韓国の最初のプロジェクトグループとして話題を集めたI.O.I(アイオーアイ)。今年の秋にカムバックを控える中で、同じ「プロデュース」シリーズとして活動中のIZ*ONE(アイズワン)との差別化が成功へのカギとなる..

K-POPガールズグループ I.O.I(アイオーアイ)が、再結成を発表しファンたちとの約束を守ることになったが、カムバックが難航しているという。

アイオーアイ IOI カムバ

今年10月にカムバックするI.O.I(画像出典:I.O.I official Instagram)

制作会社スタジオブルーと、マネージメントを引き受けることになったSWINGエンターテイメント側は「I.O.Iは、9人組でのカムバックを最終確定した」とし「今年10月にニューアルバムのリリースを目標に本格的な活動に乗り出す計画だ」と明らかにした。

先月、YGエンターテインメントの傘下であるTHE BLACK LABELでデビューシングル「BIRTHDAY」をリリースしたチョン・ソミと、宇宙少女で活動しているユ・ヨンジョンはI.O.Iには合流しないという。

再結成という嬉しい便りが伝えられたのも束の間で、I.O.Iは最近、ミュージックビデオの撮影が失敗に終わり先行きが不透明となっている。

カムバックを3ヶ月後に控えている中、タイトル曲として内定した曲で練習をしていたが「インパクトがない」というメンバーたちの意見に、曲の選定から原点に戻ることになったと伝えられた。

ミュージックビデオ撮影のスケジュールを持ち越したが、正確なスケジュールは未定だ。

I.O.Iは解散後、9人のメンバーたちの個人的な力量がそれぞれ成長し、「プロデュース シリーズ」最初のプロジェクトグループとして関心を集めている一方で、現在活動中のIZ*ONE(アイズワン)と下半期にデビューする「プロデュースX101」のグループ活動と重なるため、勝負に打ち勝つためには大きな戦略が必要とされる。

特に同じ「プロデュース シリーズ」として出発した後輩であるIZ*ONEとの差別化が、成功に繋がる大きなカギになるものと見られる。

izone アイズワン 日韓

日韓で爆発的な人気を誇るIZ*ONE(画像出典:IZ*ONE official Twitter)

IZ*ONEは、昨年AKB48と合作して制作された「プロデュース48」で、視聴率と話題性は以前のシーズンに比べて低調だったものの、デビュー後に大きな話題を集めてシリーズの底力を見せつけた。

現在では、ガールズグループとして初めて日本・オリコン上半期ランキング2019の「アーティスト別セールス」部門で、総売上金額5.1億円を記録し新人グループの売上金額1位を占めた。

韓国のある芸能関係者は「アイドルはファンたちに信頼を与えることが重要で、既にI.O.Iのファンたちの多くはIZ*ONEに移動している状況だ」と明らかにした。

このような状況下で今回再結成をするI.O.Iは、IZ*ONEとの差別化を図り、以前の栄光を取り戻すことができるのか注目されている。

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