韓国JTBCで放送されているニュース番組「ニュースルーム」でBTS(防弾少年団)が所属事務所BigHitエンターテイメントを相手に法的対応を検討しているとの報道が行われ、世間の驚きを呼んだ。一方、BigHit側は当報道内容を否定。また韓国ネット上からも報道内容に対する不信感をあらわにする声が多く聞かれており、一部からは報道を行った放送局、ニュース番組に対する批判の声も上がっている。

BTS(防弾少年団/ハングル 방탄소년단)が所属事務所相手に法的対応を検討しているとの報道が行われ動揺の声が広がっている。

BigHitエンターテイメント(以下BigHit)に所属し、爆発的な人気を誇っているアイドルグループBTS。
本日9日に韓国でJTBCで放送されたニュース番組「ニュースルーム」では彼らがBigHitと収益の配分を巡って対立しているとの報道が行われた。

所属事務所BigHitエンターテイメントに対し法的対応を検討しているとの報道が行われたBTS

BTSがBigHitに法的対応を検討中との報道が…(出典:BTS公式Twitter)

BTSの世界的な人気で売上が2000億ウォン(日本円にして約200億円)を超えているというBigHit。
既に彼らと7年間の再契約を行っているという点からは今後の事務所の企業価値も1兆ウォン(日本円にして約1000億円)を超えるのではないか、と言われている。

しかし、今回行われた報道によるとBTS側とBigHit側は収益精算の問題で双方の意見の隔たりが狭められずにいるとのこと。
「ニュースルーム」では“BTS側が大手法律事務所と接触をし、法的対応を検討している”という報道も行われ、彼らのファン達はもちろん世間からの驚きを集めた。

一方、BigHit側は当報道に対し「事実無根の他に返す返事がない」との立場を明らかにしており、報道内容を否定している。

今回報道と、BigHit側の報道内容の否定を受け、韓国ネット上からは

「BTSが去年の年末に法律事務所に収益配分に関する相談をしたことを蒸し返しただけの報道じゃないの?」
「もしも本当にBTSが告訴を準備しているのだとしても一体どこから法律事務所に相談した情報が漏れたんだろう」
「バンタンが関わっていることだから事実確認も行わずに報道した?」

という報道に対する不信感を露わにし、報道内容を信じていないといった声が多く聞かれている。

しかし、一部では

「BigHitはバンタンに対する待遇を良くして欲しい」
「メンバー達が沢山稼いでいるんだから事務所だけが得をせず、メンバー達を守ってほしい」
「事実確認をきちんと行わずに報道をするのも問題だと思うけど、会社の名をあげたBTSの待遇をちゃんとしないのも問題だと思う」

というBigHitのBTSに対する待遇への不満の声も聞かれている。

韓国ネット上では当報道を信じていない人が多くいる中、当報道を行ったJTBC「ニュースルーム」には批判の声も届けられている様子。
今後、当件に対しBTS及びBigHit、そして番組側がどのような動きを見せるのかという点に注目が集まることが予測される。

BTS

BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。

HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。

デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。

ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。

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