韓国では、俳優として認識していた人物が実はアイドルだった‥ということはよくある話。EXOのD.Oもその一人ではないだろうか。グループでは美声を生かし、メインボーカルとして活躍している彼が“俳優 ド・ギョンス”の道を歩むことになった記念すべきドラマは、6年前に放送された『大丈夫、愛だ』だった。

私たちは“俳優 ド・ギョンス”を見出してくれたこの作品に感謝しなければならないだろう。

なぜなら、この作品がなければ彼の演技を目にする機会が、もっと遅かったかもしれないのだから。

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ディオさん、お元気ですか?

ギョンスさん、お元気ですか?(画像出典:EXO official Instagram)

少し大げさになってしまったが、2014年の7月15日はそんなEXOのD.O.でありド・ギョンスが演技に初挑戦したドラマ『大丈夫、愛だ』の制作発表会が行われた日なのである。現在は兵役中のため、彼の演技が観られないのは残念だが(軍ミュージカル『帰還』も新型コロナウイルスの影響で開幕が無期限延期)、彼のフィルモグラフィーを少し振り返ってみたい。

ド・ギョンスが俳優として活動を始めてから6年、意外にもドラマ出演数は少なく、『大丈夫、愛だ』をはじめ『EXO NEXT DOOR~私のお隣さんはEXO~』『君を憶えてる』(共に2015)、『ボクらのラブ・アカデミー』(2016)、『100日の郎君様』(2018)、『宇宙の星が』(特別出演・2019)の6作品のみ(ちなみに映画出演作は8本)。

それでもすべての作品において強烈な印象を残しているのは、やはり彼の持つ演技力の賜物だろう。

『大丈夫、愛だ』とは?

2014年7月に放送された本作は、『その冬、風邪が吹く』(2012)を手掛けた脚本家ノ・ヒギョン氏が『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』の監督を務めたキム・ギュテ氏とタッグを組んで制作され、心の病気を背負って生きる人々の人生と愛について描いたロマンチックラブコメディー。

豪華俳優陣に囲まれて記念ショットに応じるド・ギョンス。

コン・ヒョジンやチョ・インソンら豪華俳優陣に囲まれて記念ショットに応じるド・ギョンス。(画像出典:SBS)

ド・ギョンスはハン・ガンウ役を引き受け、ベストセラー作家のチャン・ジェヨル(チョ・インソン)を慕う小説家を夢見る青年として出演した。制作発表では「ガンウは明るく見えるが、内面に辛い記憶を持つ人間だ」と自身の役柄について説明し、初の芝居については「良い先輩、監督、脚本家の方たちと一緒に作品作りができて光栄だ。頑張って演じたい」と抱負を語った。

“人気アイドルが演技に挑戦する”という、名声ありきでキャスティングされたのではという疑惑ももちろん浮上したが、これをチョ・インソンが否定。「監督と作家がド・ギョンスという素晴らしい俳優を見つけてきた。彼と一緒のシーンがとても多い僕は、きっと今回のドラマを通して俳優としての可能性を見出してくれると思っている」と伝え、実際にその言葉通りになったのは周知の通りだ。

監督の指示に耳を傾けるド・ギョンス。

監督の指示に真剣な表情で耳を傾けるド・ギョンス。(画像出典:SBS)

ギョンスのシーンはほとんどチョ・インソンと一緒だった。

ギョンスの登場シーンの多くはチョ・インソンと一緒だった。(画像出典:SBS)

視聴率は爆発的人気には至らなかったものの、ド・ギョンスの演技力は視聴者の心をつかみ、『2014 APAN STAR AWARDS』では男性新人賞を受賞(ちなみに大賞はチョ・インソン)。

元々チョ・インソンの大ファンだったというド・ギョンスは、ドラマ終了後も共演者との縁を大切にしており、チョ・インソンらとお忍びで海外旅行に行く姿や、EXOの日本コンサートにチョ・インソンが足を運ぶ姿などが、たびたび韓国メディアで報じられている。

除隊後は、EXOの活動に加えて俳優活動も再開させるド・ギョンスの姿が、今から楽しみである。

チョ・インソンと別れのシーンは涙なくして見られない。(動画出典:YouTube SBS Drama)



EXO

EXO(エクソ / ハングル 엑소)は、SMエンターテインメント所属の男性アイドルグループ。 韓国人が8人、中国人が4人の計12人で構成され、2012年4月8日に韓国と中国でデビューした。その後、中国人メンバー3人が相次いで脱退し、現在は9人体制となっている。

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