• 2025年は“へび年”であり、1989年生まれ俳優にとって特別な一年となった。
  • 今年の韓ドラ界では89ラインの俳優たちが主演作を連発し、存在感を強く示した。
  • へび年らしい洞察力と成熟した演技でドラマ界を彩った5人の一年の軌跡を振り返る。

2025年は十二支で“へび年”であり、1989年生まれの俳優たちにとっては自身が干支と重なる特別な一年となった。

そんな中、今年の韓国ドラマ界ではこの89ラインの俳優陣が存在感を一層高め、主演作・話題作の中心として一年を鮮やかに彩ったことで注目を集めた。

彼らは深みのある演技力と成熟したスター性を武器に、作品ごとに異なるジャンルへ果敢に挑戦し、視聴者の心を強く惹きつけたのである。

また、へび年らしい洞察力・直観力・粘り強さを連想させる活躍ぶりは、俳優として円熟期を迎えつつある彼らの今の姿と重なり、今年のドラマ界の魅力を底上げしたと言える。

そこで本記事では、2025年の韓ドラ界を牽引した“へび年スター”、1989年生まれの韓国俳優5人の活躍を振り返る。(2025年12月4日現在)

カン・ハンナ (1989年1月30日生まれ)

1人目は、1989年1月30日生まれのカン・ハンナをご紹介。

カン・ハンナ (画像出典:©TOPSTAR NEWS)

2013年の映画『ローラーコースター!』でメリー役にキャスティングされ、本格的に俳優としての道を歩み始めたカン・ハンナ。

その後『麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜』(SBS/2016)、『知ってるワイフ』(tvN/2018)、『九尾の狐とキケンな同居』(tvN/2021)、『最愛の敵~王たる宿命~』(KBS/2022)など、幅広いジャンルで存在感を発揮し、安定した演技で視聴者の信頼を得てきた。

そして今年、全国最高視聴率17.1%を記録した大ヒット時代劇、tvN『暴君のシェフ』で燕熙君の側室カン・モクジュ役を熱演。

天下随一の美貌と冷徹な策略を併せ持ち、王の寵愛を受ける宿願でありながら、裏では燕熙君のために宮中の情報を運ぶ密偵として暗躍する複雑な人物を見事に体現した。

地位の頂点から奈落へと落ちる悲運の悪女像を描ききり、その鋭い眼差しと研ぎ澄まされた演技は視聴者を強く魅了した。

さらに12月26日より配信開始となるNetflixオリジナルドラマ『CASHERO 〜ヒーローは現金を持つ〜』では、財閥の令嬢でありヴィランのチョ・アンナとして出演することが決定している。

2025年の活躍を象徴するように、善悪を行き来する多彩なキャラクターを自在に操る実力派として、その歩みは来年以降も注目を集めるだろう。

チョン・ソミン (1989年3月16日生まれ)

2人目にご紹介するのは、チョン・ソミン。

チョン・ソミン (画像出典:©TOPSTAR NEWS)

1989年3月16日生まれの彼女は、2010年にSBSドラマ『赤と黒』でデビューし、同年のMBC『イタズラなKiss〜Playful Kiss』でヒロインのオ・ハニ役を務め、一気に大衆的人気を獲得した。

以降、自然体の演技と繊細な表情表現を武器に“ラブコメ女王”として広く親しまれ、数々の作品で視聴者の共感と笑いを同時にもたらしてきた。

今年、SBS『私と結婚してくれますか?』で婚約破棄や不動産詐欺に振り回され、人生の崖っぷちに立たされるデザイナー、ユ・メリ役を熱演。

キャラクターの悲喜こもごもを自然かつリアルに描き出し、愛らしさと等身大の魅力を兼ね備えたメリ像を見せることで、視聴者から高い支持を集めた。

さらに次回作として、Netflixオリジナルドラマ『ディーラー』(原題:딜러)へ出演し、4年目のカジノディーラー、チョン・ゴンファ役を演じる予定である。

熟練したディーリング技術とプロフェッショナルな微笑み、どんな事態にも動じない鋼のメンタルを備えたキャラクターとされ、公開時期はまだ未定ながら、チョン・ソミンの新たな一面を見せる作品として注目を集めている。

2025年の活躍を経て、ラブコメの枠にとどまらない演技領域をさらに広げつつある存在であり、来年以降の飛躍にも期待が寄せられる。

キム・ウビン (1989年7月16日生まれ)

3人目、キム・ウビンは188cmの高身長を生かし、2008年にモデルとしてデビュー。その後、2011年のKBSドラマスペシャル『ホワイトクリスマス』で俳優としてのキャリアをスタートさせた。

キム・ウビン (画像出典:©TOPSTAR NEWS)

続くKBS『ゆれながら咲く花』(KBS/2012~2013)ではパク・フンス役を演じて強い存在感を放ち、一躍注目される存在に。

その後も『相続者たち』(SBS/2013)、『むやみに切なく』(KBS/2016)、『私たちのブルース』(tvN/2022)など、話題作に立て続けに出演し、幅広いジャンルをこなせる俳優として地位を確立してきた。

2025年には、10月3日に公開されたNetflixオリジナルドラマ『魔法のランプにお願い』で約1000年の眠りから目覚めたランプの精霊ジーニー役を熱演し、神秘的でミステリアスな魅力を存分に披露した。

またプライベートでは、11月20日に10年の交際を続けてきたシン・ミナとの結婚を電撃発表し、12月20日に挙式を控えていることでも大きな話題を呼んだ。

さらに来年は、tvN新作『ギフト』(原題:기프트)で主演を務める予定であり、温かさとロマンを兼ね備えた投手コーチ、チョン・ミニョン役に挑むという。

俳優としての成熟と、人生の節目を迎えた2025年の歩みは、彼のキャリアに一段と深みを与える年となったのでは。

チョン・ヨビン (1989年7月26日生まれ)

4人目は、チョン・ヨビンをご紹介する。

チョン・ヨビン (画像出典:©TOPSTAR NEWS)

これまでドラマドラマ『恋愛体質~30歳になれば大丈夫』(JTBC/2019)や『ヴィンチェンツォ』(tvN/2021)、『いつかの君に』(Netflix/2023)をはじめ、『楽園の夜』(Netflix/2021)、『ハルビン』(2024)など、多彩なジャンルの作品で存在感を示してきた実力派俳優。

今年は、SBS金土ドラマ『私たちの映画』、そしてGenie TVオリジナルドラマ『優しい女 プ・セミ』の2作品で主演を務め、まさに飛躍の一年となった。

中でも『優しい女 プ・セミ』は回を追うごとに口コミが拡大し、最終話では視聴率7.1%を記録するヒット作へと成長した。

劇中では、人生の一発逆転を夢見て余命わずかな会長と契約結婚を結ぶ女性キム・ヨンランを熱演し、視聴者の心を捉えた。

また映画でも活躍を広げており、ソン・ヘギョ主演のホラー映画『鬼胎(クィテ) 黒い修道女』に出演。本作は来年1月30日に日本公開予定で、国内外の観客からさらに注目を集めることが期待されている。

2025年、チョン・ヨビンは幅広いジャンルを軽やかに行き来しながら、確固たる存在感を示した一年となった。

イ・ジョンソク

イ・ジョンソク (画像出典:©TOPSTAR NEWS)

1989年9月14日生まれのイ・ジョンソクは、2010年放送のSBSドラマ『検事プリンセス』で本格的に俳優デビューを果たした。

同年には社会的旋風を巻き起こした大ヒット作『シークレット・ガーデン』や『ハイキック3~短足の逆襲』(MBC/2011~2022)、にも出演し『ゆれながら咲く花』(KBS/2012~2013)ではキム・ウビンと息の合ったコンビネーションを見せ、一気に人気を高めた。

その後『君の声が聞こえる』(SBS/2013)、『あなたが眠っている間に』(SBS/2017)、『ロマンスは別冊付録』(tvN/2019)、『ビッグマウス』(MBC/2022)など、出演するたびに高い存在感を示してきた視聴率を呼ぶ俳優として知られている。

そして今年、7月から8月にかけて放送されたtvNドラマ『瑞草洞<ソチョドン>』で、弁護士歴9年目のアソシエイト弁護士アン・ジュヒョン役を務めた。冷静で論理的、そして出世より安定を重んじる現実主義者というキャラクターを柔らかな眼差しと繊細な芝居で体現し、作品に落ち着いた魅力を添えた。

さらに、来年公開予定のDisney+オリジナル韓国ドラマ『再婚承認を要求します』では、西王国の皇太子ハインリ役として登場する予定。ナビエの運命に大きく関わる重要人物を演じるとされ、早くも国内外のファンから期待の声が集まっている。

2025年も安定した存在感を放ち続けたイ・ジョンソクは、年男として迎えた今年、俳優としての幅と深みをさらに広げる一年となった。今後の活動にも引き続き注目したい。

***
来年、2026年の干支は「午 (うま)」。

今年の年男・年女として韓ドラ界を力強くけん引した“89年ライン”からバトンを受け取るのは、1990年生まれの面々である。

イ・ジュノ、コ・アラ、パク・ボヨン、カン・ソラ、パク・シネ、カン・ハヌル、チェ・ウシク、キム・ジョンヒョン、イム・スヒャン、キム・テリ、イム・ユナ、コ・ギョンピョ、イム・ジヨン、シン・セヨン、イ・ソンギョン(順不同)など、豪華俳優が勢ぞろいしている。

スター性、演技力、話題性を兼ね備えた強力な世代だけに、どの作品でどのような活躍を見せてくれるのか、今から期待が高まるばかりだ。

2026年、韓国ドラマ界を新たに彩る“午年スター”たちの一年が、どのような輝きを放つのか注目していきたい。

ダンミ ニュース部

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