BTS(防弾少年団)のメンバー、ジミンが健康保険料を滞納したという議論が浮上している。本件についてBIGHIT関係者は、滞納に至るまでの経緯を説明しているが、彼に対する韓国ネットの批判は収まる気配を見せていないという。

BTS(防弾少年団)のメンバー、ジミンに健康保険料を滞納したという議論が浮上する中、本件について所属事務所のBIGHIT MUSIC(以下、BIGHIT)が釈明を行った。

健康保険料を滞納したという議論が浮上しているBTS、ジミン

健康保険料を滞納したという議論が浮上しているBTS、ジミン。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

4月24日、Danmeeの韓国提携メディアである、TOPSTAR NEWSの問い合わせに応じたBIGHIT関係者は、「アーティスト宛ての郵便物は、会社が受領してから個々のアーティストに伝達するが、その過程で手違いによる漏れが発生した」と、滞納に至るまでの経緯を説明。

同関係者は「ジミンは、昨年末から海外スケジュール及び長期休暇などで滞納を認知しておらず、事実を知ってすぐに一括で納付した」と、既に終結した事案であることを強調した。

また「会社側の過失により、アーティストやファンの方々にご迷惑をおかけしてしまい、お詫び申し上げる」と謝罪している。

これに先立ち、韓国メディアのビズ韓国(www.bizhankook.com)は「ジミンが健康保険料を滞納したため、国民健康保険公団が彼の不動産(マンション)を差し押さえた」と単独で報道し、韓国ネットをざわつかせた。

報道から一夜過ぎた現在も、所属事務所の管理怠慢に憤るファンから、ジミン本人の認識不足を叱咤する声まで、甲論乙駁が相次いでいる状況だ。

ジミンに対する韓国ネットの批判は収まる気配を見せない

ジミンに対する韓国ネットの批判は収まる気配を見せない。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

BIGHITがジミンの過ちではないことを強調しているにもかかわらず、彼に対する韓国ネットの批判は収まる気配を見せない。

その背景には、有名芸能人やスポーツ選手による、健康保険料滞納や脱税問題が度々物議を醸している韓国社会の”悪習”がある。

特に、行政処分という法的拘束力が、税金よりは緩いとされる健康保険料の場合、過去に2度(2014年、2019年)にわたり、”滞納者対策”が韓国国会で議論されるなど、社会問題になっている。

2019年、韓国国会の調査によると、保険料を滞納した高所得者の半数以上がスポーツ選手(約56%)と有名芸能人(約31%)で占めていたという。

近年、韓国国内の医療サービスの改善などで、健康保険料が高騰。所得税を上回る現象が起きてしまったため、国家レベルの対策が必要となり、保険料滞納に対する社会的イメージが急激に悪化している。

また上述したように、税金より法的拘束力が緩いため、「”抜け穴”を悪用した」という、悪い印象を大衆に与えてしまう可能性が非常に高い。

今回、BIGHITの釈明にもかかわらず、ジミンの保険料滞納への批判が高まっているその背景には、これらの理由が大きいと見られる。

一部では「未成年時から芸能人として活動してきたため、社会人としての基本知識がまだ備わっていない」「(個人事業主である)大半の若い芸能人が、税金や社会保険料に関してしっかり認知していない」などと、憂慮する声も寄せられた。







BTS

BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。

HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。

デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。

ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。

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