• ソヒョンがYouTube番組で、練習生時代の「30分前に来て床掃除」などの厳しい軍紀文化を振り返った。
  • SMエンターテインメントでは、敬語や序列を徹底する教育が行われていたという。
  • 軍紀文化には肯定的な意見もある一方で、パワハラや権威主義として批判される声も増えている。
ソヒョン

ソヒョン 写真=©TOPSTAR NEWS

K-POP界に根強く存在するとされる“軍紀文化”。その一端を、少女時代のソヒョンが明かした。

ソヒョンは、4月16日にYouTubeチャンネル『ヒョヨンのレベルアップ』に公開された『ヒョヨンの軍紀を正しに来たソヒョン』というタイトルの映像にゲスト出演。同チャンネルのホストであるヒョヨンと共に、自身の練習生時代やデビュー当初のエピソードを語った。

その中でソヒョンは「後輩は30分前に来て床を掃除しなければならなかった」と回顧。さらに「先輩に対して後輩は、徹底的に敬語を使うのが礼儀だった。それがSMで受けた教育」と語り、SMエンターテインメント内での礼儀作法の厳しさをうかがわせた。実際、少女時代のメンバーであるユリからも「タメ口は禁止」「敬語を使って」と繰り返し指導されたという。

このような文化は、韓国芸能界における「軍紀文化」と呼ばれ、特にK-POPの練習生制度において色濃く残っている。単なる礼儀作法の範囲を超え、挨拶、態度、食事、掃除など日常生活のあらゆる場面において先輩後輩の序列が重んじられるのが特徴だ。

たとえば、美容室では先輩が先に髪を洗い、食事でも先輩が先に箸をつけ、雑用は後輩が担うのが当然とされてきた。こうした上下関係は、韓国社会全体に浸透する儒教的な価値観や年功序列の文化とも無関係ではない。

肯定的な視点では「先輩からの叱責や指導は、後輩への愛情表現であり、成長の糧になる」とする意見もある。また「規律がチームの秩序や団結を生む」とポジティブに受け止める現場もあるようだ。

一方で、過度な序列意識や規律の強制は、「パワハラ」や「権威主義」として批判されることも少なくない。後輩の自由な発言や行動を抑圧し、精神的な負担やトラウマにつながる可能性もある。近年では、現役アイドルや芸能関係者の間でも、こうした文化への見直しを求める声が少しずつ上がってきている。

編集長コラム

Danmee編集長のコラムです。韓国芸能界の出来事やネットの話題を分かりやすく解説しております。日本のマスコミが滅多に取り上げない様々な韓国情報を読者の方々と共有していきたいと思います。

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