tvNのリアルバラエティー『ソジンの家』 (画像出典：tvN 公式Instagram)

俳優パク・ソジュンやBTS(防弾少年団)のVなど、グローバルスターが出演中のtvNリアルバラエティー『ソジンの家』。

人気バラエティー『ユン食堂』シリーズの第4作目として制作された本番組は、韓国で2月24日から放送がスタート。

番組は、メキシコでトッポッキやキンパ、ラーメンといった韓国の屋台料理を提供するお店『ソジンの家』を営業する、彼らのリアルな奮闘ぶりが楽しめる内容となっている。

『ソジンの家』の従業員は、お客様が増えるとえくぼが深まる社長のイ・ソジン、客前でキンパ作りに励む理事のチョン・ユミ、てきぱきと厨房を仕切る部長のパク・ソジュン、そして忙しく動き回るインターンのチェ・ウシクとVの5人。

特にインターンの2人は、番組のムードメーカー的な存在として活躍中。脱インターンを目指す2人が、お互いの仕事ぶりや店への貢献度を比べ合い、けん制し合うシーンが笑いを誘う。

3月31日に放送された第6回の視聴率は、首都圏世帯基準平均10.8%、最高13%、全国世帯基準平均8.9%、最高10.6%と高い数値を記録した。

『ソジンの家』厨房担当のパク・ソジュンとキムインターン(右/BTSのV) (画像出典：tvN joy 公式Twitter)

しかし、この日に叩き出した“最高13％”という数字は、果たして高いのか？ 高くないのか？

近年、韓国ドラマの“視聴率事情”は、VODでドラマを見る人が多いため、平均視聴率1桁のドラマが大半。視聴率2桁を達成すれば、“ヒット作”と言われている。

となると、豪華キャストが揃い踏みの『ソジンの家』は、バラエティー番組として喜んでも良い数字ということだろうか？

そこで、韓国で注目度の高いバラエティー番組の、最近の視聴率事情をチェックしてみよう。

SBSの人気長寿番組『ランニングマン』 (画像出典：SBS)

まずは、SBSの人気バラエティー番組『ランニングマン』。

この番組は、過去には視聴率20％を超えたこともある、今年13年目の長寿番組。最近の平均視聴率は、8～10%となっている。

続いて、日本のK-POPファンにはお馴染みのバラエティー、JTBC『知ってるお兄さん』。

人気アイドルが“転校生”としてゲストで登場し、レギュラー陣とともにゲームやクイズに挑む番組で、韓国での平均視聴率は2～4%。

そして韓国の若い層で人気の高い、MBC『撮るなら何する？ (原題：遊ぶなら何する？)』も、平均視聴率は4%。

番組公式のYouTube(ユーチューブ)チャンネルは高い人気を見せているが、メディアでの話題性に比べて、視聴率はそこまで高くはないよう。

韓国の若い世代に人気のMBC『撮るなら何する？ (原題：遊ぶなら何する？)』 (画像出典：MBC)

MBC『全知的おせっかい視点』は、マネージャーからの情報提供で、スターたちのリアルな日常を知ることができる、人気のバラエティー。K-POPアイドルらの出演も多い番組で、平均視聴率は6～8%。

最後に紹介するのは、『チプサブイルチェ』のシーズン2。シーズン1は、日本でも『イ・スンギのチプサブイルチェ～師匠に弟子入り(邦題)』として放送された有名な番組。

シーズン2ではイ・スンギが外れ、今年(2023年)1月1日に新たな構成でスタートしたが、1～2％台の低調な視聴率となり、去る4月23日に放送が終了した。

このように、韓国で有名なバラエティー番組も、最近は、視聴率2桁を達成するのが難しい状況‥。

その中で『ソジンの家』が出した最高13%、首都圏世帯基準平均10.8%という数字は、やはりすごいよう。

先日、韓国で放送された最新話では、『ソジンの家』の最後の営業日の様子が描かれた。

世界で活躍する豪華スターたちが出演する番組は、今後どこまで視聴率を伸ばしてくるのだろうか。

一方、日本では、いよいよ5月5日から、Amazonプライムビデオで配信開始予定。

日本のファンからは「やっと見られる！」といった反応が多数上がっており、韓国同様、日本でも高い人気となるのは間違いなさそうだ。

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