BTS(防弾少年団)が、約2年5カ月ぶりとなる韓国での対面コンサートを控える中、メンバーのジン、J-HOPE、V(ブイ)、ジョングクがV LIVEで生配信を行いファンとコミュニケーションを取った。話の流れで、ジンとVが新型コロナウイルスに感染した際の体験談を語り、耳目を集めている。
BTS(防弾少年団)は、約2年5カ月ぶりとなる韓国での対面コンサートを目前に控え、V LIVEで生配信を実施した。

韓国コンサートの練習の合間にV LIVEを実施した(左から)ジョングク、ジン、V、J-HOPE。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
参加したのは、ジン、J-HOPE、V(ブイ)、ジョングクの4人で、ファンと同じく当日が待ちきれないという様子で、この日も、コンサートの練習の合間に配信していることを伝えている。
今回の有観客コンサートは、新型コロナウイルス感染拡大防止のためにルールが設けられており、スタンディングでの観戦・歓声が禁止だ。
これに対して、メンバーも少し不安であることを吐露。
ジョングクは「僕たちも(スタンディングや歓声のない)コンサートは初めてだから、どうなるのかわからない」と打ち明けた。
J-HOPEも「練習しながら、困っているパートがある」と口にし、ジンが「ファンとの合唱パートとかね」と共感する。
Vも「僕たちが、ARMY(アーミー:BTSファン名称)の皆さんをコントロールできるわけじゃないから‥。心の中で遊ぶのが上手だと思うよ」と、ファンへの信頼を暗に伝えた。
4人は、声援に代わるものが何かないだろうかと話し合う中で、ジンが「最近コンサートに行って来た人の話では、返事の代わりに拍手でコミュニケーションを図ると言っていた」と発言。
これにジョングクが「拍手だけだとARMYの手が痛くなっちゃう」と気遣いを見せ、それぞれができることを、前向きに楽しもうということに。
韓国では3月8日基準で、7日間の平均感染者数が*約22万人にも上っている状態(出典:韓国コロナ感染症防疫対策本部ホームページ)。
今回のコンサートも入場者数が規制され、会場総集客数の4分の1である15000人となっている。
BTSメンバーも、J-HOPEとジョングクを除く5人が感染経験者だ。
ジョングクは「僕はスーパー抗体なんだって」と言い、J-HOPEも「僕も感染しないと思う」と謎の(?)自信を見せたが、Vが「そう思った瞬間に感染するから気を付けないと」と言及。
またジンとVは、自身が感染した時の症状を振り返った。
ジンは「(コロナ感染時)夢に閻魔大王が出て来た。つらくて寝てるのに、目を開けたら誰が見ても黄泉の国で、地獄だった。道は褐色だし、横ではマグマが湧いてて‥そこで閻魔大王が何かを書いてた。列の中間くらいまで進んだ時に、目が覚めた」と言う。

「夢に閻魔大王が‥」と回想したジン(写真提供:©TOPSTAR NEWS)
またVは「嘘みたいな話だけど、例えで言うと首にガラスの破片が刺さってるみたいな感覚だった。皆さんも本当に気を付けてほしい」と実体験を交えて伝えた。
最後にメンバーは、「約2年半もの間、互いに待ち焦がれたその日を元気に迎えられるようにしよう」と伝え、「声援がなくても会えるだけで幸せでありうれしい」と話し、生配信を締めたのだった。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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