「ミン・ジョンホさま」といえば、チ・ジニ。日本でもNHKで放送され大ヒットした人気時代劇『宮廷女官チャングムの誓い(2003)』で、両班出身の武官として主人公チャングムを陰ながら見守る姿に心奪われた人も多いのではないだろうか。
日本では特にMBC人気時代劇『宮廷女官チャングムの誓い(2003)』やMBC『トンイ(2010)』で名が知られるようになったチ・ジニ。その甘いマスクと低音ボイスでファンを虜にしている。そんなチ・ジニの知られざる役者人生にスポットを当ててみた。
写真作家から俳優へ

俳優として活動する前は写真作家だったチ・ジニ(画像出典:チ・ジニInstagram)
1971年生まれで今年49歳になったチ・ジニ。1994年から写真作家として活動していたが、1997年に起こったIMF危機により勤めていた会社が倒産してしまい、1997年に広告モデルとしてデビュー、1998年に演劇俳優として演技をスタートさせたという異色の経歴を持つ。
*IMF危機‥1997年に韓国を襲った経済危機
翌99年、歌手チョ・ソンビン『三流映画のように』のミュージックビデオ出演をきっかけに本格的な俳優活動に入り、無名時代は脇役として多くの作品に出演。2000年に出演したSBS『ジュリエットの男』では主演スンウ役を演じ、”21世紀のロミオ”と絶賛された。
2002年、フジテレビの日韓共同制作サスペンスドラマ『ソナギ〜雨上がりの殺意』で日本の女優、米倉涼子と共演。そして、翌03年に出演したMBC『宮廷女官チャングムの誓い』でイ・ヨンエが演じた主人公チャングムの相手役となるミン・ジョンホ役を演じ、一躍スターダムにのし上がった。

チ・ジニは『宮廷女官チャングムの誓い』でミン・ジョンホ役を演じ、一躍スターダムにのし上がった(画像出典:옛드 : 옛날 드라마 [드라맛집] YouTube映像キャプチャー)
固まったイメージで苦労
前述した大ヒット作『宮廷女官チャングムの誓い』や『トンイ』をはじめ、MBC『ラブレター(2003)』やSBS『春の日(2005)』でも、主演女優にスポットが当たりがちで、少々相手役としては地味な印象になってしまった。

チ・ジニはドラマ『トンイ』で粛宗(スクチョン)役を演じた(画像出典:옛드 : 옛날 드라마 [드라맛집] YouTube映像動画キャプチャー)

ドラマ『ラブレター』ではチョン・ウジン役を(画像出典:MBCentertainment YouTube動画キャプチャー)

コ・ヒョンジョンと共演したドラマ『春の日』ではコ・ウンホ役を演じた(画像出典:SBS)
また、ヒットした時代劇で演じたキャラクターが似たような役柄だったため、視聴者のチ・ジニに対するイメージが固まってしまった。そのため、善良で柔らかい雰囲気を持つ役柄か、冷徹でカリスマを持った役柄を演じることが多い。だからか、固まったイメージからの脱皮を図り、演技変身に挑んだが、不運にも視聴率低迷に悩んだ作品も少なくない。
「時代劇の温厚で地味なキャラクターしか相応しくない」という、役者チ・ジニに対して厳しい評価が聞こえるのも、本人としては納得がいくのではないだろうか。
韓国の”阿部寛”

チ・ジニは韓国版『結婚できない男』で主人公チョ・ジェヒを好演(画像出典:namu.wiki)
俳優阿部寛主演の日本ドラマをリメイクした韓国版『結婚できない男』では、今までの役柄とはひと味違う主人公チョ・ジェヒを好演し、『2009 KBS演技大賞』では優秀演技賞を受賞した。これ以降チ・ジニは「韓国の”阿部寛”」とも呼ばれるように。
芸能人野球団「PLAYBOYS(プレイボーイズ)」で活動
チャングム関連のイベントや、自身のファンミーティングなどで数回来日しているが、2011年1月2日には、東京ドームで行われたプロ野球OBチームと韓国俳優チームPLAYBOYSの親善試合で来日した。
趣味はレゴブロック(LEGO)

レゴマニアな一面を持つチ・ジニ(画像出典:ELLE)
手先が器用で、プラモデルや工芸などの制作が得意。また、過去のインタビューで「いつかレゴで家を建てたい」と語ったことがあるほどのレゴマニアで、SBS『温かい一言(2013)』に出演した際には、自身のレゴ作品を登場させて話題を呼んだ。
プライベートでは二児の父
2004年11月19日に、デビュー前から交際していた一般の女性と結婚し、二児の父親でもある。ワインが好きで、イタリア旅行記兼ワイン見聞録を執筆し、出版した経験もある。
チ・ジニの次回作は?
現在チ・ジニは、2021年上半期に放送予定のイギリスBBC人気ドラマの韓国リメイク版JTBC『アンダーカバー』への主演と、Netflixのオリジナルシリーズ『Move To Heaven: 私は遺品整理士です』に特別出演が決定。そのほか、日本のミステリー作家、法月綸太郎が書いた『一の悲劇』を原作としてドラマ化した『悲劇の誕生(仮題)』のキャスティング候補にあがっており、出演を検討中だ。
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