警察官に賄賂(わいろ)を持ちかけた容疑、不法撮影した動画を共有した容疑で裁判にかけられているFTISLAND(エフティーアイランド)の元メンバー チェ・ジョンフンの控訴審が行われ、彼の弁護人が善処を訴えている。

“信仰生活をしながら奉仕して生きていく”

FTISLAND(エフティーアイランド)の元メンバー チェ・ジョンフン側が善処を訴えている。

チェジョンフン

チェ・ジョンフン(写真提供:©スポーツ韓国)

チェ・ジョンフンは、2016年に飲酒運転で捕まった際、取り締まっていた警察官に「200万ウォン(約20万円)を渡すので見逃してほしい」という意思を表明した容疑と、相手の同意なしで動画を撮影し、これを団体チャットルームで何度も流布した容疑を受けている。

一審で懲役1年・執行猶予2年を宣告されたが、チェ・ジョンフン側は「賄賂を渡す意志はなく、一時的に状況をまぬがれようとしただけ」と主張し控訴した。

6月18日、ソウル中央地方法院で開かれた二審(控訴審)で、チェ・ジョンフンは「私は現在別件で拘束されていますが、本事件に対して罪悪感を感じて反省しています。毎日噛みしめながら、どれくらい愚かで誤った行動をしたのか悔いています」とし「これにより夢を根こそぎ奪われましたが、私が犯した罪を考えれば当然耐えることだと思います」と伝えた。

この日、検察が一審と同じ量刑を求刑をすると、チェ・ジョンフン側の弁護人は「法が許する限り最大限の善処を望む」と伝えた。

弁護人は「賄賂供与の意志表示は、飲酒の取り締まり過程で偶発的に発生したことだ。金額もまた、200万ウォンという大きな金額ではなく、お金を取り出すなど積極的な行為もなかった。現行犯として逮捕された後も賄賂供与の意志表示はなかった。警察官もいたずらだと感じたほどだ」と述べた。

続けて、わいせつ物の流布容疑に対しては「深刻性を認知しており、それに伴う処罰を受けなければならないという点は分かる」としながらも、「チョン・ジュニョンなどのトークルームの参加者が何度もわいせつ物を流布したことに比べると、一度上げたことに過ぎない。チェ氏は最小限の良心を持って相手が特定できないよう顔が露出しないように撮影した」と強調。

最後に「チェ氏は、バーニングサンの事態以後、反省していて芸能界も引退した」とし、別件である特殊準強姦容疑で懲役を求刑されたが、被害者と円満に和解した点、出所後も信仰生活をしながら奉仕して生きると念を押している点を上げて善処を訴えた。

チェ・ジョンフンは、この事件とは別件で、同僚歌手チョン・ジュニョンなどと共に、2016年江原(カンウォン)などで酒に酔った女性を集団で性暴行した容疑でも拘束起訴されており、控訴審で懲役2年6ヶ月の実刑を宣告された。この事件は大法院(最高裁判所)の最終判決を控えている。

(関連記事)元FTISLAND チェ・ジョンフン「恩恵か、処罰か?」思わぬ形で軍免除された理由

チェ・ジョンフンの報道を耳にした一部のネットユーザーからは「ジョンフンは確かに良くないことをした。でもジョンフンという一人の人間を全否定しないでほしい」という声が聞かれた一方で、「信仰生活?罪を神様に謝罪するの?被害者にするべきでしょう」「神様も君は受け入れてくれないかも..」「相手が特定できないよう顔が出ないように撮影したことが良心?撮影していた時点でアウトでしょ」「人は簡単に変わらない。本当に反省しているなら、信仰生活をせずに刑を受けるべき」など、辛辣なコメントが寄せられている。



チェ・ジョンフンに対する宣告公判は7月23日に開かれる予定だ。

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