• 韓国時代劇は王宮や貴族社会を舞台に、陰謀や権力争いを中心に描かれるのが特徴。
  • 複雑な人間関係や心理描写、恋愛要素も加わり、物語に深みと緊張感を与えている。
  • 記事では、5月12日から放送される注目の韓国時代劇ドラマと、スリリングな展開が好評の3作品を紹介。

韓国の時代劇ドラマは、日本のそれとは一線を画し、王宮や貴族社会を中心に描かれることが多い。

そのため、物語の舞台は豪華な宮殿や広大な王宮内で繰り広げられるが、その中でも特に注目されるのが、宮内で起きる様々な陰謀や政敵との戦いの要素だ。これらの要素は、視聴者にとって非常に魅力的で、韓国時代劇の特徴とも言える。

特に印象的なのは、王位継承を巡る宮廷内での陰謀や権力争い。主人公が巻き込まれる陰謀劇や復讐の要素は、視聴者を次第に引き込んでいく‥単なる歴史的な背景を描くだけでなく、登場人物たちが織り成す複雑な人間関係や心の葛藤に重点を置いており、これにより登場人物一人一人の動機や心情が深く掘り下げられることが多い。

また、恋愛要素も重要な役割を果たしており、権力争いと恋愛が交錯することで、物語はより一層ドラマチックになる。愛と裏切り、欲望と誠実が交錯する宮廷内での人間ドラマは、視聴者に強い印象を与える。

今回の記事では、来週5月12日から日本のテレビで放送が開始される韓国時代劇ドラマを紹介。スリリングな展開で韓国ドラマファンから好評を得ているドラマ3選も合わせてピックアップした。

王の顔(KBS/2014)

『王の顔』は、朝鮮王朝時代の王位継承争いを描いた時代劇。主人公・光海君は「王にふさわしい顔」を持つとされ、父・宣祖はその才能に嫉妬し、父子の対立が物語を緊迫させる。

また、宮廷内では観相師の占いが権力闘争の武器となり、観相書の盗難や陰謀が次々と発生する。さらに、王位を狙う者たちの裏切りや暗殺が展開され、常に危機感が漂う。

こうした複雑な陰謀と緊張感が絡み合い、視聴者を引き込むスリリングな物語が展開される。

●日本初回放送情報:アジドラ/2025年5月12日(月) 午前11:30〜
●番組ページ:https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011208/
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:KBS
王の顔
時代劇
KBS/2014/全23話

あらすじ

時は、政権闘争が激化している1589年。観相師から王になってはならない顔と予言された過去を持つ第14代王の宣祖(ホン・テウィ/イ・ソンジェ扮)は、王の相を持って生まれた息子の光海君(ソ・ドンヒョン/ソ・イングク扮)に嫉妬し、鍼で相を変えようと企んでいた。そんなある日、王宮の書庫に盗賊が侵入。捕らえられた盗賊はごくわずかの人しか知らない王家に代々伝わる観相書「龍顔秘書」の名前を口にして・・。

キャスト

ソ・イングク、イ・ソンジェ、チョ・ユニ、シン・ソンロク、キム・ギュリ 他

最高視聴率・受賞歴など

9.1%

口コミ

「ストーリーがよかった」
「淡々と見られる時代劇」
「切なかった」

予告映像


動画出典:ポニーキャニオン WE LOVE K

根の深い木~世宗大王の誓い~(SBS/2011)

『根の深い木~世宗大王の誓い~』は、世宗(朝鮮王朝4代目国王)が推進するハングル創製事業に絡む連続殺人事件から始まり、主人公カン・チェユンが真相に迫るサスペンスが全編にわたって展開される。

秘密組織“密本”がハングル創製を阻止しようと暗躍し、国王や学者たちとの激しい駆け引きが繰り広げられる。裏切りや心理戦が続き、視聴者は誰が味方で誰が敵か分からない緊張感に引き込まれる。

また、新しい文字の創製が既得権を持つ両班(貴族層)にとって脅威となり、世宗は危機に直面する。登場人物それぞれの葛藤が物語に深みを与え、歴史的転換点がスリリングに描かれている。

●日本初回放送情報:BS松竹東急/2025年5月14日(水) 午前11:59〜13:00
●番組ページ:https://www.shochiku-tokyu.co.jp/program/525/
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:SBS
根の深い木~世宗大王の誓い~
時代劇
SBS/2011/全24話

あらすじ

朝鮮王朝一の天才君主、世宗大王の時代を舞台に、ハングル誕生をめぐる物語を描いた作品。

キャスト

ハン・ソッキュ、チャン・ヒョク、シン・セギョン、ソン・ジュンギ、ソ・ジュニョン 他

最高視聴率・受賞歴など

25.4%

口コミ

「心に残るドラマ」
「深い話だった」
「最初から最後まで面白かった」

予告映像


動画出典:ポニーキャニオン WE LOVE K

風と雲と雨(TV CHOSUN/2020)

主人公チョンジュンは四柱推命を駆使する一流の観相師で、ヒロインのボンリョンは未来を見通す霊能力者だ。二人の特別な力が王族や権力者たちの思惑に翻弄され、宮廷内で激しい駆け引きや陰謀が繰り広げられる。

物語は、裏切りと復讐が渦巻く人間ドラマを描き、主要キャラクターたちは裏切りや復讐に翻弄される。愛する人とのすれ違いや家族の悲劇、没落が続き、常に緊張感が漂う。

また、王位継承を巡る策略と陰謀が宮廷内で繰り広げられ、跡目争いを巡って権力闘争が激化し、誰が味方で誰が敵か分からない緊迫したゲームが展開される。

最後に、運命的に引き裂かれたチョンジュンとボンリョンが再会し、愛と信頼を取り戻す過程が、障害や危機を乗り越えながら描かれている。

●日本初回放送情報:チャンネル銀河/2025年5月15日(木) 午後21:30〜23:00
●番組ページ:https://www.ch-ginga.jp/detail/kazekumoame/
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:TV朝鮮
風と雲と雨
ロマンス/時代劇
TV朝鮮/2020/全21話

あらすじ

時は、1853年。わずか15歳で科挙に首席合格したチェ・チョンジュン(カン・テウ/パク・シフ扮)は、江華島の世子と呼ばれていた。ある日、肝試しをするために親友チェ・インギュ(チェ・ジョンウ/ソンヒョク扮)と山奥に行ったチョンジュンは、そこで少女イ・ボンリョン(ホン・スンヒ/コ・ソンヒ扮)と出会い・・。

キャスト

パク・シフ、コ・ソンヒ、チョン・グァンリョル、ソンヒョク、ワン・ビンナ 他

最高視聴率・受賞歴など

6.3%

口コミ

「新しい形の時代劇みたい」
「少し話が忙しい作品」
「ロマンス要素も多め」

予告映像


動画出典:NBCユニバーサル アジア

ダンミ 編集部

記事一覧を見る(2897件)




ご意見を自由にコメントしてください!

記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。

編集部おすすめ記事blank

サイトの広告について

Danmee(ダンミ)は、収益化の一環としてオンライン広告を展開しております。広告の内容(公序良俗を害するもの)や、可読性の低下につながる広告に関するご意見はこちらのフォームをご利用ください。

この記事と関連度が高いトピック

現在読まれています!

最新記事

RECENT TOPICs