韓国のバラエティー番組『ラジオスター』にJYPエンターテインメントの創業者であるパク・ジニョン(J.Y.Park)が出演し、”Nizi Project(虹プロ)”から誕生したガールズグループ”NiziU”の”アイドル国籍”について語った。

JYPエンターテインメント(以下、JYP)の創業者でありCCO(クリエイティブ総括責任者)のパク·ジニョン(J.Y.Park)が、NiziU(ニジュー)に対し「外国の歌手ではない」と自らの意見を明らかにした。

パク・ジニョンが『ラジオスター』に出演した

『ラジオスター』に出演した、パク・ジニョン、ソンミ、作曲家キム・ヒョンソク(画像出典:MBC『ラジオスター』HP)

12日に放送されたMBCバラエティー番組『ラジオスター』では、パク・ジニョンをはじめ、歌手のソンミ、作曲家のキム・ヒョンソクらが出演し『あなたの師匠は誰?』というトピックのもとトークを繰り広げた。

パク・ジニョンが率いるJYPは現在、時価総額が1兆ウォンを超え、業界ライバルのSMエンターテインメントとYGエンターテインメントを抜いてトップの座に就いている。このような躍進について、パク·ジニョンは「JYP社員も、アーティストも”私たちがトップ”と自慢に思う瞬間から業績は落ち込む」とし「実は2位が一番良い状態。トップに上がることより、トップを守り続けることが難しい。万全な準備ができていなければならないのに、JYPはまだ不安要素が多い」と複雑な心境を伝えた。

パク・ジニョンが虹プロジェクトについて語った

虹プロジェクトについて語るパク・ジニョン(写真提供:©スポーツ韓国、画像出典:MBC『ラジオスター』)

株価上昇の立役者として、NiziUの成功的なローンチを挙げたパク・ジニョンは「(NiziUのおかげで)急に時価総額が上がった」とし「虹プロジェクトを計画したのは10年前だ」と述べた。

続けて「1.韓国人メンバーだけでグループをローンチする 2.一部外国人メンバーを交えてグループをローンチする 3.外国人メンバーだけのグループをローンチする、という3段階計画だった」と打ち明け、「最後の3段階目の計画に(韓国国内から)少なからず抵抗があると思っていた」と、NiziUに対する懸念に言及。

パク·ジニョンは「K-POPは韓国人アーティストのみでやるべき。国外に流出してはならない」という否定的な意見に対し「国籍が外国であっても、外国人歌手とは言えない。なぜならNiziUメンバーは、9人ともJYPと契約したJYP所属の歌手だからだ」と述べた。

更に「韓国(エンタ)企業は”韓国人だけで構成されたグループをやれ”もしくは、”韓国人メンバーが50%以上のグループをやれ”(と言われる)。 そうなると、私たちの成長には限界が生じる。世界的な会社になりたいのに‥」とし「現在SM、JYP、YGの時価総額をすべて合わせても、アメリカのメジャーエンタメ企業1社の10分の1にも満たない。世界的なエンタメ企業になるには、日本やメキシコ、アメリカの歌手を手掛けなければならない」と語った。

NiziUは”韓国企業が手掛けた日本人メンバーによるK-POPグループ”(画像出典:NiziU Twitter)

そして彼は最後に「これらすべてを韓国企業がなしている」と述べ、”韓国企業が手掛けた日本人メンバーによるK-POPグループ”であることを強調し、NiziUにまつわる”アイドル国籍”議論に対し明確な意見を提示した。

以前Danmeeでも、”アイドル議論”に対する様々な意見を取り上げたことがある。

(関連記事) NiziUに思わぬ議論勃発? 彼女たちに問われる’ジャンル’というアイデンティティー

韓国の大衆評論家のカン・テギュは「NiziUの誕生は予見されていたものであり、K-POPの拡張性だ」と分析。そして「第1次K-POP世代は国内メンバーで構成、第2世代は海外メンバーと混成し現地への進出戦略に着手。そしてNiziUは、K-POPのローカライズで拡張された新たなパターンであり、K-POPやJ-POPという既成概念でカテゴライズするのではなく、海外市場を狙った新戦略だと見るのが正しい。彼女たちの活動を通して、K-POPというジャンルがどのような実を結ぶのかを示すことができる」と言及している。

K-POPは韓国人だけのもの、という21世紀に漂う”文化鎖国主義”と”血統至上主義”と捉えられる思想は、やがてK-POPの自滅を導くに違いない。パク・ジニョンは、遠大な計画を持ちながらも、K-POPが直面する危機に焦り、偏向した韓国人の意識に警鐘を鳴らしているのだ。




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