- BTS(防弾少年団)のジンは現在、“キム・ソクジン(本名)”として、国防の義務を果たしている。
- SNSで公開される映像を通じて、入隊中でもファンは、彼を身近に感じることができる。
- 様々なコンテンツが、“キム・ソクジン”だけではなく、“BTSのジン”としての時間をしっかりと動かしている。
昨年(2022年)12月13日、BTS(防弾少年団)のジンが入隊した。
現在彼は、一人の韓国人男性“キム・ソクジン(本名)”として、国防の義務を果たしている。

現在兵役中のBTSジン (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
除隊日は、2024年6月12日の予定。残念ながらそれまで“BTSのジン”としての活動はしばしお休み‥かと思いきや、今後もジンとはちょくちょく会うことができそうだ。
その理由は、SNSなどを通じて姿が見られるから。たとえそれが過去の映像だとしても、新しい未公開映像が公開される度に、彼が今も普通にBTSとして活動中であるかのような錯覚をさせてくれるからだ。

ジン(右から2番目)は、Coldplayのコンサートでパフォーマンスを披露した (画像出典:Coldplay 公式Instagram)
2月5日、BTSの公式YouTube(ユーチューブ)チャンネル『BANGTANTV』にて、新たなビハインド動画が公開された。
それは、ジンが昨年10月28日(現地時間)に、イギリスのバンドColdplay(コールドプレイ)のアルゼンチン公演に参加した時の映像。
その日は、彼の初ソロシングル『The Astronaut』の発売日。
この楽曲は、Coldplayのメンバーが製作に携わっていることから、ジンは「この曲の初ステージは、どうしても彼らとやりたい」と志願し、長い時間をかけて公演地であるアルゼンチンへと向かった。
映像には、彼がColdplayと一緒にリハーサルを行う様子や、いつもそばにいるBTSメンバーがいないため一人で緊張する様子、そしてステージが無事終わり「楽しかった」と笑顔を見せる姿などが映っている。

ジンと、Coldplayにプレゼントした“ウット(wootteo)”人形 (画像出典:wootteo Instagram)
そして同じく2月5日、ファンの間で話題になった映像がもう一つあった。それは、Coldplayがジンのソロ曲『The Astronaut』を歌っている映像。
彼らは、米NBCのコメディーバラエティー番組『Saturday Night Live』に出演し、数十人のコーラスと共にパフォーマンスを披露。胸には、“ウット(wootteo)”のワッペンがついていた。
“ウット”とは、『The Astronaut』のプロモーションで誕生したキャラクター。実はこの子は、アルゼンチンの公演会場でもステージ上でジンのパフォーマンスを見守っていた。
彼がプレゼントしたウット人形は、Coldplayの一員かのように、アルゼンチンだけではなく、他の公演会場でもステージに上がったという。
“ウット”は、ジンを象徴するキャラであり分身的な存在でもあるため、今回出演した番組で、彼らがウットと共にパフォーマンスを披露したことは、いかに彼を可愛がってくれているかが伝わる感動的な光景でもあった。
SNSには「Coldplayは、ジン愛に溢れている‥(泣)」「ジンはこのパフォーマンス映像を見れたかな?」「誰かジンに見せてあげて!」などの投稿が続々と上がった。

胸には、“ウット(wootteo)”のワッペンが! (画像出典:YouTube Saturday Night Live 動画キャプチャー)
タイミングを合わせたかのように、ジンの関連映像の公開が重なった2月5日、実はその前日の4日に、ソロ曲『The Astronaut』が発売“100日目”を迎えていた。
SNSは彼へのお祝い投稿が溢れ、「#TheAstronaut」や「#Seokjin」のワードが世界のリアルタイムトレンドに上がった。
ジンの入隊後も、YouTubeやファンコミュニティープラットフォームWeverse(ウィバース)などには、新しいコンテンツが公開されている。
様々なコンテンツ供給は、ファン離れを懸念する事務所の戦略の一つとも考えられるが、その根底には「ファンを喜ばせたい」という、ファンの幸せを願う思いがあるだろう。
できるだけジンの空白を感じさせないようにと配慮が見られるのは、ファンにとっても嬉しいこと。
しかし、彼が身近にいるように感じさせてくれるのは、事務所の力だけではない。ファンの努力の証でもあることを忘れてはいけない。
ファンは、除隊日をカウントダウンする一方で、今回の「祝!ソロ曲発売100日!」のように、彼のこれまでの活躍と関連する日をチェックし、SNSに投稿している。
「〇年前の今日は、□□があった日」「あの□□からちょうど〇年!」など、ファンが自ら過去の思い出投稿をすることで、心の中の空白を埋めてくれているのだ。
事務所とファンの努力が、“キム・ソクジン”だけではなく、“BTSのジン”としての大切な時間を止めずに動かし続けている。
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