• 日本でも大人気のK-POP。もともと日本のK-POPブームは、いつから始まったのだろうか?
  • Danmee(ダンミ)で行ったアンケート調査では、過半数が「“第2世代”をきっかけにK-POPファンになった」と回答。
  • 日本でのブームの始まりは、2004年以降デビューの「第2世代」アイドルが全盛期を迎えた、2010年前後のようだ。
日本にK-POPブームをもたらした、第2世代のグループ

日本にK-POPブームをもたらした、第2世代のグループ (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

今や世界中のファンを魅了している、K-POPグループ。そんなK-POP勢の人気は、日本でも衰え知らず。

若者を筆頭に幅広い層の人気を獲得しているが、今ではK-POPが街中でかかることも多く、ファンではなくとも、耳にする機会が増えている。

では、もともと日本のK-POPブームは、いつから始まったのだろうか?

日本での韓流ブームは、“ヨン様フィーバー”が巻き起こった2004年頃。NHKで『冬のソナタ(KBS2/2002)』の放送が始まり、その後、地上波でも韓国ドラマを楽しめるようになった。

当時は、ドラマのOSTも注目されたが、“K-POP”としてというよりは、あくまで“ドラマで流れる曲”としての人気だった。

去る3月、Danmee(ダンミ)で、日本のK-POPファンを対象に「“どの世代”をきっかけにK-POPファンになったか?」という調査を実施したところ、過半数が「第2世代」と回答している。

(関連記事)日本のK-POP好きに調査!ファンになったきっかけは ‘どの世代’?1位は「第2世代」

「第2世代」とは、2004年~2008年にデビューしたアイドルを指すことが多いが、各音楽評論家やメディアによって定義が異なるため、主に2004年~2010年前後のデビュー組を「第2世代」と呼んでいる。

この世代で代表的なのが、東方神起(TVXQ)、BIGBANG(ビッグバン)、少女時代(SNSD)、KARA(カラ)など、当時の日本の音楽番組でよく目にしたグループ。

彼・彼女らが、全盛期を迎えたタイミングが2010年前後。日本で、“K-POP”という韓国大衆音楽にファンが増え始めたのも、まさにこの頃。

日本のK-POPブームは、「第2世代」が韓国である程度の地位を固め、日本へ進出を果たした時期だと見られる。

そこで今回は、韓国のみならず、日本でも爆発的な人気を獲得した「第2世代グループ」に再注目!

そして、彼らがK-POPスターとしてのステータスを上げるきっかけとなった名曲をご紹介する。

東方神起『MIROTIC』

東方神起は、2003年12月に5人組アイドルグループとして韓国でデビューし、2005年に日本デビュー。

『MIROTIC』は、2008年に発表された4thアルバムのタイトル曲で、パワフルで色気のあるダンスに加え、メンバーの高いボーカル力が光る一曲。

後世に語り継がれる名曲として、多くのファンに長く愛されている。


東方神起『MIROTIC』MV

SUPER JUNIOR『Sorry Sorry』

2005年に韓国デビュー、2008年に日本デビューした、SUPER JUNIOR(スーパージュニア)。

2009年にリリースされた、3rdアルバムのタイトル曲である『Sorry Sorry』は、彼らを大スターへと躍進させた一曲。

サビの「Sorry Sorry」部分の特徴的な振付は、全国民が真似できると言われたほど。


SUPER JUNIOR『Sorry Sorry』MV

BIGBANG『LIES』

BIGBANGは、2006年に韓国でデビュー。日本では2009年にデビューした。

彼らの名曲の一つが、2007年に発売した1stミニアルバム『ALWAYS』のタイトル曲である『LIES(コジンマル/嘘)』。

空前の大ヒットを記録したこの曲は、K-POP界に地殻変動を起こし、彼らをスターダムへのし上げた。


BIGBANG『LIES』MV

2PM『Heartbeat』

“野獣アイドル”として注目された2PM(トゥーピーエム)は、2008年に韓国でデビューし、2011年に日本デビュー。

2009年にリリースされた、1stフルアルバムのタイトル曲『Heartbeat』は、各音楽チャートで1位を独占。

ステージ上で寝そべった状態から始まるパフォーマンスや、心臓の鼓動を表現した振り付けが大きな話題となった。


2PM『Heartbeat』MV

SHINee『Ring Ding Dong』

SHINee(シャイニー)は、2008年韓国デビュー、2011年に日本デビュー。

2009年に発売した3rdミニアルバムのタイトル曲『Ring Ding Dong』は、SBSの音楽番組『人気歌謡』で3週連続1位を獲得し、トリプルクラウンを達成。

曲の中で何度も登場する歌詞のリフレインは、一度聞くと抜け出せない恐ろしい中毒性があると言われている。


SHINee『Ring Ding Dong』MV

少女時代『GEE』

2022年にデビュー15周年を迎えた、少女時代。日本デビューは、2010年。(SNSD)

2009年に発売した1stミニアルバムのタイトル曲『GEE』は、KBS2の音楽番組『ミュージックバンク』で9週連続で1位を占めた。

カラフルなスキニージーンズを履いた彼女たちが披露した美脚ダンスは、大流行。少女時代は、国民的なガールズグループとなった。


少女時代『GEE』

Wonder Girls『Tell Me』

Wonder Girls(ワンダーガールズ)は、2007年に韓国でデビューし、2012年に日本に進出。

ファーストアルバムのタイトル曲『Tell Me』は、2007年の韓国歌謡界を代表する曲と言われるほど大ヒット。

中毒性の強いメロディーと、レトロな雰囲気の衣装やヘアスタイル、そしてかわいらしい振り付けまで爆発的な愛を受けた。


Wonder Girls『Tell Me』

KARA『ミスター』

KARAと言えば、もちろん『ミスター』。セクシーな”ヒップダンス”は、日本でも大ブームに。

2007年に韓国でデビューしたKARAは、2010年に日本語バージョンの『ミスター』で日本デビューを飾った。

もともとは2009年発売の2ndアルバムの収録曲だったが、韓国のカムバックステージで披露した際、タイトル曲よりも大きな反響を呼んだ人気曲でもある。


KARA『ミスター』

このように、日本のK-POPブームの火付け役となった「第2世代」のアイドルは、アジアに拠点を置き、アジアスターとして人気を獲得した。

続いて登場した、BTS(防弾少年団)やBLACKPINK(ブラックピンク)といった「第3世代」は、アメリカやヨーロッパで高い人気を誇るグローバルスターに成長。

昨年(2022年)に大活躍した「第4世代」は、新人とは思えないポテンシャルでファンを魅了。

新しいグローバルボーイズグループ「ZB1」でのデビューが決定した9人

新しいグローバルボーイズグループ「ZB1」でのデビューが決定した9人 (写真提供:スポーツ韓国、画像出典:Mnet)

そして、Mnetの人気オーディション番組『BOYS PLANET』では、グローバルボーイズグループ「ZB1(ゼロベースワン)」のデビューメンバー9人が決定し、「第5世代」の誕生が注目されている。

新たなスターが続々と誕生するK-POP界。まだまだそのブームは、冷めそうにない。

酒井知亜

韓国のデパ地下が大好き、酒井知亜です。韓ドラファン歴が長いですが、主にK-POP関連の記事を発信しております。韓国SNSで話題の最新イシューやスターの気になる素顔などを、読者のみなさんにわかりやすく伝えることをモットーに奮闘中です。

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