- BTS(防弾少年団)ジンが「元々は『BE』のアルバムを最後に入隊しようと思っていた」と明かした。
- 彼の告白はファンに衝撃を与えたが、過去の映像を再注目させるきっかけともなったようだ。
- それはアルバムの発売時に、ジョングクがジンに贈った、あるメッセージ映像。
10月17日、BTS(防弾少年団)の所属事務所は「ジンが今月末入営延期の取り消しを申請して、以降兵務庁の入営手続きに従う予定」とし「他のメンバーも、それぞれの計画に沿って、順次兵役を履行する」と発表した。
これにより、ここ数年、世間を賑わせたBTSの兵役問題は終わりを告げたが、もともと彼らは2年前に入隊する予定だったという。ファンは、当時の彼らの発言に再注目している。
10月28日、ソロアルバムの発売日を迎えたジンが、ファンコミュニティープラットフォームWeverse(ウィバース)で生配信を行った。
この日彼は「会社からは話さないで欲しいと言われてたんだけど‥」と言いながらも、これまで言及できなかった“兵役”について話し始める。
そして、今回入隊を発表するまでの過程を説明する中で「もともとは『BE』のアルバムを最後だと思って入隊しようと思っていた」と明かした。
『BE』は2020年11月に発売されたが、これに先駆けて、同年8月にリリースした『Dynamite』が予想以上に大ヒット。
そのため、コロナ禍ということも影響し、違う歌も出してみようと『Butter』『Permission to Dance』まで活動が延長になったそうだ。
このことを知ったファンからは「そうか、本当は『BE』が区切りだったんだ」「2年前に一度入隊を決意してたのか」「これまで兵役については触れてこなかったけど、メンバーは苦しかっただろうね‥」などの反応が上がった。
『BE』アルバムは、ジミンが制作統括、Vがビジュアル総括を担当し、タイトル曲『Life Goes On』のミュージックビデオは、ジョングクが監督を務めるなど、メンバー自らが制作に積極的に関わっていることが事前に伝えられていた。
また、予定していたワールドツアーが白紙になった2020年4月頃からは、メンバーが公式YouTube(ユーチューブ)チャンネル『BANGTANTV』で生配信する機会も増え始め、アルバムに関する準備や会議を行う様子などもファンに共有された。
発売後には、“BE-hind Story”として、メンバー同士がアルバムについて語るインタビュー映像なども上がっている。
このことから、『BE』アルバムはメンバーの思いがより込められたアルバムであったことが推測できる。
そして最近、多くのコンテンツの中で、ファンに再注目されている映像がある。
それは、『BANGTANTV』で公開された、ジンとジョングクとJ-HOPEの3人がアルバムのレビューをする動画。その中で「歌詞でメンバーたちに伝えたい言葉」を発表し合うシーンがある。
ここでジョングクがジンに伝えたいと選んだ歌詞は、アルバム収録曲『Stay』に出てくる一節だった。
「君がどこにいたのか、それのなにが重要なんだ」
これを聞いたジンは「そうです、僕はいつもあなたのそばにいます」と笑顔で答えるが、ジョングクは「いいえ、これには別の意味があるんです」と伝える。
そして「君がどこにいたのか、それのなにが重要なんだ、“どうせ僕たちはチームなのに”」と、彼なりの解釈を加えて説明した。
SNSでこの場面の映像が注目されると、ファンからは、
「ジョングクがジンに贈ったメッセージが胸に響く‥」
「この時期にはもう入隊するって決めてたんだもんね。今見ると泣ける」
「そうだよね、BTSは7人でひとつのチームだよね!」
「この歌詞を選んだジョングクの気持ちを思うと切なくなる」
「当時はコンテンツの多さに喜んでたけど、このアルバムが本来なら入隊前最後だったからか‥」
「ファンを喜ばせようと、たくさんの思い出映像を撮ってくれてたんだね」
「あの時、本当の思いを隠して活動してくれてありがとう!」
などの反応が寄せられた。
ジンの入隊が迫る中、ジョングクが彼へ贈ったメッセージは、「BTSは7人でひとつのチームだ!」というメンバーとファンの思いをより強いものにしたようだ。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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