典:YTN NEWS キャプチャー)

“97LINE”の一部のメンバーは、梨泰院を訪問し、陰性反応を受けた直後にも公式的な活動を行っていたことが、大衆の怒りの最大のポイントだ。

バラエティー番組のレギュラー出演に、アイドルグループとしてのカムバック、音楽番組へのスケジュールを正常に消化しており、放送局の特性上不特定多数と接触するため、たとえ陰性反応であっても潜伏期間を考慮すると2週間は気を付けていなければならず、感染が拡大する恐れがあると憂慮を表わす声が大きい。



“梨泰院訪問”が明らかとなり、袋叩きにされている”97LINE”のメンバーたちだが、もし”梨泰院訪問”の報道が出なければ、彼らは何事も無かったようにそのまま活動を続けていたのだろうか..

現在、韓国では彼らが出演している番組を降板するよう要求する声や批判が相次いでいるため、当分の間はこの話題が続くものと予想される。

BTS

BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。

HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。

デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。

ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。

BTS 最新記事はこちら(2795)





ご意見を自由にコメントしてください!

記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。

編集部おすすめ記事blank

サイトの広告について

Danmee(ダンミ)は、収益化の一環としてオンライン広告を展開しております。広告の内容(公序良俗を害するもの)や、可読性の低下につながる広告に関するご意見はこちらのフォームをご利用ください。

この記事と関連度が高いトピック

現在読まれています!

最新記事

RECENT TOPICs