本日(2月7日)、複数の韓国メディアは「BIGBANGが、4年間のブランクを終えてカムバックする。新曲の収録は完了しており、ミュージックビデオの撮影を控えている」と報道。過去に様々なカムバックの噂が囁かれていた彼らだが、2022年、ようやく”BIGBANG帰還”という便りが届いたようだ。
BIGBANG(ビッグバン)が、還ってくる。
本日(2月7日)、複数の韓国メディアは「BIGBANGが、4年間のブランクを終えてカムバックする。新曲の収録は完了しており、ミュージックビデオの撮影を控えている」と報道。
カムバック時期は「今春(3月以降)」とだけ明かされており、正確なリリース日はまだ公表されていないようだ。
ようやく叶ったBIGBANGの”カムバック”
BIGBANGは2年前の2020年4月、アメリカ最大の音楽フェスとされる『コーチェラ・フェスティバル』のステージで、カムバックを計画していたが、新型コロナウイルスの余波によりそれが立ち消えに。
同年11月に、YGエンターテインメント(以下、YG)が「G-DRAGONが新曲の作業中だ」と世界の音楽ファンを期待させるも、カムバックは叶わず2021年を迎えた。
そして2021年に入り、メンバーのSNSを見ては「カムバックが迫っている」と、メディアやファン勝手な憶測や解釈をして騒いでいたが、それさえも虚無に終わっている。
そうして4年の時を経て2022年、ようやく”BIGBANG帰還”という便りが届いたのだ。
現・元メンバーの不祥事などもあり、当分の間は彼らのカムバックは容易ではないという声もあった。もちろん、彼らの音楽を支持するファンは多いのだが、まだまだ剥がしきれていない”レッテル”をあげつらっては、BIGBANGという存在そのものを否定し、批判する人が多いからだ。
(関連記事)BIGBANG T.O.Pのうっ憤を ‘虚言癖’ と袋叩きにする韓国メディア
今回のBIGBANGカムバックという報せに、やはり一部の韓国ネットユーザーは、露骨に拒絶反応を見せている。そのコメントを見ると「〇〇を犯したグループ」「〇〇でもカムバックする気なの?」と、そのレパートリーは依然として変わっておらず、彼らがカムバックしようものなら、青瓦台(大統領府)請願掲示板で”活動反対”キャンペーンでも展開しそうな空気だ。
YGが立たされている境遇
K-POPの世界化に大きく貢献し、長いブランクを感じさせないほどの人気と影響力を持つBIGBANGだが、いざカムバック説が浮上すると、肩身の狭い思いを強いられるのも事実。それでも、多くのメディアと音楽市場関係者は、BIGBANGのカムバックを強く促してきた。
その1つである、韓国メディアのエンターマーケット(enter.etoday.co.kr)は、カムバック発表前からYGが立たされている境遇を懸念しながら、「決断を早急に下す必要がある」と助言を惜しまない。
またエンターマーケットは1月27日、「BIGBANGというカードを切るか‥YGの選択とは」という見出しを打ち立て、現在YGが直面している状況を詳しく伝えている。
同メディアが注目するYGの懸念材料は、以下の2つ。
- YG株価が下落局面を迎えている。
- 新人アイドルの勢いが衰えを見せている。
まず、YGの株価。
去る1月、韓国の投資アナリストたちは「YGの実績推定値を下方修正した」と発表。その背景には、BLACKPINK(ブラックピンク)やBIGBANGといった、看板アイドルの空白期間が長引いているという点を挙げていた。その事例として、YGのアルバムやDVDの売上が、2021年は予想値を大幅に下回った点が指摘されており、アナリストたちは「BLACKPINKやBIGBANGの出撃が不可欠」と診断。
また、2020年にデビューを果たし、71万枚のアルバム販売高を記録した新人のTREASURE(トレジャー)が、2年目の2021年には35万枚と半減。ほぼ同時期にデビューした、HYBE系列の事務所に所属しているENHYPEN(エンハイプン)の実績(2020年 38万枚→2021年 218万枚)と比較され「勢いに衰えが見え始めたのでは?」と、YGに対する憂慮の視線を向けている。
YGとしては、業績と株価のV字回復を目指すべく、看板アイドル――BLACKPINKやBIGBANGの出撃は、もはや”オプション”ではなく、”マスト”になりつつあるのだ。
しかし、BLACKPINKは今年デビュー6年目を迎えるため、契約更新に向けての本格的な交渉が始まると予想され、空白の長期化を余儀なくされるという見方も出ている。すなわちYGにとって、BLACKPINKという”カード”はすぐに切ることができない状況に立たされているという理屈である。
結局YGに残っているカードは、長い間封印してきた”切り札=BIGBANG”となるわけだ。
市場の望みでもあるBIGBANGカムバック
エンターマーケットは、K-POP業界に起きている”ある変化”にも触れている。それはまさに”IP(知的財産)ビジネス”だ。
HYBEを筆頭に、SMエンターテインメントの買収に名乗りを上げたCJ ENMが精力的に取り組んでいるのが、このIPビジネスである。
積極的に動き出しているライバルたちと対等にやり合うためにも、YGは将来を見据えて「BIGBANGというカードを早く切らなければならない」というのが、市場の望みでもあるようだ。
BIGBANG
BIGBANG(ビッグバン / ハングル 빅뱅)は韓国出身の4人組男性アーティストグループ。
メンバーはG-dragon、TOP、SOL、D-LITE(元メンバーV.Iは2019年3月に芸能界引退)で、YGエンターテインメントに所属している。2006年に韓国でデビュー。メンバーは、MTVコリアの「リアルドキュメンタリーBIGBANG」を通して選ばれた。
2006年デビュー後から若い世代のファッション、トレンドに大きな影響を与えたグループであり、これ以降にデビューするアイドルグループのコンセプトなどにも影響を与えたグループだ。
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