日本は2月26日、新型コロナウイルス(코로나19)の感染拡大を抑えるために、大規模イベントについては今後2週間は自粛または中止や延期、規模縮小などの措置を取るよう呼びかけた。これを受けて、EXILEやPerfumeが当日ドーム公演の中止を決定。今後予定しているイベントも続々と中止や延期が発表され、エンタメ業界が大きく揺れ動いている。そして韓国もまた例外ではなく、開催予定だった多くのイベントが中止を発表している。

4thフルアルバムのグローバル記者会見を生中継で行ったBTS(出典:BTS_official Twitter)
BTSの活躍を始め、全世界的に人気を集めているK-POPが新型コロナウイルス感染が拡散されたことで、大打撃を受けている。
何よりも新人グループは、デビュープロモーションの滑り出しからブレーキをかけられてしまった。ボーイズグループのMCNDのように、無観客の状態でデビュープロモーションを行ったケースもあるが、UNVS、EVERGLOW(ハングル 에버글로우)、ELRIS(ハングル 엘리스)などほとんどのアーティストは、観客とアーティストの安全を考慮してショーケースやファンミーティングを中止した。
新人グループの場合、大衆への認知度が低いため、メディアを通してPRやオフラインプロモーション、オンライン交流の3拍子が命綱となる。それが現状はファンミーティングやショーケースなどのイベントを企画することができないし、ファンと近くでふれあう企画や音楽番組の収録でさえ、無観客で録画されPRの評価を期待することができないのである。
オンラインに頼るよりほかない状況では、グループの存在を認知させる機会がなくなってしまうし、これからの歌手活動にも支障が出る。
関連記事:2020年デビュー K-POP新人ボーイズグループまとめ
メージャーアーティストも大きな打撃を受けてしまった。3月にカムバックを予告していたNCT127、ITZYらもプロモーション方法に頭を悩ませており、B1A4はファンミーティングを延期した。TWICE、Sechs Kiesはコンサートを中止の決断を下し、テミンの単独公演とSBS スーパーコンサートなども延期を余儀なくされた。BTSでさえも、4枚目のフルアルバム「MAP OF THE SOUL : 7」発売記念グローバル記者会見を、オンライン生中継に切り替えている。
そして海外公演の場合は、状況がさらに好ましくない。

TWICEは日本のドーム公演を4月に延期すると発表(出典:TWICE JAPAN OFFICIAL Twitter)
NCT127、テヨン、WINNERらは海外ファンミーティングや公演を中止。
SEVENTEENも今月22日から3月10日まで、クアラルンプール、台北、マドリード、パリ、ロンドン、ペルーなどのワールドツアーを予定していたが中止となった。ほかのアーティストたちも、海外日程の調整に入っているという。しかしまだこれといった結論が出ていない状況だ。
特に、韓国訪問者の入国禁止国が増えたことで危機感も増している。外交部によると、今月26日午前まで、韓国出発旅行客に入国禁止措置を取ったり、入国手続きを却下した地域は、およそ28か国に及んだ。ベトナム、シンガポール、キリバス共和国、香港、ヨルダンなどの韓国訪問者の入国が禁止。K-POP公演が活発に行われている日本も、大邱(テグ)や慶北・清道に滞在した経歴のある外国人に対しての入国を公式決定し、未来が不透明になってしまった。
一度はアメリカのトランプ大統領が27日(韓国時間)に、新型コロナウイルス拡散に関する記者会見で「韓国やイタリアなどへの旅行や入国制限のような措置をする計画があるか」という質問に、「まだ適切な時期はない」と話したが、「アメリカに新型コロナウイルスが拡がり始めたら、どんなことでもする」という可能性を示唆したため、楽観的に見ている状況ではない。
イベント関係者は“国内公演の場合は、新型コロナウイルスを天災地変とみるため、大部分が違約金なしで公演を中止または延期することができる。しかし、海外は状況が複雑で、所属事務所やイベント会社、現地プロモーターなど多くの利害関係があり、国ごとに対処方法も違うため、通知を待つしかない。加えて時差の関係上、フィードバックを受けるだけでも2、3日かかってしまうので公演開催を決定することすら容易ではない”と話す。
一方で別の業界関係者は、“ひとまず見守ってみようという立場でいる。同じように公演を中止または延期しても各国で指示が下りてくる時と、私たちがまず決定した時の損失規模が違うので、考慮しなければならない部分が多い。そして公演変更を前に、コンサート中止や延期を公表する時期も調整しなければならないし、会場の変更やチケットを払い戻しするのか、延期するのかなど整理しなければならないことが多い”と説明した。
この状況がいつまで続くのか、先の見えない不安に全世界の人々がもどかしい想いを抱えている。
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