G-DRAGONとジェニーの熱愛説がディスパッチ(Dispatch)によって報じられたが、韓国のネットではディスパッチに対して「まるでストーカー行為のようだ」と批判の声が寄せられているようだ。(写真提供:©TOPSTAR NEWS)
2月24日午前、BIGBANG(ビッグバン)のリーダーG-DRAGONと、BLACKPINK(ブラックピンク)のメンバージェニーの熱愛説が、韓国メディア・ディスパッチ(Dispatch)によって報じられた。
(関連記事)GDとジェニーが1年前から熱愛中? 韓国ディスパッチ、24日午前 単独報道
巨大なファンダムを持つ2人の熱愛説が公開されると、ファンやネットユーザーの間では驚きと共に憂慮の声が溢れた。ディスパッチが芸能人のプライバシーと人権を尊重せず、まるでストーカーのようにデートの動線を1つ1つ公開したという理由からだ。
NateパンやTheqooなどのオンラインコミュニティーサイトには「明白なストーカー行為だ」「処罰を与えるべき」など、怒りの声が多数上がっている。
実際この記事には、2人の秘密のデートが行われた場所はG-DRAGONの豪邸(ペントハウス)だと掲載されている。
熱愛説が報じられたBIGBANGのG-DRAGONと、BLACKPINKのジェニー(写真提供:©TOPSTAR NEWS)
ディスパッチとは?
ディスパッチは、韓国芸能人たちのプライベート、特に熱愛説やスキャンダルを大々的にスクープする媒体で、日本で言うところの”週刊文春”と言われている。
今年1月1日に報じられた俳優ヒョンビンと女優ソン・イェジンをはじめとし、2013年にはRain(ピ)&キム・テヒ、2014年にイ・スンギ&ユナなど様々な芸能人の熱愛説を取り上げてきた。
(関連記事)ディスパッチ 内部情報 流出か?K-POPファンは憂鬱なお正月 ‘熱愛スクープ’
ディスパッチの報道1つで芸能人の人生が変わると言われるほど、物凄い威力を持つ媒体だ。
だが、芸能人のスクープを捉えるために執拗に追いかけ、隠し撮りをする行為を繰り返すディスパッチ。これについて韓国のネットでは「プライバシーの侵害であり、ストーカー行為ではないのか?」という空気が流れている。
ディスパッチの報道はストーキング行為なのか?
芸能人のプライベート現場を隠し撮りするディスパッチ。
ネット上では「違法なのでは?」といった声が寄せられているが、マスコミが調査の過程で隠し撮りをした場合、ストーカー行為とみなされ、法的責任が問われるのだろうか。
韓国では、2020年12月にストーキング犯罪の処罰などに関する法案が発議された状態だが、今現在は”正当な理由が無く人の後を追って不安感を煽る行為”、つまりストーカー行為を”軽犯罪処罰法違反”に規定している。
“韓国 軽犯罪処罰法 第3条”によると、被害者が嫌がっているにも関わらず、これに反して持続的に接近を試みた場合には10万ウォン(約1万円)以下の罰金、拘留または、過料処分がなされるという。
よって、芸能人たちがディスパッチに対して”明示的な意思”を示さない限り、軽犯罪処罰法すら該当しない可能性が高い。
なぜ芸能人は明示的な意思を示さないのか?
ある法律関連のオンラインコミュニティーに掲載された弁護士の言葉によると、「メディアに尾行されて撮影されていた写真がネットで掲載された場合、刑法上の名誉毀損罪または、情報通信網利用促進および情報保護に関連した法律が禁止している名誉毀損罪に該当して罰することが出来る」という。
芸能人もメディアを相手に名誉毀損罪で告訴できる場合もあるとのことだが、なぜしないのか。
同弁護士いわく、「名誉毀損罪の捜査、裁判過程では掲載された事実が真実なのか虚偽なのかに対し必須判断を経ることになる」とし、「もし、虚偽事実として名誉毀損罪で告訴をしたものの証拠を取り調べした結果、メディアの報道が事実だと判断されれば、該当の芸能人は返って知られたくない事実がより一層広く知れ渡り、さらに大きな被害を被る場合があると見られるためではないか」と告訴しない理由の1つを述べている。
言論の自由が保証されているディスパッチ
ディスパッチは、過去に韓国・大統領府青瓦台のホームページに設けられた”国民請願掲示板”に「ディスパッチの廃刊を要求する」という請願文が幾つか掲載されたことがある。
最も多く同意を受けた請願文には「ディスパッチはプライバシーの侵害集団だ」とし「芸能人は芸能人である前に人権がある1人の人間だ。ディスパッチはそれを無視している。芸能人をこっそり尾行し正体を隠したまま撮影する媒体は不法撮影をしていることと同じだ」と批判が書かれていた。
当時、該当の請願文に応えた大統領府のデジタル疎通センター長は「政府が介入して報道機関を廃刊することは、ほとんど不可能に近い。言論の自由は憲法で保護されており、大変重要な権利のため」とコメント。
併せて「ディスパッチは2011年3月にインターネット新聞という法的地位を得ている報道機関であるため、韓国新聞法(新聞などの自由と機能保障に関する法律)の保護を受けて言論の自由が保証されている」と説明した。
*****
たとえメディアに言論の自由が保証されていると言っても、プライバシーもやはり憲法上で保証された基本権である。
このようなストーキングのような行為を繰り返すメディア、そしてストーキングを軽犯罪に該当させている韓国の制度に大衆からは批判の声が続々と寄せられている。
BIGBANG
BIGBANG(ビッグバン / ハングル 빅뱅)は韓国出身の4人組男性アーティストグループ。
メンバーはG-dragon、TOP、SOL、D-LITE(元メンバーV.Iは2019年3月に芸能界引退)で、YGエンターテインメントに所属している。2006年に韓国でデビュー。メンバーは、MTVコリアの「リアルドキュメンタリーBIGBANG」を通して選ばれた。
2006年デビュー後から若い世代のファッション、トレンドに大きな影響を与えたグループであり、これ以降にデビューするアイドルグループのコンセプトなどにも影響を与えたグループだ。
編集部おすすめ記事
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
6時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWSRIIZE ウォンビン&アントン、スケジュールのため日本へ出国!(PHOTO4枚)
-
7時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWSTWS、K-POP・ドラマ総合授賞式「2024 Asia Artist Awards」に出席するためタイへ出国!(PHOTO7枚)
-
7時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS2024年韓国ドラマ界で「お墨付き」俳優にステップアップした俳優・女優7人
-
ジャンル祭り!2025年上半期公開 韓国映画 注目作品6選
-
埼玉・千葉・大阪在住の韓流ファン要必見!25年1月ローカル局で放送予定の韓国ドラマ5選
-
TXT ボムギュ、日本のファン選定!2025年さらなる活躍を期待する「01年生 K-POP男性アイドル」
-
NewJeans & TXT & aespaら豪華K-POPグループが「2024 SBS歌謡大典」のレッドカーペットに登場!(PHOTO17枚)
-
年始のVODを盛り上げるのはこの作品たち!Netflix 他 25年1月配信開始予定の韓国ドラマ11選+1
-
「その電話が鳴るとき」&「オク氏夫人伝」キャストの上位争い!24年12月第3週「韓国ドラマ俳優」話題性トップ5
-
視聴率も順調「その電話が鳴るとき」が1位獲得!24年12月第3週 最新韓国ドラマ話題性トップ5
-
「監督もすごい」パク・ボゴム、イ・ジェフン、キム・ヘジャ出演 JTBC新作韓国ドラマ3選
-
日本でも配信中!2024年 韓国ドラマ 視聴率トップ10
-
キム・ナムギル「2024 SBS演技大賞」のレッドカーペットに登場!(PHOTO2枚)
-
Red Velvet ウェンディ、SBSパワーFM「ウェンディのヤングストリート」の収録に参加!(PHOTO9枚)
-
【韓国女優編】2025年上半期公開!これだけは見逃せない「信じて観る俳優」主演ドラマ4選
-
キム・ヘユン「2024 SBS演技大賞」のレッドカーペットに登場!(PHOTO5枚)
-
【全74作】日本テレビ初登場の作品も!25年1月 CS放送開始予定 韓国ドラマ スケジュールまとめ
-
日本の韓流ファンも注目!2025年期待の韓国ドラマ「時代劇」4選
-
【K-POPアイドル編】BTS ジン「今年のナンバーワンPHOTO」で1位に(候補30枚)
-
【12月15日~21日】大ヒット映画をリメイク「怪しい彼女」の滑り出しは?韓国ドラマ 視聴率ランキング1~12位
-
韓流が毒になったシンデレラ‥韓国一女優となったチャン・ナラ 転機となった作品4選
-
日本のファンが選定!”ホリデーシーズン”12月のカレンダーにしたい今年大活躍のK-POPグループは・・TXT
-
Danmee読者が選んだ「今年ナンバーワンPHOTO (韓国俳優編)」はイ・ミンホ!
-
【6967人参加】11月版「K-POP日本人男性メンバー」人気決定戦 1位はENHYPENニキ!
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。