• BTSのRMが遺骨発掘鑑識団の広報大使に任命され、委嘱式に出席した。
  • 彼は任命について所感を伝え、注目を浴びている。
  • ファンからも応援の声が送られているが、一方ではRMのイメージを汚す恐れがあると、心配の声も上がっているという。
BTSのRMは遺骨発掘鑑識団の広報大使に任命された

遺骨発掘鑑識団の広報大使に任命されたBTSのRM(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

BTS(防弾少年団)のRMが韓国国防部、”遺骨発掘鑑識団”の広報大使に任命された。

遺骨発掘鑑識団は、1950年に勃発した朝鮮戦争で戦死した兵士らの遺骨を発掘し、遺族に引き渡す活動を行う団体だ。

6月1日、RMは国立墓地のソウル顕忠院で開催された、広報大使の委嘱式に参加した。

彼は委嘱式で「本当に素晴らしい方々をお迎えし、遺骨発掘鑑識団の広報大使として活動することとなり、心より光栄です」と、所感を伝えている。

さらに「戦死者の遺骨発掘は、祖国を守るために命を捧げた全ての方々を尊敬し、彼らに最高の礼儀を尽くす活動であるため、自負心と共に重大な責任感を感じています」「”国家のために犠牲になった方々を国家が最後まで責任を持つ”という機関の趣旨に全面的に共感し、大きな使命感を持って意味のある活動を国内外に広く知らせるように務めます」と話した。

RMといえば、2018年に国連本部にて英語でスピーチを行い、人種差別や世界平和などの社会問題にも広い見識を持っていることでも知られている。

彼は国際的な場で自身の意見を発信しながら、社会に良い影響を与えてきた。

遺骨発掘鑑識団はRMの起用について、「人種差別と暴力、偏見など様々な社会問題に対して声を上げてきたBTSのイメージが、人道主義的観点の遺骨発掘事業に一致するとし、RMを広報大使に任命した」と明かしている。

広報大使としてこれから積極的な活動が期待されるRMに対し、ファンからは応援の声が寄せられた。しかし、肯定的な意見だけではなく、一部では心配の声も上がっているという。

その理由には、遺骨発掘鑑識団の近年のスキャンダルが関連している。

遺骨発掘鑑識団ではこれまで複数回にわたり、団員たちによる事件が発生し、メディアでも取り上げられてきた。

遺骨数の操作疑惑はニュースでも報道された

遺骨数の操作疑惑はニュースでも報道された(画像出典:KBS News YouTube キャプチャー)

2018年12月には団長の公金横領と、部下である女性職員へのセクハラ疑惑が浮上し、職位解除されるという事件が発生。さらに地域隊長を務める領官級将校1人も、暴言やセクハラ発言の疑いで調査を受けている。

2021年7月には公益情報を通じて、「遺骨発掘鑑識団が身元の確認手続きを経ずに、国軍戦士の遺骨数を操作しようとした」という告発が上がった。

情報提供者によると、遺骨発掘鑑識団は発掘実績を向上させるため、北朝鮮軍や中国軍の可能性のある遺骨を、身元確認をせずに韓国の戦死者の遺骨とする操作を行っていたという。

中には「発掘チーム長が黙認しているのを見た」「罪悪感に苦しみました。国家のために犠牲になった先輩たちに対し、大きな罪を犯しました」という声も。

国防部はこれらの告発に対し、「監査を通じて真偽を確認し、違反事項を識別した際には法規に従って厳正措置を行う」と明らかにしている。

さらに同時期には遺骨発掘鑑識団の幹部が、公文書偽造の疑いで捜査を受けるという出来事も発生した。

2022年2月には再びセクハラ疑惑事件が発生。女性社員へのセクハラ疑惑で遺骨発掘鑑識団長に対する調査が行われた。2019年に赴任した彼は職員との会食の後、食堂前で女性職員に対し、わいせつな行為を行った疑いがあるという。

BTSのRMは広報大使の委嘱式で所感を語る

遺骨発掘鑑識団広報大使の委嘱式で所感を語るBTSのRM(画像出典:한국일보 YouTube キャプチャー)

このように遺骨発掘鑑識団は、2018年頃から内部のセクハラや汚職問題に頭を抱えている状況なのだ。

今回のRMの広報大使任命を受け、ファンからは「イメージ刷新のために遺骨発掘鑑識団はRMを使うの?」「団体の今後の不祥事でRMのイメージが汚されないか心配」と、懸念の声が上がっている。

RMは今後、広報大使として肖像権や声などの才能寄付を通し、遺骨発掘事業の政策を広く世間に知らせる活動を行う予定だ。

ダンミ ニュース部

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