BoAが向精神性医薬品を外国から密かに持ち込んだ疑いで、16日に検察の調査を受けたとの報せが飛び込んだ。騒いでいた世論も沈殿化する中、浮き彫りとなったのが、韓国アイドルの”不眠症”だ。

BoAが、輸入医薬品規定違反で、韓国検察の取り調べを受けた。

入医薬品規定違反 BoA

BoAが輸入医薬品規定違反で、韓国検察の取り調べを受けた(画像出典:BoA インスタグラム)

17日、韓国メディアの報道によると、SMエンターテインメント(以下、SM)の海外支社職員が、BoAが日本活動中に服用していた睡眠剤を、日本から韓国に発送したが、この過程で正式な輸入手続きについて認知しておらず、2人とも警察の取調べを受けたという。

この日、韓国のテレビ局SBSは「韓流スターA氏が、向精神性医薬品を外国から密かに持ち込んだ疑いで、16日に検察の調査を受けた」とスクープ報道。続けて「A氏は、睡眠誘導剤であるゾルピデムなど、複数の医薬品を国内に密搬入した嫌疑をかけられている」と伝えた。

SBSの報道では、A氏の正体は明かされていなかったが、17日夜、複数のメディアの放送により、BoAであることが明らかになった。

SM側は公式立場を通して「海外支社のスタッフが、正式な輸入通関の手続きをせず、医薬品を郵便物として配送したのは事実だが、違法に搬入しようとした意思はなく、無知によるミスだ」と発表し、世間もBoAに対して同情的な空気になっているようだ。

有名芸能人による”違法薬物の密搬入”と、騒いでいた世論も沈殿化する中、浮き彫りとなったのが、うつ病とともに”*3大アイドル病”の1つだと囁かれている不眠症だ。

*3大アイドル病:うつ病、不眠症、対人恐怖症

韓国芸能界では、過度なストレスや将来への不安を抱え、不眠症に苦しめられる芸能人が後を絶たない。

不眠症に苦しめられているパク・ヒョンシク

自分のSNSで不眠症を吐露したパク・ヒョンシク(画像出典:パク・ヒョンシク ツイッター)

ZE:A出身のパク・ヒョンシクは、自身のツイッターに「スケジュールを終えたあと、寝るために横になって1日を振り返り、明日の計画を考えると、目を閉じたまま2時間が経っている‥」と、眠れない辛さを呟いたことがある。他にも、アイドルグループ・JEWELRY(ジュエリー)出身のキム・イェウォンも「不眠症がまた始まった」と吐露し、ファンを心配させた。他にも多くの韓国アイドルが、不眠症を訴えている。

医学専門家は、アイドルの不眠症の原因をこう診断する。

「昼夜の区別がないハードなスケジュールを続けると、バイオリズムが壊れてしまい、不眠症状を引き起こす可能性が高くなる」

心理的な不安も原因の一つだ。

00年代、国民的アイドルグループと称されていたgod(ジーオーディー)のメンバー、ソン・ホヨンは「仕事が忙しいから休めないし、休み期間は不安で休めない‥すべて下ろしたい」と、深刻な心理状態にあることが伺える告白をした。

問題は、不眠症が他の”アイドル病”であるうつ病の原因になるとの事実だ。

精神科専門医は「うつ病と不眠症は、切っても切れない関係である」と口を揃える。大多数のうつ病患者は、既に不眠症に苦しめられているという研究報告もあり、うつ病診断テストである『CES-D』には、睡眠に関する項目がある。

実際に、パニック障害やうつ病に苦しむ患者への処方には、睡眠剤が含まれるケースが多いようだ。

***

芸能人の職業柄、劇的に”労働環境”が変わることは期待できない。

そして、知名度や人気に左右される仕事であるだけに、安定した将来も保障されない。結局、芸能人にとって不眠症やうつ病は”付き物”である。

華やかな世界の裏に潜む”疲弊”を、大衆はどう受け止め、向き合っていくべきなのか、社会全体が考える”時”が来たのだ。







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