• 日韓の映像市場の交流が活発化し、日本ドラマに出演する韓国俳優が年々増加している。
  • チェ・ジョンヒョプやナ・イヌの成功を皮切りに、日本で新たな人気を獲得する“新韓流スター”が続々と誕生している。
  • 2026年も注目俳優の出演が決定しており、彼らが日本のドラマ界にもたらす新たな魅力が期待されている。(2025年12月5日現在)

日本の俳優が韓国ドラマ・映画へと進出し存在感を放つ一方で、日本のドラマや映画に出演する韓国俳優たちも増え続け、両国の映像市場はこれまで以上に活発な往来を見せている。

近年ではチェ・ジョンヒョプ、ナ・イヌ、ロウン、テギョン、キム・ムジュンらが日本ドラマや映画に出演し、お茶の間に新鮮な風を吹き込み、観客層を一気に拡大させるほどの熱狂を巻き起こした。

その中でも、TBS『Eye Love You』で主演を務め日本で爆発的な人気を得たチェ・ジョンヒョプや、今年のTBS『初恋DOGs』で鮮烈な存在感を見せたナ・イヌは、日本ドラマ出演を機に“新韓流スター”として確固たる地位を築き上げた。

こうした潮流は2026年も続き、早くも複数の韓国俳優たちが日本ドラマへの出演を決定させており、新たな出会いと旋風を予感させるキャスティングが次々と話題を呼んでいる。

そこで本記事では、2026年、日本のドラマに出演する韓国俳優4人をご紹介する。(2025年12月5日現在)

ハ・ヨンス

2013年公開の映画『恋愛の温度』で俳優としてのキャリアをスタートさせ、同年に放送されたMnetドラマ『モンスター ~私だけのラブスター~』で主役に抜擢。一気に大衆へその存在を知らしめたハ・ヨンス。

来年1月放送のTBS『DREAM STAGE』で、ド貧乏アイドル事務所「ナム・エンタテイメント」のCEOナム・ハユン役を演じるハ・ヨンス (画像出典:©TOPSTAR NEWS)

韓国ドラマ界で確かな存在感を築いてきた彼女は、2022年11月に日本での俳優活動へ本格的に取り組むことを明らかにし、活動の幅を大きく広げた。

その歩みが結実したのが、2024年放送のNHK連続テレビ小説『虎に翼』。

日本統治下の朝鮮からの留学生、崔香淑(のち汐見香子)役を繊細かつ力強く演じ、国内外で高い評価を獲得した。

異国の地で志とアイデンティティを抱えて生きる女性像を深い感情表現で体現し、日本視聴者の心に強烈な印象を残したことは記憶に新しい。

そして来年、ハ・ヨンスはTBSの新ドラマ『DREAM STAGE』への出演が決定し、日本ドラマ界でさらなる飛躍を遂げることになる。

劇中では、ド貧乏アイドル事務所「ナム・エンタテイメント」のCEOナム・ハユン役を務めるという。これまでのイメージとは一味違う、コミカルさと情熱を兼ね備えたキャラクターの予感が、早くも視聴者の期待を集めている。

韓国と日本の両国で活動を重ねるハ・ヨンスは、2026年に日本ドラマ界で最も注目される韓国俳優のひとりとなるだろう。

イ・イギョン

2人目は、2012年に映画『白夜』(原題:백야)でデビューしたイ・イギョンをご紹介する。

TBS『DREAM STAGE』で超大手音楽事務所「Bouquet Music」の代表で音楽プロデューサーのチェ・ギヨンを演じるイ・イギョン (画像出典:©TOPSTAR NEWS)

同年放送のドラマ『ゆれながら咲く花』で2年2組の問題児として名を馳せる不良生徒イ・イギョン役を演じたイ・イギョン。主人公オ・ジョンホの子分的存在として、荒々しさと哀愁を同時にまとったキャラクターを強烈に描き出し、一気に視聴者の記憶に刻まれた。

その後も、SBS『星から来たあなた』(2013~2014)や『太陽の末裔 Love Under The Sun』(KBS/2016)、『ゴー・バック夫婦』(KBS/2017)など話題作に続々出演し、幅広い役柄を自然体でこなす実力派俳優としての評価を高めていった。

そして昨年、全国最高視聴率11.951%を記録した大ヒットtvNドラマ『私の夫と結婚して』で、パク・ミニョン演じるカン・ジウォンの“クズ夫”パク・ミンファンを熱演。

憎々しさ全開の演技が視聴者の怒りと共感を呼び、一躍その名を広く知らしめることとなった。物語に欠かせない強烈な悪役像を描き切り、俳優としての存在感を再証明した作品である。

そんな彼が来年選んだ次なる舞台が、TBSドラマ『DREAM STAGE』である。今年は私生活をめぐり注目を浴びた1年となったが、だからこそ作品選びへの真摯さが伝わる出演決定と言えるだろう。

劇中では、超大手音楽事務所「Bouquet Music」の代表であり、数多くのK-POPトップアーティストを生み出してきた完璧主義の音楽プロデューサー、チェ・ギヨン役を務める。冷徹さとカリスマ性を持ち合わせたキャラクターがどのような存在感を放つのか、早くも期待が集まっている。

韓国ドラマ界で確固たる位置を築いたイ・イギョンが、2026年、日本の視聴者へどのような新たな魅力を見せてくれるのか注目だ。

キム・ジェギョン

2009年、KARAの妹分“RAINBOW”のリーダーとして華やかにデビューしたキム・ジェギョンは、抜群のビジュアルと存在感で早くから注目を集めた。

TBS『DREAM STAGE』で超大手音楽事務所「Bouquet Music」のプロデューサー、パク・ジスを演じるキム・ジェギョン (画像出典:©TOPSTAR NEWS)

2012年には、JTBCドラマ『モンスター』(原題:몬스터)で俳優としての第一歩を踏み出し、本格的に演技の道を歩み始めた。

以降、『高潔な君』(Naver TV/2015)や『バッドパパ』(MBC/2018)、『悪魔判事』(tvN/2021)、『アゲイン・マイ・ライフ~巨悪に挑む検事~』(SBS/2022)といった作品に次々と出演し、確かな演技力と幅広いキャラクター消化力でキャリアを積み重ねてきた。

昨年には結婚を発表し、公私ともに順調な歩みを見せたキム・ジェギョン。そんな彼女が来年挑む新たなステージが、TBSドラマ『DREAM STAGE』。

日本の地上波連続ドラマ出演は、彼女のキャリアにおいても大きなターニングポイントと言えるだろう。

劇中で演じるのは、超大手音楽事務所「Bouquet Music」のプロデューサー、パク・ジス役。
所属グループ“TORINNER”を世界的アーティストへと導くため、熱量を惜しまず情熱を注ぐキャラクターであり、ジェギョン自身が培ってきた芸能界での経験値が役柄に深く息づくことが期待される。

RAINBOW出身のK-POPアイドルから、韓国ドラマ界で確かなポジションを築いた俳優へ。そして2026年、日本のドラマシーンに新たな風を吹き込む起爆剤として、キム・ジェギョンの活躍に注目が集まっている。

KARA 知英(カン・ジヨン)

KARAのメンバーとして一世を風靡した知英は、2011年放送のテレビ東京『URAKARA』で初めて日本のドラマに出演。作品では本人役として登場し、等身大のトップアイドルである一方、裏では大物政治家をも口説き落とす“惚れさせ屋”というミッションを担う設定が話題を呼んだ。

日本テレビ『パンチドランク・ウーマン ~脱獄まであと××日~』でパク・ハユン役を演じるKARAの知英 (画像出典:©TOPSTAR NEWS)

放送から14年が経った今でも、KAMILIA(ファン名称)の心に深く刻まれている名作のひとつである。

2014年には、日本テレビ『地獄先生ぬ~べ~』への出演を機に本格的な日本ドラマ進出を果たし、俳優として新たな地平を切り拓いた。以降、『ヒガンバナ〜女たちの犯罪ファイル』(日本テレビ/2014)や『民王』(テレビ朝日/2015)、『そして、生きる』(WOWOW/2019)などの数々の作品に出演し、日本の視聴者からも広く愛される俳優として成長を遂げた。

韓国では今年公開された『I KILL U』(原題:아이 킬 유)で、貧しい少女カン・ソヌと財閥三世の孫娘ハン・ジヨンという1人2役に挑戦。まったく異なる境遇のキャラクターを巧みに演じ分け、俳優としての表現力の幅広さを改めて証明した。

また、ショートドラマKantaの『吸血家庭教師』にも出演し、新ジャンルの作品にも積極的に挑戦する姿勢を見せている。

そして本日12月5日、知英の日本テレビ『パンチドランク・ウーマン ~脱獄まであと××日~』への出演が情報解禁された。

本作は、正義感の強い女性刑務官のこずえが、殺人犯と前代未聞の脱獄劇に挑む物語。知英が演じるのは、殺人未遂の未決拘禁者で女区のリーダー格として描かれるパク・ハユン役。こずえからも一目置かれる存在という設定で、強烈な存在感を放つ重要キャラクターになることが予想される。

歌手としての成功から日本での本格的な演技キャリア、そして再び新作ドラマでの挑戦へと歩み続ける知英。2026年、彼女は再び日本の視聴者を魅了する存在となるに違いない。

ダンミ ニュース部

K-POP&韓国芸能ニュースの中から、皆さんの関心をキャッチして正確にわかりやすく翻訳し、お伝えします!

記事一覧を見る(8059件)




ご意見を自由にコメントしてください!

記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。

編集部おすすめ記事blank

サイトの広告について

Danmee(ダンミ)は、収益化の一環としてオンライン広告を展開しております。広告の内容(公序良俗を害するもの)や、可読性の低下につながる広告に関するご意見はこちらのフォームをご利用ください。

この記事と関連度が高いトピック

現在読まれています!

最新記事

RECENT TOPICs