4月17日(日本時間)、アメリカで開催された『コーチェラ・フェスティバル(Coachella Valley Music and Arts Festival』で、2NE1(トゥエニィワン)が”完全体”の姿を披露。現在、YGエンターテインメントと契約が終了している彼女たちだが、果たして韓国での復帰のシナリオはあるのだろうか。
K-POPガールクラッシュの元祖、2NE1(トゥエニィワン)が”完全体”の姿を見せてくれた。
2NE1は4月17日(日本時間)、アメリカで開催された『コーチェラ・フェスティバル(Coachella Valley Music and Arts Festival/以下、コーチェラ)』で、解散から6年ぶりとなる完全体でのステージを披露、会場に集まった大勢の音楽ファンを熱狂させた。
この日のステージに彼女たちは、2011年に発表し世界的センセーションを巻き起こした楽曲『I AM THE BEST』をチョイス。全盛期と比べても、全く劣らぬパフォーマンスでファンを魅了した。
アメリカで起こした”サプライズ”は、韓国ネットでも大きな話題となり、一夜明けた18日も期待と興奮の熱気が冷めていなかった。
韓国の大手ポータルサイトであるDaumでは、ネットユーザー向けに『2NE1 完全体復帰! 最も好きな楽曲は?』というアンケートを実施したほど。
多くのメディアは、今回のステージを機に、韓国でも完全体での復帰に関する議論が加速されると見ている。
なお2NE1は2021年、ダラ(サンダラ・パク)を最後に、全員がYGエンターテインメント(以下、YG)との専属契約が終了した。
2021年から準備された”完全体”へのシナリオ
実は2NE1の復帰について、メンバー4人(ダラ、パク・ボム、ミンジ、CL)は2021年から意気投合していたという見方が強い。
また2021年は、グループ名にある数字の2と1が入る年であったため、”2NE1復活説”に象徴性や話題性をもたらす適期だという判断も働いたと見られる。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、復帰プロジェクトはこどごとく座礁。今回、念願かなって完全体のステージが実現したようだ。
すでに、「”2NE1再始動”という、メンバー4人の意思が固まった」と韓国ネットが騒いでいる。果たしてその”復帰シナリオ”はどんなものなのか‥。
YGなしの復帰になるか
前述の通り、4人はかつて籍を置いていたYGとは現在、契約が終了しているため、2NE1が復帰してもYGとの同行は難しい。
YGなしの復帰のシナリオについては、彼女たちの活動を支援する企業名は浮上していない。
多くの人は、今回、2NE1の完全体ステージを進めた米エンターテインメント企業である、88ライジングのサポートを受けながら「アメリカでの活動を見据えているのでは?」と予測。2NE1の持つ商品価値は依然として高いため、おそらく「パートナー探しには困らない」。
また、ダラを除いたメンバー3人は個人事務所を作って活動しているため、所属事務所同士の利害に関わる複雑な議論もなく、スムーズに話が進むだろうという見解が衆論のようだ。
ではこれについて、どんなリスクが考えうるだろうか。
リスク1.YGという古巣の存在
まず1つ目のリスクが、”2NE1″というグループ名や、数々のヒット曲だ。
2NE1の持つ”未来価値”ももちろん高く評価されているが、彼女たちが築き上げてきた”過去のレガシー”も、多くの音楽ファンが彼女たちの帰還を熱望している理由である。
しかし、グループ名の使用権利とヒット曲の著作権は、YGが持っている。もしYGが、2NE1の復帰に反旗を揚げた場合、違うグループ名での活動を余儀なくされる。
また、音楽ファンが追憶する2NE1の名曲も、ステージ上での使用に様々な制約が生じることだってあり得るのだ。
リスク2.音楽的アイデンティティー
もう1つのリスクも、ある意味”YG”ではある。
2NE1の”育ての親”であるTEDDY(テディ)の存在は、実に大きい。彼は、2NE1のアイデンティティーをプロデュースした張本人だからだ。
そのTEDDYは現在もYGに所属しており、もし2NE1が復帰しても、その力を添えることはないだろう。
K-POP界屈指のプロデューサーであるTEDDYのいない、第2期目の2NE1が、どのようにして音楽ファンを満足させるのか‥リスクであり、課題でもある。
リスク3.物議を醸した過去
メンバーのパク・ボムは2010年、アメリカからアンフェタミン成分が含まれた医薬品を密搬入しようとした疑いで、韓国検察に調査を受けたことがある。
韓国ではアンフェタミンが”麻薬類”と認定されているため、“アイドルの麻薬スキャンダル”として、これが大々的に報道されてしまった(その後、治療の目的で入手していたことが判明)。
パク・ボムではない、YG所属の一部アイドルにも麻薬に関する不祥事が頻発したため、いまだに多くの韓国人が「パク・ボムが麻薬に手を染めた」と記憶している。
さらに当時、韓国検察は”立件猶予”という判断をしのだが、この決定を巡り「”無罪”及び”嫌疑なし”ではない限り、曖昧な表現を使ってパク・ボムの事件をもみ消そうとした」という批判が起こる。
そのため、疑惑の報道から*8年以上経た現在も「パク・ボムは”麻薬類管理法”を違反したのに、検察が見逃してくれた」という疑惑が、完全に消えていない。
*事件が起こったのは2010年だが、韓国メディアにより報道されたのは2014年
他の韓国アイドルもそうだが、特に大物アーティストのカムバックには、かつて起こした”麻薬スキャンダル”が蒸し返され、批判の的になってしまう。
残念ながら、2NE1も復帰とともに、パク・ボムの古い不祥事が蘇るリスクを抱えているのだ。
編集部おすすめ記事
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
「イカゲーム2」9億時間超え!Netflixオリジナル韓国ドラマ「累計視聴時間」トップ5
-
【25年2月】今年も推しと特別な時間を過ごそう!K-POPアイドル 来日イベント12選
-
今月も男性スターが熱かった!「25年1月韓国ドラマ俳優 ブランド評判」トップ5
-
トップ女優22人の中1位!キム・ジウォン、読者が選んだ「2024年の韓国女優」に輝く
-
「その電話が鳴るとき」ユ・ヨンソクのMC番組も!2月CS放送スタート 日本のテレビ初放送の韓国バラエティ5選
-
U-NEXT韓ドラ「ぶっちゃけ何観る?」新作ラインナップ5選「本国成績表」
-
バレンタインの季節に持ってこい!2月CS放送開始「ロマンスがたっぷり塗られた」韓ドラ15選
-
チョン・ドヨン × チ・チャンウク主演の話題作も!25年2月日本公開予定 韓国映画4選
-
宇宙SF物のジンクスは続くのか「1月解禁」注目の韓国ドラマ3作の滑り出しとは
-
Kep1er「K-POP女性アイドルグループ人気No.1決定戦」の2024年総決算で1位獲得!
-
“3週連続首位獲得”ユ・ヨンソク!2025年1月第1週 韓国ドラマ俳優 話題性ランキングトップ5
-
韓国ネットで最も注目を浴びた作品とは?25年1月第1週 最新韓国ドラマ話題性トップ5
-
「イカゲーム2」配信開始から2週間足らずで初登場1位!「25年1月韓国ドラマ ブランド評判」ベスト5
-
BLACKPINK ジス、新ドラマ「ニュートピア」の制作報告会に出席!(PHOTO15枚)
-
Red Velvet ウェンディ、SBSパワーFM「ウェンディのヤングストリート」の収録に参加!(PHOTO10枚)
-
現在韓国で好感度を爆上げ中!俳優イ・ジュンヒョクの魅力が詰まった韓ドラ5選
-
本国放送から20年!今もなお韓流ファンの心に残る2005年の名作韓国ドラマ5選
-
2月BS・CSで韓ドラ時代劇を観るならこれ!日本で三ツ星以上獲得 “高評価作品” 6選
-
韓国ドラマ 大ヒットの新・方程式!憧れの的「財閥令嬢」が登場する人気作品3選
-
Danmee読者12,273人が選んだ「新韓流四天王」4人の韓国ドラマ新作&次期作
-
夫ヒョンビンのバトンを繋ぐソン・イェジン!2025年注目の新作韓国映画10選
-
“もうすぐデビュー1周年” TWSが1位!「25年1月新人K-POPグループブランド評判」ベスト5
-
「PROJECT 7」出演で話題‥CMDM、1月より来日公演 「CMDM Live In Japan 2025 -Holiday-」開催決定!
-
紅白出場のTXT、Danmeeアンケート「K-POP男性アイドルグループ」2024年総決算投票でNO.1
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。