ジョン・ヨンファ(from CNBLUE)が、昨年秋に開催したソロライブツアーのアンコール公演『JUNG YONG HWA JAPAN CONCERT @X-MAS ~WELCOME TO THE Y’S CITY~』をクリスマスイブである12月24日、神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールで昼夜2公演行った。ここでは夜公演の模様をレポートする。
CNBLUE(シーエヌブルー)のジョン・ヨンファが、昨年秋に開催したソロライブツアーのアンコール公演『JUNG YONG HWA JAPAN CONCERT @X-MAS ~WELCOME TO THE Y’S CITY~』をクリスマスイブである12月24日、神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールで昼夜2公演行った。
昨年秋に開催したソロライブツアーは、2020年にリリースした3rdソロアルバム『FEEL THE Y’S CITY』を携えたツアーで、コロナ禍のため2年半延期されていたものだ。
今回のアンコール公演は『@X-MAS』というだけに、初披露曲、新アレンジ曲満載の秋ツアーから、楽曲や演出がクリスマスバージョンに変わったスペシャルなものになった。
まずはオープニング、ヨンファが扉を開けてファンを迎え入れてくれる演出VTRが、クリスマスムードがあふれたものに。
そして、ビッグバンドが奏でる華やかなインスト曲『WELCOME TO THE Y’S CITY』に乗って扉の向こうから登場したヨンファの衣装は、聖夜のための正装、タキシードに!
そこからアルバムのリード曲『The Moment』の軽やかなスウィング・ジャズでエンターテイナーのショーが始まった。11月に行った『CNBLUE AUTUMN CONCERT 2022 ~LET IT SHINE~』でのロックバンドのボーカリスト ヨンファとは全く異なる表情を見せる。
「メリークリスマス! クリスマスイブにヨンファの街、Y’S CITYで皆さんにまたお会いできて、本当にうれしいです。今日は僕にとって、皆さんからもらうクリスマスプレゼントみたいなライブです。CNBLUEのツアーが終わってから忙しかったけれど、今日のために精いっぱい、クリスマス仕様を施したライブを心をこめて作りました。ご堪能ください」とかしこまって挨拶。
アルバム『FEEL THE Y’S CITY』は、世界のさまざまな都市を旅するイメージで、ヨンファの仮想都市<Y’S CITY>を作り上げたもの。
都市の高層ビルをイメージしたセットを「クリスマスだからイルミネーションを付けました。今日もヨンファの街Y’S CITYに皆さんを誘います!」とトークも弾む。
『Summer Night In Heaven』では軽やかなラップも飛び出し、ビッグバンドアレンジが施された『Checkmate』で会場を盛り上げると、「完璧でーす! やっぱりライブは最高です」と満足げ。
「これまでソロアルバムを3枚出しましたが、どの曲も自分の分身。全部愛しい。僕の分身を愛して聴いてもらえると嬉しいです。皆さんも僕の分身です」と言って上着を脱ぐと会場から「カッコいい!」という声が上り、「はずかしい」と照れる場面も。
「皆さんが僕のエネルギーです!」と言って気を集めるポーズをして歌い出したのは、『Energy』。会場中が一斉に手を左右に振る圧巻の『Melody』で一体感は最高潮に。
中盤は、今回だけの選曲となるクリスマスソングのコーナー。シャンシャンという鐘の音の響きにのってハミングが響くと、『Ring』の始まり。続けてライトなジャズにアレンジされた『Santa Claus Is Coming To Town』を高らかに歌い上げた。
「クリスマスにピッタリな2曲。恋人、家族、友だちと過ごすクリスマスがありますが、僕は皆さんと過ごすクリスマスが幸せです」と言うと、近況を報告。
「『FNC KINGDOM』で事務所の後輩と共演し、彼らの成長を感じたけれど、いつも“負けないぞ”、“僕が最高!”という気持ちを持って臨んでいます。今、CNBLUEとしてオーディション番組『THE IDOL BAND : BOY’S BATTLE』でバンドをプロデュースしていますが、若い才能に出会って、僕たちもCNBLUEの音楽に対してのモチベーションが上がっています。2023年は新曲を100曲くらい作りたいです! 他にも、若いバンドをプロデュースしたいし、CNBLUEもソロも頑張るし、CNBLUEはドームにも行きたいし! ジョン・ヨンファ、これまで以上に仕事に燃えてます! クレイジーになりたいです! このままいったら40歳のころにはめちゃくちゃいい男になっていると思います。俳優も大好きだけど、僕はやっぱり音楽の虜だなと思います」と熱く夢を語り、その熱を持って『Life is a Party』と『That Girl』に臨んだ。
除隊してからソロアルバム『FEEL THE Y’S CITY』をリリース。ようやく活動再開かと思ったところにコロナ禍で来日ができない日々が続いた。
「7月にやっと日本に来られて、CNBLUEとしてライブができた。2022年は、僕たちにとって再会の年でした。ミンヒョクが“ただいまー!”と言って、みなさんが“おかえりー!”と言ってくれたけれど、その声が僕たちの不安を全部吹き飛ばしてくれました」と心情を語る。
そして「『FEEL THE Y’S CITY』は挑戦でした。ジャズ、ビッグバンドをライブでやりたいという想いを具現化できた。思い入れのある曲を最後にまとめました」と『Fire & Rain』から『Summer Dream』までをいっきに駆け抜けた。
アンコールは、入隊中にファンを思って書いたバラード曲『Letter』から。「一言言わせてもらうなら、感無量です。感謝の気持ちをこの「Letter」に込めました。どのライブでも、“楽しい”、“幸せ”と言いましたが、僕は、音楽の虜。一生抜け出せない。ジョン・ヨンファ=CNBLUE、ジョン・ヨンファ=音楽と言っても過言ではない。そしてジョン・ヨンファ=BOICE(CNBLUEファン)です。分身だから。困難や苦難、壁もがむしゃらに乗り越えてきたからこう思います。音楽ができるだけで幸せだと。当たり前のことが当たり前じゃないと気付いた僕たちがやるべきことはシンプルです。いい音楽を作って、みなさんといいライブをする。そして夢に向かって一歩一歩進むだけ。これからのCNBLUEとジョン・ヨンファをどうぞ宜しくお願いします! 絶対に夢を掴みます。信じて付いてきてください。2023年はたくさんライブするって決めました! ドームまで全力で行きます。絶対一緒に行きましょう!」と決意を語り、『One Fine Day』を最後に歌いあげた。
「再会の年」という2022年。いつになく饒舌なヨンファがいた。2023年、彼とCNBLUEの目指す東京ドームへの道は続く。きっと彼は宣言通り、あきらめずに目的地まで到達してくれるだろう。
CNBLUEは現在、TBSと韓国SBSグループとタッグを組み、グローバルデビューに向けた日韓合同アイドルボーイズバンド結成プロジェクト『THE IDOL BAND : BOY’S BATTLE』(毎週土曜:TBS、毎週日曜:TBSチャンネルで放送。TVer、TBS FREE、GYAO!、Yahoo!、Paraviでも配信)にプロデューサーとして出演中。さらに、2月にドラマー・ミンヒョクのソロファンミーティング『KANG MIN HYUK Solo Fanmeeting In Japan 2023 – STAR –』、そして4月からはCNBLUEの10年ぶりのライブハウスツアーとなる『CNBLUE ZEPP TOUR 2023 ~CALLING~』の開催が決定している。メンバーたちの希望により実現した日本イベント、ぜひ楽しんで頂きたい。
(取材・文/坂本ゆかり)
『KANG MIN HYUK Solo Fanmeeting In Japan 2023 – STAR –』
<東京>中野サンプラザホール
2023年2月15日(水) 昼公演 14:00開場 15:00開演 / 夜公演 18:00開場 19:00開演
<大阪>オリックス劇場
2023年2月21日(火) 昼公演 14:00開場 15:00開演 / 夜公演 18:00開場 19:00開演
『CNBLUE ZEPP TOUR 2023 ~CALLING~』
<名古屋>Zepp Nagoya
2023年4月3日(月) 18:00開場 / 19:00開演
2023年4月4日(火) 18:00開場 / 19:00開演
<札幌>Zepp Sapporo
2023年4月7日(金) 18:00開場 / 19:00開演
2023年4月8日(土) 17:00開場 / 18:00開演
<大阪>Zepp Osaka Bayside
2023年4月13日(木) 18:00開場 / 19:00開演
2023年4月14日(金) 18:00開場 / 19:00開演
<福岡>Zepp Fukuoka
2023年4月18日(火) 18:00開場 / 19:00開演
2023年4月19日(水) 18:00開場 / 19:00開演
<横浜>パシフィコ横浜国立大ホール
2023年5月3日(水・祝) 15:00開場 / 16:00開演
2023年5月4日(木・祝) 15:00開場 / 16:00開演
※チケットなどの詳細は、公式ホームページよりご覧ください。
CNBLUE Japan Official Website https://www.cnblue-official.jp
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