去る1月23日、『第31回ハイウォンソウル歌謡大賞』栄誉ある大賞に選ばれたNCT 127(エヌシーティーイリチル)。大きな快挙を成し遂げたNCT 127だったが、韓国ネットではその受賞に、異論を唱える意見が多く寄せられている。しかし、韓国ネットユーザーが問題視するのは、彼らの大賞受賞だけではない。

去る1月23日、ソウル市内(コチョクスカイドーム)で開かれた『第31回ハイウォンソウル歌謡大賞(以下、ソウル歌謡大賞)』で、NCT 127(エヌシーティーイリチル)が、栄誉ある大賞に選ばれた。

NCT 127

『第31回ハイウォンソウル歌謡大賞』栄誉ある大賞に選ばれたNCT 127(写真提供:©TOPSTAR NEWS)

NCT 127は、第4世代アイドルの代表格であり、またSMエンターテインメントにおける男性アイドルの次世代エースとして、頭角を現してきたNCTのユニットだ。

デビュー6年目にして、大きな快挙を成し遂げたNCT 127だったが、韓国ネットではその受賞に、異論を唱える意見が多く寄せられている。

(関連記事)「NCT 127がなぜ?」大賞資格議論浮上・・音楽ファンが異論を唱える理由

しかし、韓国ネットユーザーが問題視するのは、彼らの大賞受賞だけではない。

一部では「『ソウル歌謡大賞』の受賞結果は、”不正”に仕組まれている」という陰謀論が展開され、SNS上で”#SMArigged”というハッシュタグを付けて、批判を強めている。そしてその規模は、もはや世界規模へと広まっているようだ。

#SMAriggedとは、SMA(ソウル歌謡大賞の英字略称)+rigged(操作された)という意味だそうだ。今回の受賞結果に疑惑を抱いているK-POPファンが、不満の意を表すために使用しているハッシュタグである。

同日、アメリカのK-POP韓流メディアであるKpopStarz(www.kpopstarz.com)は「NCT DREAM(エヌシーティードリーム)、BLACKPINK(ブラックピンク)のロゼ、Stray Kids(ストレイキッズ)、TXT(トゥモロー・バイ・トゥギャザー)などが本賞受賞落選後、#SMAriggedがトレンドに上がった」と報道。

「海外でも多くのファンを抱えているK-POPグループが、本賞受賞に失敗。彼らを応援するK-POPファンが、露骨に『ソウル歌謡大賞』側を批判している」と伝えた。

KpopStarz(www.kpopstarz.com) 記事

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では、なぜK-POPファンはこの由緒ある授賞式に対して、”操作”という危険なワードで猛攻を浴びせているのだろうか。

ファンが指摘するのは「審査基準における、審査委員及び『ソウル歌謡大賞』組織委員会の評価(40%)が大きすぎる」という点である。ファンによる事前投票や、アルバム販売・音源ダウンロードで好成績を残しても、少数の審査委員と、組織委の意向が受賞結果を大きく左右するという、その”仕組み”を批判しているのだ。

一方で、一部のファンからは、特定のエンターテインメント企業との”癒着”を疑う声も浮上。

「『ソウル歌謡大賞』の歴代受賞者を見ると、”偏り”とも捉えられかねないほど、特定のエンターテインメント企業が輩出したアーティストが多い」というのが、彼・彼女たちの主張である。

30年以上の歴史を持ち、官民共益事業の一環として行われてきた『ソウル歌謡大賞』。昨今は、一部の人気アーティストの事前投票システムにエラーが生じたり、人気投票で1位となったアーティストを招待しないなど、数々の”残念な疑惑”の標的になってしまっている。

『ソウル歌謡大賞』が、特定エンターテインメント企業のアーティストを優遇しているかどうか、その真相は不明だ。またほとんどのK-POP受賞式が、近年その受賞結果を巡り世界中のファンから反発を買っているのも事実である。

果たして”#SMArigged”とは、ファンの正当な抗議なのか、それとも一部ファンの単なる”愚痴”なのだろうか‥。






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