- “K-POPのパイオニア”として、一時代を席巻したBIGBANG(ビッグバン)。
- 彼らは音楽のみならず、ファッションやヘアメイクなど、あらゆる面で世界に影響を与えてきた“不世出”の存在。
- 最近、事務所と契約を終了したメンバーがいる中、気になる近況そして今後の活動は?
BTS(防弾少年団)メンバーも大ファンだと公言する、BIGBANG(ビッグバン)。
彼らは、K-POP界のレジェンドとして君臨するだけには留まらず、“不世出”のグループとして世界的人気を確立した。
“不世出”とは、1000年に1人の逸材など、滅多に世には出現しないほど優れたものを持った人を指す。韓国では芸能界のみならず、様々な分野の逸材や天才を称賛する表現に使われている。
2006年8月にデビューしたBIGBANGは、韓国で爆発的な人気を獲得し海外へ進出。日本などアジアだけでなく欧米までも魅了し、瞬く間に世界的なスターとなった。
“K-POPのパイオニア”として世界の音楽シーンを震わせた彼らの人気は、音楽のみならず、ファッションやヘアメイクなど、あらゆる面で世界に強い影響を与えてきた。
日本デビューは2009年6月。年末の『第51回 日本レコード大賞』では『ガラガラ GO!!』で“最優秀新人賞”を受賞し、日本でもすぐにBIGBANG旋風が巻き起こった。
翌2010年には日本武道館公演、2012年には初のドームツアー、2013年に海外アーティスト史上初の6大ドームツアーを開催し、全16公演で77万人を動員している。
2017年2月に最年長のT.O.Pが入隊し、ソロ活動がメインとなったが、昨年(2022年)4月にファン待望のカムバックを果たした。
新曲『Still Life』は発売初日にiTunes(アイチューンズ)の33の地域で1位を獲得し、“ワールドワイドチャート”のトップに登場。発表と同時に韓国内外で大ヒットを記録し、レジェンドグループとしての変わらぬ実力と人気を証明した。
2023年はどのような活躍が見られるのだろうか。今後の動向が気になるメンバーの近況をご紹介する。
T.O.P
T.O.Pは、昨年のカムバック前のインタビューを通じて「BIGBANGのT.O.Pに戻るまでに長い時間がかかる」と発言したことを巡り、韓国ネット上ではグループ脱退の噂が広がっていた。
そして彼は、一部ファンの予想通り、4年ぶりのカムバックとなった楽曲『Still Life』を最後に、所属事務所YGエンターテインメント(以下、YG)との契約を終了。
YGを離れた現在は、実業家となりワイン事業を展開中。最近は、日本の実業家の前澤友作氏の宇宙プロジェクト『dearMoon』のクルーの一人に選抜されたことがメディアの報道で明らかになった。
このプロジェクトが予定通り実現すれば、彼は、2008年に韓国人として初めて国際宇宙ステーションに行ったイ・ソヨン氏に次ぐ2人目になるという。
V.I(スンリ)
グループの末っ子V.I(スンリ)は、日本語が堪能で、日本のバラエティー番組などで活躍を見せた。
しかし、2018年に浮上した“バーニング・サン事件”をきっかけに、2019年3月には芸能界引退を宣言し、YGとの専属契約も終了。
現在は、売春あっ旋や常習賭博、食品衛生法違反などの罪で服役中(驪州刑務所)となっている。
昨年のBIGBANGカムバック当時には、彼の実妹がSNSを通じて「彼は皆さんを恋しがっている。もし、彼に伝えたいメッセージがあれば教えて。私が代わりに伝えるから」と投稿し注目を集めた。
『Still Life』では彼の”空席”を嘆き、一部のファンからは復帰を願う声も上がった。
今年2月11日に出所予定。
D-LITE
D-LITE(ディライト)は、2022年12月にYGとの専属契約終了が伝えられたばかり。
1月2日には、YouTubeチャンネル『D’splay』を通じて、直筆の絵日記風のメッセージを読み上げる映像を公開した。
その中で彼は「幼かった僕を長い間世話をして育ててくれて、また成長させてくれて本当にありがとうございます。その感謝の気持ちを胸の片隅に秘めたまま、僕は新しい冒険に出ようとしています」と、YGへの感謝と自身の心境を伝えている。
最後に「誰かが言いました。永遠のものは絶対ない。いいえ、絶対あるよ。永遠なものは‥」と語った先には、“빅뱅(ビッベン/BIGBANG)”の文字が。
事務所を離れ、今後の活動については具体的になっていないものの、グループへの愛情が伝わってくる、素敵なメッセージ動画となっている。
SOL
SOL(ソル)は、12月26日、YGの関連会社であるThe Black Label(ザ・ブラックレーベル)に移籍することを発表した。
YGは「彼がYGファミリーとして、BIGBANGメンバーということに変わりはありません。多くの方たちが、グループ活動を期待していることを理解しており、そのために努力を共にしていきます」と伝え、ファンを安心させた。
1月13日には、BTSのジミンとのコラボ曲『VIBE』を発表し、100カ国でiTunes1位の快挙を成し遂げている。
先日ゲスト出演した、BTSのSUGAのYouTubeコンテンツでは、今年はアルバムをリリースしようと準備だと発言。リリース後には、公演をたくさんしようと計画中なのだとか。今年は、表立った活動が増えそうだ。
G-DRAGON
最後は、唯一YGに残っているリーダーのG-DRAGON(ジードラゴン)。
1月1日、YGは『G-DRAGON-GUERRILLADESK:G_Division』というタイトルの映像をサプライズ公開した。
映像で彼は「2022年はたくさんお話ができなかったので、少しでも皆さんが近況とか来年の計画? が気になっているのではという思いで挨拶しに出てきました」と話し始める。
カムバックを果たした昨年については「ファンの皆さんにステージでお会いできなくて個人的にも残念でした」と振り返る。
そして今年の計画について「来年は頑張ります」「色々な活動を通じてお会いする予定です。アルバムも準備していますし」と、嬉しいニュースを伝えてくれた。
第2世代のグループとして、一時代を席巻したBIGBANG。今年彼らはどんな姿を見せてくれるのだろうか、期待が膨らんでいく。
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