- 5月15日は、BTSジミンにとって特別な日である。
- “上京”11年目を迎える今年は、ソロデビューを果たした記念すべき年。
- 夢を追い求めた11年の軌跡を振り返ってみよう。

今年、ファン念願のソロデビューを果たしたBTSジミン(写真提供:©TOPSTAR NEWS)
5月15日は、BTS(防弾少年団)メンバージミンにとって特別な日である。
この日は、Big Hitエンターテインメント(現HYBE)の釜山公開オーディションに合格し、練習生としてソウルに上京した日なのだ。
これを記念して、毎年世界中にいるジミンファンが15日の0時を迎えた瞬間から、ハッシュタグを添えてジミンを祝福する。
“上京”11年目を迎える今年は、彼にとって特別な1年である。なぜなら、ファン念願のソロデビューを果たした年だからだ。
では、11年の軌跡を振り返ってみよう。
勿体ない頭脳と才能
子供の頃から“勉強ができる子”として、親を喜ばせていたジミン。
そんな彼の父は、優秀な学生が集まる科学高への進学を望んでいたという。
しかしジミンは「芸術高で舞踊を学び、それをベースにアーティストになる!」と、両親も驚くほど具体的な計画書を作成し、芸術高への進学を認められたのだ。
むしろ、ジミンの計画性に感心したのか、両親はサポートを決心したという。

練習生時代のジミンは、不安と悩みを募らせていた(写真提供:©TOPSTAR NEWS)
アーティストへの第1関門を通過したジミンだが、次なる難関が立ちはだかっていた。
彼の優れた才能に惚れていた担任の先生が、アイドルオーディションへの参加を反対したのだ。ジミンは先生を説得するため、こう語ったという。
先生、男として生まれた以上、オーディションへの参加も決まったので、最高のアーティストになってみせます!
そしてオーディションでは、1/1000の競争率を勝ち抜き、たった一人合格。ソウルへ上京する。
不安と悩みを抱えていた練習生時代
舞踊で鍛えた高い芸術性を武器に、アーティストデビューを目指して練習生生活を開始したジミン。
しかし彼にとって、現代舞踊と芸術的な感受性は“邪魔”な存在だったようだ。
過去、ジミンの告白からは、その悩みが垣間見えていた。
練習生として抜擢されたが、振り付けに追いつけない日々が続いた。デビューできないのではと思っていた。
現代舞踊に慣れた身体が、ヒップホップのリズムに適応せず、悩んでいたことを回想するジミン。
しかしジミンを救ったのは、ジミン自身だった。
「できなくなるまでやってみよう」という言葉を胸に刻み、猛烈に練習に励んだジミンは、自らが納得できるレベルまで成長を遂げたのである。
彼の姿を見守っていた、ソン・ソンドゥク氏(BTSの振り付け担当)はこう称賛する。
ジミンは振り付けを作るため、夜中の2~3時まで練習室に残って取り組んでいた‥彼は、凄まじい努力家だ
アイドル界の多くの後輩たちが、ジミンをロールモデルとして挙げる理由の1つが、まさに“努力と練習”である。
2015年に訪れた転機
芸術的な感受性は邪魔・・
もしかしたらジミンは、芸術的な感受性を封印していたのかもしれない。
しかし2015年以降、力強いヒップホップベース音楽がメインだったBTSに、ある変化の風が吹き始めた。
それは、パフォーマンスに繊細で且つ色気あふれる表現を盛り込むようになったこと。
ジミンは、自分が得意とする芸術性を最大限に引き出しながら、パワフルでダイナミックな振り付けを披露し、それに魅了されるファンが次第に増え始めたのだ。
2020年2月に公開された『Black Swan(『MAP OF THE SOUL:7』の先行公開曲)』では、“黒鳥(ブラックスワン)”に扮し、芸術性溢れるパフォーマンスで世界中の音楽ファンを驚愕させた。
当時、ジミンが表現する美しくて優雅なブラックスワンは期待を裏切らず、世界のメディアから賛辞を浴び、フランスを代表する女性誌『Marire Claire(マリ・クレール)』から”2020年最高のパフォーマンス”に選定されるほどだった。
2023年、ソロとして羽ばたきはじめたブラックスワン
世界が絶賛した『Black Swan』の公開から3年。
そして、夢を追い求めて上京してから11年を迎える今年は、ジミンにとって大きな挑戦が始まった年でもある。

米ビルボードチャート“Hot 100”で1位を獲得した、BTSのジミン (画像出典:BTS 公式Twitter)
2023年3月に発表したソロアルバム『FACE』は、ビルボードのメインシングルチャート“Hot 100”で1位に輝くなど、早速ソロとして実績を残している。
2022年にビルボードの集計方式が変更され、「K-POPアイドルの1位獲得は難しくなった」と分析される中で成し遂げた快挙である。
夢を公言し、自分を信じてひたすらに走り抜けてきた11年間。
“第2のマイケルジャクソンの最有力候補”という栄誉ある称号にも満足せず、彼はこれからも休まず走っていくことだろう。
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