2PMメンバーのイ・ジュノへ、悪質な書き込みやデマを流布した投稿者に対し、所属事務所であるJYPエンターテインメントは“告訴”という強硬姿勢を見せた。韓国ネットでは「よくやった!」と事務所を称賛する声が上がっている。また今回、イ・ジュノが攻撃を受けていた事実を知り、驚いた人も多かったようだ。
2PM(ツーピーエム)メンバーのイ・ジュノへ、ネット上で悪質な書き込みやデマの流布をしたユーザーに対し、事務所が強硬姿勢を見せた。
これには韓国ネットで、彼の所属事務所であるJYPエンターテインメント(以下、JYP)を称賛する声が上がっている。
8月24日、JYPは公式SNSを通して「当社はアーティストに対する虚偽事実およびデマの流布、その他悪質コメントに対する強硬な法的措置方針を公示した」とし、「依然として、アーティストに対する虚偽事実及びデマ流布で、名誉や人格を傷付ける行為が続いており、最近さらに深刻であることを確認した」と明かした。
そして「当社はこのような行為に対する徹底したモニタリング、またファンの皆様が送ってくださる情報提供を慎重に検討した結果、深刻性を十分に認知し、長期間収集した証拠をもとに告訴状を提出した。併せて、複数の法律事務所を通じてより強力な対応策も議論中だ」と報告している。
今回の悪質なネットユーザーに対し“告訴”という強い姿勢を取ったJYPの行動が、現在韓国ネットで称賛されている。
韓国に限ったことではないが、SNSなどでは有名人をターゲットにした誹謗中傷や悪質コメントの攻撃行為が後を絶たない。そのため、事務所側がこれらの行為に対し「法的措置を取る」と警告するニュースを度々目にする。
常習的に中傷行為を受けたことにより、心身ともに健康を害し、活動を休止せざるを得ないアイドルが多いためだ。
しかしJYPは今回、“警告”で終わらず告訴に踏み切るというアクションを起こし、悪質行為に正々堂々と立ち向かった。
これにはネットユーザーが「JYP、よくやった!」「さすがJYP、会社の体制がしっかりしてる」「JYPは安心できる」という反応を見せている。
また「“悪質コメントは告訴する”という、事務所の対応は無条件に応援する」「強硬対応に賛成」「告訴ファイティン!」など、法的措置を歓迎するコメントも多く見られた。
一方で、今回の事務所の発表に「イ・ジュノに悪質コメント?」と、彼が被害を受けていることに驚きを見せた人もいたようだ。
その理由は、最近のイ・ジュノの活躍ぶりを見れば、納得できる。
イ・ジュノは軍服務中、2015年に2PMがリリースした『My House』が逆走行したことで大きな話題を集め、本人不在の中さらなるファンを獲得。
そして、除隊後に主演を務めたMBCドラマ『赤い袖先(原題/袖先赤いクットン)』で爆発的人気を集め、俳優としての確固たる地位を確立。
その演技力が認められ、去る5月に韓国で開かれた『第58回 百想芸術大賞』では、“TV部門 男性最優秀演技賞”と“TikTok人気賞”の2冠に輝いている。
8月12日~14日には、韓国でファンコンサートを開催、同月の20日と21日には日本武道館でもコンサートを行い、通算100回目のソロ公演を達成するなど、歌手としての人気も証明している。
現在は多くの広告モデルも務めており、最近では、人気スターが起用されるロッテ免税店のイメージキャラクターに起用された。
そんなイ・ジュノに対し、韓国のオンラインコミュニティーでは、
「なぜジュノを狙ったの? 何も責めるところがないじゃん」
「ジュノも悪質な書き込みに悩まされているんだ。なんの議論も生まれない(平和な)人だと思ってた」
「演技も歌も、全部真面目にやっているのに、悪口なんて言うことある?」
「一生懸命に活動しているジュノを攻撃するな!」
「大人気だからこそ、それを妬む悪質コメントが多くなったのかな?」
など、驚きの反応を見せている。
(構成:酒井知亜)
2PM
2008年9月4日にデビューした韓国の6人組ボーイズグループ2PM。JYPエンターテインメント所属。
Mnetの新人育成番組’熱血男児’で集められたJYPE練習生の新グループ結成までの過酷なトレーニングなどが放送され、デビュー前より注目された。2PMというグループ名の由来は、「1日の中で最も活動的な午後2時に聞きたい音楽」をコンセプトに名付けられた。2009年にメンバーのパク・ジェボム(ハングル 박재범)が脱退したため、現在は6人で活動している。
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