• 韓国ケーブル局ENAは、局自体の知名度は発展途上ですが、確実に韓ドラ界における領地を広げています。
  • 新作ドラマ『孤島のエリートドクター』の快挙によって、ENAのポテンシャルの高さと勢いが本国で話題に。
  • 新進気鋭のケーブル局ENAが今年世に送り出した自信作をご紹介します。

韓ドラファンの間で、今静かに、しかし着実に存在感を高めているテレビ局をご存じでしょうか。開局からわずか4年しか経っていない韓国のケーブル局ENAです。

開局後約1年で、大ヒット作『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(ENA/2022)を世に送り出し、視聴率の獲得が困難を極める月火枠で話題作を断続的に輩出中。巨額の制作費を投じたり、視聴率を獲得しやすい土日枠に勝負を懸けたりする既存局を尻目に、独自の戦法で韓ドラ界における領地を広げ始めています。

局が誕生して間もないのが理由か、作品は脚光を浴びるものの局自体の知名度はまだ非常に低く、主要テレビ局の成績には一歩及びません。しかし、各局が編成を避ける平日枠のドラマで好成績を連発。

今月からスタートした『孤島のエリートドクター』(ENA/2026)が第1話で4.0%も叩き出したのをきっかけに、本国ではENAのポテンシャルや勢いが熱い視線を浴びています。

韓ドラ界における新進気鋭のテレビ局ENA。今年は、『孤島のエリートドクター』以外にも、魅力的な作品をドラマファンの元に届けています。韓ドラといえば、SBS、tvN、JTBCが幅をきかせていますが、3社に引けを取らないクオリティーの高いラインナップです。

優しい女 プ・セミ (Genie TV, ENA/2026)

『優しい女 プ・セミ』は、右肩上がりの視聴率が中毒性の高さを証明している犯罪ロマンス。初回放送は2.4%でスタートしたものの、翌回には4.0%に急上昇、以降も、最終回までほぼ毎回前話の記録を塗り替えながら、最終的には7.1%で有終の美を飾りました。

見どころはなんといっても、人生をリセットするために身分を偽装した女性主人公による、手に汗握る生存ゲーム。復讐のために徐々に悪に染まっていく彼女の姿や、余命宣告された財閥の会長の莫大な遺産を狙う者たちとのし烈な争いが、視聴者を物語に没入させます。

主演を務めた実力派女優チョン・ヨビンの熱演はさることながら、立体的な演技で物語の人気を支えた脇役たちの活躍からも目が離せません。

●日本配信情報(2026年6月5日現在):U-NEXT

画像出典:Genie TV, ENA
優しい女 プ・セミ
犯罪/ロマンス
Genie TV, ENA/2025/全12話

あらすじ

余命宣告を受けた財閥会長と契約結婚した女性ボディガードが、巨額の遺産を狙う者たちを前に身分を偽り生き抜こうとする犯罪ロマンス。

キャスト

チョン・ヨビン、ジニョン、ソ・ヒョヌ、チャン・ユンジュ、チュ・ヒョニョン 他

最高視聴率・受賞歴など

7.1%

口コミ

「予想外の展開がてんこ盛りで面白かった」
「面白いのに途中から残念」
「いろんなジャンルが混ざってて見ごたえあった」

予告映像


動画出典:STUDIO GENIE

Honor:彼女たちの法廷 (Genie TV, ENA/2026)

『Honor:彼女たちの法廷』(原題:아너)は、視聴率3~4%台を維持するなど、固定ファンの心を最後まで掴み続けたリーガルスリラー。どんでん返しを繰り返し、翌回が気にならざるを得ないスリル溢れるストーリーと、イ・ナヨン、チョン・ウンチェ、イ・チョンアという優れた演技力を持つ女優らの熱演によって支持されました。

週末ドラマのような派手さはないものの、クオリティーと視聴者の好みをとことん追求した作品と言っても過言ではなく、一度観はじめたら最後、女性同士の連帯と友情、過去と現実が絡み合う物語が魅力。主人公が、古傷を克服していく過程も単なる法廷物を越えた癒しをプレゼントしてくれます。

●日本配信情報(2026年6月5日現在):未定

画像出典:Genie TV, ENA
Honor:彼女たちの法廷
法廷/ミステリー/スリラー
Genie TV, ENA/2026/全12話

あらすじ

巨大なスキャンダルとして蘇った過去に真正面から立ち向かい、失われた名誉を取り戻すため三人の女性弁護士が真実を追うミステリー追跡劇。

キャスト

イ・ナヨン、チョン・ウンチェ、イ・チョンア、ヨン・ウジン、ソ・ヒョヌ 他

最高視聴率・受賞歴など

4.7%

口コミ

-

予告映像


動画出典:STUDIO GENIE

CLIMAX/クライマックス (ENA/2026)

『CLIMAX/クライマックス』は、週末枠もしくは、スクリーンで上映されてもおかしくないほどの豪華キャストと重厚な政治ミステリーが魅力の作品。チュ・ジフンをはじめ、ハ・ジウォン、ナナ、オ・ジョンセ、チャ・ジュヨンという錚々たる役者陣が名を連ねています。

演技の面ではさることながら、選球眼を持つ彼ら彼女らの主演作という事実こそが、作品の質を保証しているかのよう。最高視聴率は3.9%で、そこまで好成績とは言えなかったものの、OTTの視聴ランキングでは連日1位を獲得、ネット上で大きな話題となるなど、主に動画配信サービスでドラマを楽しむ世代にウケた作品です。

闇の権力カルテルをベースにした、誰が味方で誰が敵か分からない予測不可能な展開と、欲望渦巻くし烈な人間ドラマ、そして役者陣の圧倒的な演技合戦に魅了されることでしょう。

●日本配信情報(2026年6月5日現在):Lemino

画像出典:ENA
CLIMAX/クライマックス
政治/ミステリー
ENA/2026/全10話

あらすじ

韓国最高の座を目指し、権力カルテルに飛び込んだ検事パン・テソプと、彼を取り巻く人々の熾烈なサバイバルを描く物語。

キャスト

チュ・ジフン、ハ・ジウォン、ナナ、オ・ジョンセ、チャ・ジュヨン 他

最高視聴率・受賞歴など

3.9%

口コミ

「スタートの感触がいい」
「ドロドロ復讐劇みたい」

予告映像


動画出典:Lemino

かかし (ENA/2026)

『かかし』は、社会風刺や人間ドラマを描いた重厚なストーリーで、最高視聴率8.1%を叩き出した犯罪捜査スリラー。初回放送は2.9%でスタートしたものの、最終的には約3倍にもなる成績で惜しまれつつ幕を閉じました。

Netflix(ネットフリックス)作品に数多く出演することから“Netflix公務員”なる異名を持つパク・ヘスのENA初出演作。悪役演技に定評があるイ・ヒジュンと共に、それぞれ熱血エース刑事と、欲望と権力に翻弄されるエリート検事に扮して物語を大いに盛り上げました。

韓国で実際に起こった連続殺人事件をベースに繰り広げられるサスペンスと大がかりな伏線回収も魅力。あなたは、犯人を見破ることができるでしょうか。皮肉すぎる衝撃のラストにもご注目!

●日本配信情報(2026年6月5日現在):U-NEXT

画像出典:ENA
かかし
犯罪/ミステリー/スリラー
ENA/2026/全12話

あらすじ

連続殺人事件の真犯人を追う刑事が、嫌悪していた相手と予期せぬ共闘関係を築きながら真相に迫る、犬猿の仲から始まるバディ捜査劇。

キャスト

パク・ヘス、イ・ヒジュン、クァク・ソニョン、ソン・ゴニ、ソ・ジヘ 他

最高視聴率・受賞歴など

8.1%

口コミ

「面白いけど気分がスッキリしない」
「サクッと楽しめる」
「構成も面白かった」

西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

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