IVE(アイヴ)のユジンがバラエティーで見事な活躍を見せている。かわいらしいビジュアルからは想像できない、バラエティーセンスを持つユジンに、あの有名なナ·ヨンソクPDも舌を巻いているようだ。キャスティングをした制作陣も思わぬ、誤算となったようだ。今や、IVEにとっても大きな存在となっている。

あのナ・ヨンソクPDが、「キャスティングミスを起こした」と韓国ネットで話題となっている。

『ELEVEN』や『LOVE DIVE』で輝かしい功績を残し、人気を証明しているIVE

『ELEVEN』や『LOVE DIVE』で輝かしい功績を残し、人気を証明しているIVE(画像出典:IVE 公式Instagram)

その話題の人物は、IVE(アイヴ)のメンバー ユジンだ。どうやら彼女は、ナPDの予想していた姿とは違う形で、見事な活躍を見せているようだ。

IVEと言えば、K-POP第4世代を代表するガールズグループだが、TVなどメディアが取り上げる話題の中心は、センターを務めるウォニョンだ。

ウォニョンは、もともとIZ*ONE(アイズワン)としてデビューし活躍していたため、グループ内でも知名度は抜群。現在は、KBS 2TVの人気音楽番組『ミュージックバンク』のMCも務めている。

しかし、もう一人ウォニョンと一緒にIZ*ONEで活躍後、IVEとなったメンバーがいる。それが今回の話題の主役、IVEのリーダーを務めているユジンだ。

彼女が今、ウォニョンを凌ぐ活躍ぶりを見せていると注目を浴びている。

アン・ユジン

アン・ユジン(画像出典:アン・ユジン インスタグラム)

彼女が話題となったきっかけは、tvNのバラエティー『ピョンピョン地球娯楽室(以下、地球娯楽室)』という番組だ。

これは、日本でも”ナPD”として知られている、ナ・ヨンソクPDが演出する最新作で、月の惑星から地球に逃げてきたウサギを探し出すため、タイを舞台に4人の女戦士たちがあらゆるミッションに挑戦するというもの。

ユジンは、その女戦士の1人として出演しており、ナPDの番組ではお馴染みの、食べ物やお小遣いを賭けた数々のミッションに挑んでいる。

番組制作陣は当初、ユジンを”アイドル枠”としてキャスティングし、番組を華やかにする”末っ子キャラ”をイメージしていたようだ。

しかし、いざ番組が始まると、彼女は制作陣の意図とは異なるキャラクターを見せる。

なんと彼女は、番組内でバラエティー担当としてのポジションを確立させ、今や『地球娯楽室』最大の収穫とまで言われるほどの存在感を見せているのだ。

その理由は、ユジンの「澄んだ眼差しから覗く、ほのかな狂気」が、大きな笑いのポイントになっているという。

例えば、ランダムプレイダンスに挑戦したユジンは、他の出演者が慌ただしく動く中でも、アイドルらしくエンディング妖精になるためにカメラを死守したり、邪魔をされても負けずに最後までエンディングをあきらめない姿など、かわいらしいビジュアルの中に潜む、強いまなざしが見え隠れしている。

また、これまでのナPDの番組と言えば、出演陣を当惑させる難しい”ミッション”が定番だが、ユジンは、機械と馴染みのある世代だけに、ミッションをスマホ一つで簡単に解決してしまう。

長くバラエティーを演出してきたナPDさえも予想できなかった、ユジンのスマートな解決策は、制作陣やナPDを当惑させ、視聴者の大きな笑いを誘ったようだ。

「ナさん、どうしたの?」新しいキャラクターを作り上げたユジン

「ナさん、どうしたの?」新しいキャラクターを作り上げたユジン(画像出典:tvN)

また、ユジンはスマートさとともに、センスあふれる瞬発力で、制作陣の弱点をも見逃さない。

若者たちがよく使う”新造語”に慣れていない制作陣が、誤った問題を出すと、誰よりも早くミスに気づき、ナPDに向かって「땡/テン!」と叫ぶ。

この「땡/テン」は、日本語だと「ブー」「ブッブー」という”はずれ”を表す擬音語で、クイズの不正解者に、ナPDが容赦なく「テン!」と言い放つのが定番となっている。

ユジンは、このナPDにも臆さずに、堂々とした姿を披露し、バラエティーセンスを見せつけた。

さらにユジンは、2000年代のブームを見事に再現し、韓国ネットの話題を集めた。

ユジンは、Y2Kファッションがコンセプトの衣装を完璧に着こなし、当時の流行語など2000年代の感性を完璧に再現して見せた。

この時、ユジンが手の甲で口を覆う別名「パン・ユニポーズ」を披露するのだが、このポースは韓国アイドルの間で流行り、注目を集めている。

「パン・ユニポーズ」の復活!

「パン・ユニポーズ」の復活!(画像出典:tvN)

このようにユジンが『地球娯楽室』で見せた活躍により、彼女はナPDが発掘した”今年のバラエティー原石”として話題となった。

「逸材を誕生させた、ナPDはさすが!」という声も上がっているが、何よりも制作陣の予想を良い意味で裏切った、ユジンのポテンシャルの高さに多くの視聴者が衝撃を受けている。

グループ内のメディア露出の”格差”が囁かれていたIVE。特に、テレビ出演頻度の多いウォニョンが、世間のスポットライトを独り占めしたのも事実。

現在ユジンは、IVEにとっても、ウォニョンをけん制(?)する存在に急浮上している。

(関連記事)IVE ユジンほか出演「ピョンピョン地球娯楽室」9/18より日本初放送!

(構成:酒井知亜)






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