『Nizi Project(虹プロ)』でリーダーシップを発揮し”理想の上司”とも言われているパク・ジニョン(J.Y. Park)。彼の新たなる戦略である”内需拡大”が注目されている。
2020年、日韓の音楽業界で大きな話題となったオーディション番組『Nizi Project(通称、虹プロ)』。
同番組の中で、総合プロデューサーを務めたパク・ジニョン(J.Y. Park)が放つ練習生たちへの叱咤激励や的確なアドバイスが共感を呼び、人材育成に対する手腕を世に知らしめた。
そのリーダーシップ力が注目され、日本の各種媒体では”理想の上司”としてパク・ジニョンの名前が挙がるほど。日本国内の幅広い世代の視聴者に安心感と信頼感を与えた彼が、次に戦略を打ち立てたのは”内需拡大”だ。
パク・ジニョンは”理想の上司”とも言われている(画像出典:JYP Entertainment Youtube)
パク・ジニョンは、1月4日に放送されたKBS第1『歌謡舞台』のステージに愛弟子のRAIN(ピ)と登場。2人は”トロット(韓国演歌)の女王”と呼ばれているシム・スボンの『憎いです』を歌った後、コラボ曲『僕に変えよう』を熱唱し、まるで公演のような熱い雰囲気を漂わせた。
(関連記事)パク・ジニョンとRAIN(ピ)、目的のためなら手段を選ばない2人のディスり合い
『歌謡舞台』は、1985年に”忘れ去られていく伝統歌謡を今に伝える番組”として放送がスタートしたKBSの長寿番組だ。トロット中心の番組構成となっており、シニア層の視聴者を対象にした伝統歌謡の大御所プログラムとなっている。
パク・ジニョンとRAINが『歌謡舞台』に出演(画像出典:KBS Entertain Youtube)
実は、最近の韓国では若い世代もトロットに関心を持ち、トロットを聴いたり歌ったりすることがトレンドとして定着しており、その人気はBTS(防弾少年団)と並ぶほどと言っても過言ではない。
特に、近年のオーディションブームでジャンルも多様化し、演歌とオーディションを組み合わせた番組『ミスタートロット』は、”演歌は静的で古風だ”という固定観念を打ち破り、果敢な逆発想でシニア世代だけでなく若者たちの心も溶かすほど成功に導いた。
(関連記事)まだ知らないの?‘お母さんたちのBTS’ 韓国トロット歌手7人の波乱万丈な人生ストーリー
さらに、近年ではシニア世代のスマートフォンの普及率も増え、スマホでトロットの楽曲をダウンロードするご年配の方が増える一方で、アルバムを購入する人々も変わらず多く、このような世代が韓国の演歌歌手たちを支えていると言える。
そこで、パク・ジニョンが次に手を打ったのが”シニア世代”という訳だ。
パク・ジニョンとRAINは『朝の庭』にも出演(画像出典:KBS 한국방송 Youtube)
パク・ジニョンとRAINは『歌謡舞台』だけでなく、1月1日午前に放送されたKBS第1の情報番組『朝の庭』にも出演。
『朝の庭』も、中高年層が好む代表的な番組として知られているが、このような番組にパク・ジニョンやRAINのような若者が出演することで、放送を見る年齢の境界が無くなってきていることも事実だ。
この前例を打ち立てたのが、TWICE(トゥワイス)でもある。彼女たちは、全国各地の農漁村や特産物、名物を紹介する番組『6時、私の故郷』に出演。当時、TWICEとはミスマッチな番組だと言われていたが、「なぜ彼女たちがその番組に出るの?」と大きな関心を呼び、シニア世代にも顔とグループ名が知れ渡り、幅広いファン層を確保して成功を収めた。
(関連記事)Nizi Project 戦略家 JYP、TWICEをアメリカではなく’畑’に送った理由
シニア世代を攻略するというパク・ジニョンの生き肝を抜く戦略は、まさに”内需拡大”と言えるのではないだろうか。トロットが若者の関心と人気を引き寄せることに成功したように、シニア世代にもJYPの音楽が受け入れられる可能性があると判断して、すぐさま実行する行動力も見事だ。
放送を通じて世代の壁を無くし、全ての世代が共有できるエンターテインメントを形成しようとする彼の”逆発想”に、学ぶべき点が多々あると感じる。
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