• EXOシウミンの「ミュージックバンク」出演が実現せず、MCモンがSMエンタやKBSに強い不満を表明した。
  • MCモンはSMエンタを「孤立した島」に例え、業界の秩序を乱していると批判した。
  • INB100はKBSの出演制限を不公正だと非難し、今後の対応次第で業界全体に影響を及ぼす可能性があると示唆した。
EXOシウミン

EXOシウミン(写真=©TOPSTAR NEWS)

韓国の音楽業界で大きな論争が巻き起こっているようだ。EXOのシウミンがKBSの音楽番組『ミュージックバンク』への出演が実現しなかったことを受け、MCモンがSMエンターテインメント(以下、SM)およびKBSに対し強い不満を表明した。

MCモンは自身のSNSを通じて、SMエンタに対する批判的なメッセージを投稿したという。その中で、「スム(슴)」という言葉に言及し、韓国の一部地域で「ソム(섬)」、つまり「島」を意味する方言であることを示した上で、SMを「孤立した島」と例えた。これは、SMエンタが業界の秩序を乱し、独自の利益と方針を優先するあまり、他の事務所やアーティストとの調和を欠いているとする批判と見られる。

さらに、MCモンは「本当に君たちの名前(SM=スム)の通りだ。うちに来て謝ったことは覚えてるだろう?君たちだけで島に閉じこもって、とても野蛮で暴力的なことばかりしているんだな。大人として恥ずかしいだろう、これは」と厳しい言葉を投げかけた。

また、特定の人物に対して「お前は蛇よりも劣る。善良ぶって、良い人のふりをして、弱い者いじめをする。年を取って、君たちが権力を使って校内暴力よりもひどいことをしている」と批判し、録音データの存在を示唆しながらも公開を検討中であると述べ、あたかも最終警告するかのように見受けられる。

また、MCモンはSMエンタの精算問題にも触れ「2025年になっても精算書一枚出せないような奴らが。本当にスムらしい。獣のようだ」と、SMエンタの管理体制に対する不信感を露わにした。これらの投稿はすでに削除されているが、音楽業界内でのSMエンタの影響力や慣習に疑問を投げかける内容として注目を集めている。

一方、シウミンのソロ活動を支援するINB100の親会社であるOne Hundredは、KBSから「SMエンターテインメントのアーティストが出演する番組にシウミンの同時出演は不可能である」と非公式に通告を受けたことを明かした。この決定に対し、One Hundredは「公営放送局が音楽やその他の理由ではなく、特定の事務所との利害関係のために放送を遮断したものと考えている」と批判。KBSが特定の事務所の意向を優先し、放送出演を制限している可能性を指摘した。

さらに、One Hundredは「当社アーティストを取り巻く不公正な状況が続くならば、当社のアーティストはSMエンターテインメントのアーティストがアルバム活動をする週には音楽番組に出演できない状況が繰り返されるしかない」との懸念を示している。また、「シウミンをはじめとする他のアーティストたちの『ミュージックバンク』出演も容易ではない状況にしてしまったKBSに関して、公正であるよう絶えず努力し、今後もこのような不公正な慣行によって数多くのアーティストが被害を受けることのないよう最善を尽くす」と表明した。

今回の騒動は、韓国の音楽業界における事務所間の力関係や、放送局との関係に改めて注目を集めるものとなったようだ。今後の対応次第では、さらに業界全体に波紋を広げる可能性もありそうだ。

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