EXO(エクソ)のメンバー チェンの脱退を支持する一部のファンたちが、性教育専門機関に寄付を行った。機関側は一度寄付を受けたが結局全額返金したという。チェン脱退支持のファンと機関側の意見のすれ違いとは..
EXO(エクソ)のメンバー チェン(本名 キム・ジョンデ)の脱退を要求する一部のファンたちの寄付金が返金された。
EXO チェン（画像出典：EXO Instagram）
4月21日、チェンの脱退を支持する‘チェン脱退支持EXO-L ACE連合’は、ツイッターを通じて「私たちの連合名で青少年性教育センターに100万ウォン(約10万円)を寄託しました」と、寄付した写真と共に文章を公開した。
続けて「1月13日、アイドルグループの一員であるチェンが、結婚の報告と共に婚前妊娠の事実を知らせました」とし「その後ファンたちの中で‘婚前妊娠をしても、責任さえ負えば大丈夫’という危険な考えをする若いファンたちが増えました」と伝えた。
連合側は「アイドルグループは、多くのファンたちに大きな影響を及ぼします」とし「私たちは青少年たちが婚前妊娠に対してしっかりと学んで欲しく、深く考えて欲しいという機会が持てるよう寄付をしました」と説明した。
しかし、4月24日、青少年性教育センター‘Tacteen(탁틴내일)’側は「チェンの脱退を支持する‘チェン脱退支持EXO-L ACE連合’の寄付金を全額返金処理をしました」と明らかにした。
Tacteen側は「初めは‘EXOのファンクラブです’と伝えながら、後援が可能なのか問い合わせが来たため、どのような目的なのか尋ねました」とコメント。
これに対し、連合側は「メンバーのうち1人が婚前妊娠によって結婚することになり、ファンたちの間で論議となりました」とし「歪んだ成人のイメージを与えてはいけないと思い‘婚前妊娠の予防および避妊教育’の目的で後援を決めました」と伝えたという。
Tacteenの教育方針は‘青少年たちが健全な性教育を通じてお互いに尊重し合い、望まない妊娠をしないための教育’を行っているため、婚前妊娠の予防だけのための性教育はしておらず、ファンクラブ側が望むような教育はできないと伝えた。
この方針を耳にした連合側は「それでは、婚前妊娠の予防教育ではなく健全な性教育の目的で後援をします」と伝えてきたため、Tacteen側は後援を受けたようだ。
しかし、結局連合側の本意が明らかとなり、Tacteen側は「私どもの意見によって教育を進めることに連合側が同意したと思いましたが、誰かを誹謗したり青少年を統制しようとする目的で集められた後援支援金ならば、私どもの機関の目的と合わないと決定し寄付金を返金しました」と伝えた。
今後の動きにも注目が集まっている..（画像出典：EXO Instagram）
チェンの脱退を要求する一部ファンの行動は今もなお続いており、チェン支持派との葛藤、さらに今後またどのような事態を巻き起こすことになるのか多くのメディアが注目している。
EXO
EXO(エクソ / ハングル 엑소)は、SMエンターテインメント所属の男性アイドルグループ。 韓国人が8人、中国人が4人の計12人で構成され、2012年4月8日に韓国と中国でデビューした。その後中国人メンバー3人が脱退して現在の9人体制になっている。
