今や全世界で人気を博し、トップスターとしての地位を築き上げたBTS(防弾少年団 / 愛称 バンタン)が、聴覚障がいのあるファンもコンサートを楽しめるように手話通訳士を快く配置した。これにはファンダムであるARMY(アーミー)たちも協力したことが分かり、BTSとARMYの強力な関係性に関心が集まっている。

アイドルグループBTS(防弾少年団)は、常にファンに共感し心の触れ合いを大切にしているというが、ワールドツアー「LOVE YOURSELF:SPEAK YOURSELF」のソウル公演では、ARMY(= アーミー / BTSのファン)たちが、障がい者たちもBTSの音楽を楽しめるように手助けをしたことが知らされて話題になっている。

ファンとの心の触れ合いを大切にするBTS

ファンとの心の触れ合いを大切にするBTS(画像出典:BTS official Twitter)

ARMYたちは、10月に開催されたBTSのソウルコンサートで、聴覚障がいのあるファンもコンサートを楽しんでもらいたいと手話通訳を依頼した。

コンサートの手話通訳を担当したある女性は、YouTube(ユーチューブ)チャンネルを通じて進捗状況を記録。

映像の中で、手話通訳の女性は「歌詞の場合は、普通の会話と文法が違うので難しいです。英語の部分は韓国語に翻訳してから手話に翻訳するので時間が掛かりますね」とコメントし、彼女がコンサートの準備にどれだけの労力と時間を費やしたのか確認することが出来る。

無事、BTSのコンサートで手話通訳を終えた女性は「BTSは世界的に人気のある歌手らしさを誇り、障がい者だからといって排除することもなく、手話通訳者を快く配置してくださいました」と伝えた。

さらに「特に、コンサート中メンバーたちがコメントをしますよね。ファンと疎通する大切な時間。ファンにとっても、歌手にとってもとても重要な時間ですが、聴覚障がいの方がもし手話通訳なしで公演を見ていたとしたら、その時間はとてももどかしい気持ちになると思います」とし「手話通訳は必ず必要だと思いましたし、BTSのコンサートのように、障がいのある方でも楽しめるようなコンサートが今後もっと増えていけば嬉しいです」と付け加えた。

BTSのコンサートで手話通訳をした女性

BTSのコンサートで手話通訳をした女性(画像出典:손사탕’쉽게 배우는 수화’)

今年9月に、リーダーのRM(アールエム / 本名 キム・ナムジュン)が、聴覚に障がいのある学生達のためにソウルサムソン学校(聴覚障がい者特殊学校)に1億ウォン(約1000万円)を寄付して話題になったことがあるが、「聴くという事が困難である学生たちも様々な方法で音楽を楽しむ事が出来たら..」というRMの温かな思いに、ファンから多くの称賛の声が寄せられた。

BTSはソウル公演以外にも、これまでロサンゼルス公演やロンドン公演においても手話通訳士を配置し、障がいがある人も共に楽しむことが出来る「バリアーフリー公演」を心掛けてきた。

このような心遣いから、BTSとARMYは、単にアイドルとファンという関係をはるかに超えた素晴らしいチームなのではないかと言える。


BTSのコンサートで手話通訳を行う(動画出典:손사탕’쉽게 배우는 수화’)