昨年、Red Velvet(レッドベルベット)のウェンディの転落事故が発生した『SBS歌謡大祭典』。当時、安全面の指摘があったにも関わらず強行したSBSだが、今年もまたコロナの中で、周囲の憂慮を押し切り行事を開催する様子が見受けられ、SBS側に批判の声が高まっている。
“新型コロナウイルスにおける状況が非常に深刻だ”という、韓国・中央災難(災害)安全対策本部の警告にも、SBSは『2020 SBS歌謡大祭典』の大邱(テグ)開催を強行する計画だ。
12月7日、SBS側は「予定通り、クリスマスである12月25日に『2020 SBS歌謡大祭典 in 大邱』をオンラインで開催する」と明らかにした。
この行事は”The Wonder Year(驚くべき1年)”というタイトルで進められ、BTS(防弾少年団)など出演者のラインナップを発表。開催場所は、ファンが集まることを憂慮して非公開とされているが、大邱市によると約3時間の公演が現場で行われるという。

無鉄砲なSBS側に高まる憂慮の声(画像出典:SBS)
これに先立ち、今年2月、大邱地域で新興宗教団体の大規模礼拝を発端に、新型コロナウイルスの集団感染が発生し、2000人を超す規模のアウトブレイクが起こった。
それ以来、韓国では今も全国的にコロナの第3波が広がっており、歌謡界でも自宅隔離者が増加している状況だ。そのような中で、出演を確定したBTSをはじめとするアーティストやスタッフ、制作スタッフなどがソウルから大邱に移動しなければならず、コロナのトラウマを抱えている大邱市民からは、行事の開催に憂慮の声が集まっている。

BTSも『2020 SBS歌謡大祭典』に参加する予定(画像出典:BTS Twitter)
大邱市民とされるネットユーザーは、韓国・大統領府青瓦台のホームページに設けられた”国民請願掲示板”に「SBS歌謡大祭典を取り消してください」という書き込みを掲載。
該当のユーザーは「『SBS歌謡大祭典』を大邱で開催するという報せを聞いて驚きを隠せなかった。歌手が公演会場に来れば、ファンやスタッフなど多くの人々が集まることになり、防疫を安全にすることができるのだろうか。BTSの誘致が市民の安全よりも優先なのか」と指摘している。
だが、大衆たちの抗議はこれだけではない。
昨年12月に開催された『2019 SBS歌謡大祭典』では、リハーサル中にRed Velvet(レッドベルベット)のウェンディが、リフトの誤作動によって2m相当の高さから転落し、右骨盤と手首の骨折および顔部位の負傷を負った事故が発生したことがある。

『2019 SBS歌謡大祭典』ではウェンディが転落する事故が発生(画像出典:ウェンディ Instagram)
問題が発生したリフトは、他の歌手からも安全問題が指摘されていたにも関わらず、強行。番組側は「入念にチェックを行ったが、不幸にもウェンディの負傷事故が起こった。再発防止の努力を講じるより、謝罪を続ければ良いだろう」という開き直りにも取られる発言をし、世間からの批判の声が大きくなったのだ。
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事故からもうすぐ1年が経ち、ウェンディは最近ドラマ『スタートアップ: 夢の扉』のOSTに参加するなどの近況を伝え、騒動がようやく収まる気配を見せていた矢先、大邱市民が中止を求める中でも行事を強行するSBSの姿が1年前を彷彿とさせると問題になっている。
これを置いて、一部のネットユーザーからは、「周囲の意見に聞く耳を持たず、是非や結果を考えずにむやみに行動する”無鉄砲”なSBSのスタンスは1年経っても変わらない」「思いもよらぬ事故が再発しなければいいが‥」などの声が多く寄せられている。
Red Velvet(レドベル)
Red Velvet(レッドベルベット / 愛称 レドベル / ハングル 레드벨벳)は、韓国の5人組女性アイドルグループ。
所属事務所はSMエンターテインメント。
SMルーキーズの一員で、2014年8月にデジタルシングル「행복(幸福 / Happiness)」でデビュー。
Red Velvetは先輩グループである少女時代の大衆性とf(x)の実験性の中間のコンセプトを持つとされる。
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