BTS(防弾少年団)の新曲『Butter』のMVが公開4日で再生回数2億回を突破し、『Dynamite』の記録を更新するなど、BTSの人気は留まるところを知らない。グループ自体はもちろん、メンバー個人個人にも注目が集まる中、最年少メンバー・ジョングクのとあるニックネームが関心の的となった。※儒教:古代中国に起こった、孔子の思想に基づく教え。四書五経を経典とする(意味出典:Oxford Languages)
BTS(防弾少年団)の新曲『Butter』が記録的なヒットを飛ばす中、BTSが参加するロッテ キシリトール『Smile to Smile Project』のCMソングとしてもこの楽曲が起用されることが決定するなど、毎日のように新しいニュースが飛び込み、勢いはまだまだ止まらない。
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BTSの世界的な人気は、楽曲やパフォーマンスのレベルの高さはもちろん、メンバー1人1人の個性や性格など、人間的な部分に惹かれる人が多いことも理由の1つだ。
グループ最年少メンバーのジョングクは、音楽的なことで言えばオールランドプレイヤーで、何でもそつなくこなすことから”黄金マンネ(末っ子)”というニックネームで呼ばれることが多い。
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しかしそれ以外にも彼は数多くのニックネームを持っており、その中でも”儒教ボーイ”というニックネームが最近注目を浴びた。
ジョングクは日頃から、好奇心旺盛でいたずら好き、活発なメンバーとして知られており、年上のメンバーからも可愛がられ、また時折り自然に飛び出す可愛らしい愛嬌でファンを魅了し愛されているが、実は彼は周りの人を気遣える礼儀正しい青年だ。
たとえば以前、ファンのためにアメリカの歌手ジェイソン・デルーロの『Savage Love』のカバーを披露した際、歌詞の一部に英語のスラングが入っていたため、その単語を自然に省略。歌の歌詞ではあるが、もしかすると不快に感じるファンがいるかもしれないという、ジョングクの配慮だったのだろう。
また、2018年の年末に行われたMBC歌謡大祭典の授賞式でも、ジョングクの”儒教ボーイ”らしい姿を見ることができた。
それは元Wonder Girlsのソンミが、アーティスト席に近づきながらセクシーダンスを披露した時だ。ジョングクは自分の隣りで踊る先輩の姿に動揺。恥ずかしがりながらも小さくリズムを取る姿を見せ、パフォーマンスが終わると心を込めた拍手を送った。
この姿がしっかりとテレビに映っていたため、これを見たファンからは「セクシーダンスを恥ずかしがる姿がかわいかった」「BTSは元々儒教ボーイだもんね」「ほかの歌手の方たちは笑いながら見てるのに、ジョングクだけ1人驚いた目をして拍手してるの見てよ、カワイイ(笑)」というような反応が相次いだ。
こういったリアクション動画はファンからも人気が高いが、「同僚のステージを見る表情がよくない」という理由だけで非難を浴びることもよくあるよう。
BTSは特に世界的なスターになってから、些細なことでも無理やり非難するようなアンチも増えており、そんな状況をよくわかっているジョングクは、周りに気を配り、妙な噂が立たないよう配慮する姿を見せている。
韓国では、いまでも儒教の教えや伝統が根強く残っている。その儒教の教えとして、年上を尊重することはもちろん、不貞な行為をしない、悪口を言わない、盗みをしない、など”してはいけない”教えを守り、「自らの欲求を抑えながら正しい姿を見せている」という意味で、ジョングクは”儒教ボーイ”と呼ばれているようだ。
韓国を代表するトップスターになってもその地位をおごることなく、周りに対し配慮を忘れないジョングクの姿からは、ファンに対する格別な愛情も感じることができる。
右下に映るジョングクに注目!(動画出典:KOCOWA TV)
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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