K-POPボーイズグループGOT7(ガッセ)のメンバーの再契約の報道を置いて、韓国のオンラインコミュニティーでは「JYPの再契約率が低い理由」という投稿が反響を呼んでいる。
人気アイドルグループGOT7(ガッセ)が再契約を控えて選択の岐路に立たされている。
GOT7は、2014年にデビューしたJYPエンターテインメント(以下、JYP)を代表するボーイズグループで、今年デビュー7周年を迎える。
韓国芸能界では”*7年目のジンクス”という言葉があり、アイドルグループにとって7年という数字は重要だ。7年を乗り越えてロングランするチームがある一方で、ソロ活動を通じて各自の道を歩むチームも多い。
*7年目のジンクス‥契約年数などが原因で、所属事務所とアーティストの間で争いが頻繁に起こるようになり、韓国の公正取引委員会は、アイドルと所属事務所の最長専属契約の年数を7年と定めた。そのため、契約更新を控える直前にメンバーの不仲、脱退、熱愛説、不祥事が相次ぎ、ファンの間では”7年目のジンクス”と呼ばれるようになった。
そんな中、1月6日午前、韓国メディア・SPOTVNEWSは「GOT7のユギョムがJYPを離れ、2PMのメンバーだったパク・ジェボムがCEOを務めるヒップホップ・レーベルのAOMGと専属契約を締結した」というニュースを報道。
同報道によると、ユギョムは今月でJYPとの契約が満了となり、再契約しないことを決意。その後、様々なマネジメント会社に接触し、最近AOMGと契約することに心を決めたという。しかし、JYP側は「再契約について多角的に議論中だ」とコメントしている。
(関連記事)「JYPを舐めている」GOT7ユギョムも去る!? 移籍説に韓国の反応は【REAL TIME】
この報道を置いて、韓国のオンラインコミュニティー”NATE PANN”では「JYPの再契約率が低い理由」というタイトルの掲示物が掲載され、ネットユーザーの反響を呼んでいる。
該当の掲示物は、芸能界の関係者の意見ではなく、一部のファンやネットの意見ではあるが、”韓国の大衆の間でJYPはこのように見られている”という非常に興味深い内容だったので紹介したいと思う。
掲示物の作成者は「JYPは、歌手のイメージより会社のイメージを重要視している会社である。JYP所属のアイドルファンの大部分が知っていることだ。放送や対外的に会社のイメージ管理をしている様子を見ると腹立たしい」という文章とともに、GOT7に対する事務所の行動が記されている。
K-POPグループは、アルバムをリリースする際に、ミュージックビデオのティーザー映像などを公開し、カムバックへの期待感を高めさせることが特徴とされている。
だが、2020年11月、4thフルアルバム『Breath of Love : Last Piece』で7カ月ぶりのカムバックをしたGOT7の場合、ティザー映像が公開されなかったことは勿論、ショーケース(新曲発表会)も行われず、ラジオ出演などでアルバムをPRする機会もなかった。
このプロモーション方法は、TWICE(トゥワイス)など他のJYPアーティストに比べると消極的で、実力やアーティスト性などが認められ、海外でも人気が高いGOT7にはふさわしくない待遇だ。
また、GOT7のメンバーに対するデマと関連し、事務所側は告訴の公示はせず、ただ状況を見守るだけだった点や、2020年7月末に日本オフィシャル・ファンクラブのサービスが突然終了し、ファンに衝撃を与えたことも。
このようなJYPの対応を目にした一部のネットユーザーたちは「GOT7は良い歌が多いのになぜプロモーションをしないのか」「これではJYPへの情が無くなってしまうよね」「パク・ジニョンが一番忙しく活動しているんじゃない?」「NiziUに力を入れているように、GOT7も大切にして欲しい」などの反応が溢れている。
日本では『Nizi Project(虹プロ)』の影響もあり、JYPは”他の事務所に比べると人間味があり、敏腕プロデューサーがアーティストたちを手厚くサポートしている”という好意的なイメージが持たれているが、韓国ではGOT7の再契約を置いて”誠意が感じられない”という意外な脆さが明らかに。
GOT7に続き、JYPアーティストの中では、2015年10月にデビューしたTWICEが2022年に再契約シーズンを迎えることになる。メンバーたちの健康面やハードスケジュールがファンの間で懸念されており、前述のとおり一部で”JYPの再契約率が低い”と囁かれる中、彼女たちは今のまま変わることなく”7年目のジンクス”を打破できるのか注目されている。
GOT7(ガッセ)
JYPエンターテインメント所属の7人組ボーイズグループGOT7(ガットセブン / 愛称 ガッセ / ハングル 갓세븐)。
2014年1月20日に韓国で1作目のミニ・アルバム「Got it?」を発売し、正式デビューした。
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