• 韓国国内である衝撃の事実が明らかとなり、世間の注目を集めている。
  • 話題となっているのはある官能的なファンタジー小説だ。実はこの小説を書いたのは韓国の政治家であるチャン・イェチャン。小説の中には歌手のIUを彷彿とさせる人物が登場しており、世間からはIUを性的対象化したと批判が寄せられている。
  • 今回はそんな韓国政治家が過去に書いた小説の内容や、騒動に対する弁明をご紹介する。
韓国であるファンタジー小説が話題となっている

韓国であるファンタジー小説が話題となっている(画像出典:IU 公式Instagram)

韓国国内である衝撃の事実が明らかとなり、世間の注目を集めている。

話題になっているのは、ある官能的なファンタジー小説。なんと小説の中には歌手のIU(アイユー)を彷彿とさせる人物が登場する。

さらにその小説を書き下ろした張本人は韓国の現役政治家であり、若手政治家として活躍している人物であることから、世間にさらなる衝撃を与えているのだ。

今回はそんな韓国政治家が過去に書いた小説の内容や、騒動に対する反応をご紹介する。

 IUが官能小説に登場?

”国民の妹”と称され韓国で長年愛される歌手のIU(イ・ジウン)。

歌手のIUは”国民の妹”として長年愛されている

”国民の妹”として長年愛されている歌手のIU(画像出典:IU 公式Instagram)

韓国では現在、ある官能小説が注目を浴びており、IUを性的対象化したとして非難の声が寄せられている。

その小説は2015年4月から2016年12月13日までにネット上で公開された、ファンタジー小説の『江南華佗』。

ストーリーには主人公の男性韓医師が不治の病にかかった女性俳優に性的な治療を行い、さらに声帯異常に悩む女性歌手を治療した後、交際に至るという内容が盛り込まれている。

そんな小説に登場する女性歌手の名前は”イ・ジウン”。

この名前はIUの本名であることでも知られている。

ファンタジー小説にはIUの楽曲の歌詞がセリフで登場する

IUの楽曲の歌詞がセリフで登場するファンタジー小説(画像出典:イ・ジュンソク前代表 公式Facebook)

さらに小説内には、3段高音が印象的なIUの人気曲『Good Day』の歌詞の一部、”I’m in my dream”を使用したセリフが登場。

該当するセリフの後には「イ・ジウンが頬を赤らめながら、3段高音を完璧に消化した」と文章が続き、この表現からIUのイメージを思い浮かべる人も少なくない。

IUを直接的に侮辱する表現は含まれていないものの、性的描写が多いストーリー設定であることから、ネット上では「IUを彷彿とさせ、彼女を性的対象化した」と批判の声が上がっている。

作者は韓国の有名政治家

世間をさらに驚かせたのは、この小説の作者が韓国で活躍する現役の政治家であったという事実だ。

”国民の力”の所属する政治家のチャン・イェチャンはファンタジー小説の作者

ファンタジー小説の作者であり”国民の力”の所属する政治家のチャン・イェチャン(画像出典:韓国オンラインコミュニティー)

小説を書いたのは、韓国与党”国民の力”の主要ポストを務めるチャン・イェチャン​​。

彼は現在、大統領支持派の親尹陣営から熱い支持を受けており、青年最高委員候補としても名を広めている。

若手政治家として精力的に活動を行い、熱い支持を得ていた人物であるからこそ、世間には大きな衝撃が走ったようだ。

騒動に対する本人や党の反応

韓国国内で物議が広がり、チャン・イェチャンは自身のフェイスブックでコメントを発表している。

チャン・イェチャンは自身のフェイスブックでコメントを出した

自身のフェイスブックでコメントを出したチャン・イェチャン(画像出典:チャン・イェチャン前代表 公式Facebook)

彼は物語がフィクションであると主張し、「私がタク・ヒョンミンのようにエッセイで下品なことを言いましたか?イ・ジェミョンの息子のように、コメントで女性芸能人にセクハラをしましたか?」「小説の内容で攻撃を受けるという、呆れる出来事が起こるとは思いもしませんでした」と立場を明らかにした。

さらに彼は自身の経歴と共に、映画やドラマなどのコンテンツについても言及。

「現在、映画やドラマを作ったり、演出している監督、作家、俳優はみな、社会的な物議を起こす人物ですか?」「私はウェブ小説やウェブトゥーンの作家として活動していた経歴が誇らしく、文化芸術に対する政治権の偏見に立ち向かい、新たな領域を開拓していきます」と強調している。

”国民の力”のイ・ジュンソク前代表はこの騒動を踏まえ、チャン・イェチャンに対する皮肉と共に、IUのファンに謝罪。

彼はフェイスブックを更新し、「IUのファンダムの逆鱗に触れると、総選挙が危険になる」「生きていくために官能小説の作家はできるけど、IUのファンダムを動かしたら困ってしまう」「IUファンのみなさん、申し訳ありません。”国民の力”を憎まないでください。ただ候補1人の行動です」とコメントを残している。

松原紗乃

K-POPや韓国ドラマ関連の記事を投稿している松原紗乃です。日頃から韓国芸能情報をチェックし、アイドルの活躍や新ドラマの配信を楽しみにしています。トレンドを通して、韓国文化の魅力を伝えられるような記事執筆を心掛けています。

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