主演映画の累計観客動員数9,000万人を記録した人気俳優リュ・スンリョンの日本オフィシャルサイトが2月にオープンする。確かな演技力と幅広いキャラクター表現で国内外から支持され、新たな挑戦として日本での活動に乗り出す。今回、サイトオープン記念インタビューでは、自身のフィルモグラフィーや知られざる素顔、日本映画への考えを3つのテーマに分けて語った。

©PRAIN TPC
累計観客動員数9,000万人(韓国ボックスオフィス基準)を記録した『7番房の奇跡』『エクストリーム・ジョブ』『バトル・オーシャン 海上決戦』の主演俳優リュ・スンリョンの日本オフィシャルサイトが2月にオープンする。
多彩なジャンルを自在にこなす確かな演技力と幅広いキャラクターの表現力で国内外で根強い人気を誇る彼は、単なるファンダムの拡大を超え、俳優として成長を続けるための新たな挑戦に乗り出す。
今回、日本オフィシャルサイトのオープンを記念して行われたインタビューを通じてリュ・スンリョンは自身のフィルモグラフィーだけでなく、知られざる素顔、そして日本映画と活動に対する考えを3つのテーマに分けて、率直な思いを語った。
映画、ドラマに刻んだ足跡について
Q. 出演作の累計観客動員数は1億140万人、主演映画の観客動員数は約9,000万人に達すると伺いました。多くの観客に愛されることについての感想をお聞かせください。
作品は観客の皆さんによって完成されるものだと考えています。
1,000万という大きな記録を通じて、映画を一緒に完成させてくださり本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
Q. それぞれ異なる配役を完璧に消化されていらっしゃる俳優「リュ・スンリョン」を一言で定義するのは難しいかと思いますが、ご自身で定義されるとしたらどのような表現になりますか?
“最善を尽くす俳優” ーー。どんな作品であれ、その瞬間に自分ができる限りの最善を尽くして撮影に臨んでいます。
アクション、コメディ、家族愛、ロマンスまで、職人精神で一つ一つのシーンと向き合い、常に豊かなアイデアを生み出すように努めています。
Q. 映画俳優として大きく脚光を浴びるきっかけとなった2011年の作品『高地戦』『神弓 KAMIYUMI』をはじめ『バトル・オーシャン 海上決戦』『サイコキネシス -念力-』『ムービング』など、全身を投じて挑むアクション演技が多いですが、元々アクションが得意でいらっしゃるのですか?
アクションシーンに臨む際、十分に準備をするのですが、撮影時には事前に合わせた動きを自然に演じられるように心がけています。
台本に忠実に練習した通りに演技すると、ありがたいことにスタッフの皆さんが何倍も素敵な映像に仕上げてくれます。現場でのこうしたサポートがあるからこそ、アクションシーンもより格好良く、撮影できるのだと思います。
またアクションにも物語と感情を込めることが大切だと思います。
たとえ華やかなアクションでも物語がないと単なる動きに過ぎません。アクションの中にも、キャラクターや作品のストーリーがしっかり反映されるように意識しています。
Q. これまで少し突拍子もなく、時には正直なヒューマニズムを盛り込んだコメディ作品にもたくさん出演されていらっしゃいます。少し唐突なご質問ではありますが、元々ユーモラスな性格なのでしょうか。それとも演技として表現されていらっしゃるのでしょうか?
私の家族は、集まるとお互いを笑わせ合うような性格で、家族から得た気質もあるのかもしれません。
また長年出演してきたミュージカル『NANTA』を通じてテンポや表情、リズムを学びながら自然と身につけた部分もあると思います。
Q. 「キングダム」シリーズの大ヒットにより、Netflix発 韓国ドラマのグローバルヒット時代の序幕を開けたと評価されていますが、時代劇+ゾンビというテーマに最初戸惑いなどはございませんでしたか?
最も韓国らしいテーマに、西洋の要素が融合した作品でした。
一見、馴染みのない組み合わせに感じる人もいると思いますが、最終的にストーリー自体が韓国の視聴者が一番親しみやすい「人々の物語」となっています。
私が演じたチョ・ハクジュも複雑な信念を持った人物で、この信念が物語に説得力を持たせるように演じることを常に考えました。
登場人物の物語に共感できれば、いくらテーマが独特であっても多くの方々に愛していただけるのではないかと思います。
Q. 『ムービング』の世界的ヒットによって驚異的な治癒能力と怪力を誇る”純情男”チャン・ジュウォンとして多くの視聴者をときめかせましたが、特に印象に残っているシーンはございますか?
過去にジヒ(クァク・ソニョン扮)と初めて出会ったシーンが思い出に残っています。
道に迷っていたジュウォンの前に、まるで一筋の光のように現れるのですが、その瞬間自体がジュウォンの人生そのものだと感じました。
道を見失っていたジュウォンのもとに光のように現れ、それ以降、すべての純情を捧げるジュウォンの人生において最も重要なシーンだったと思います。
Q. 映画でもドラマでも数々の名作を誕生させ、輝かしい受賞歴もお持ちのリュ・スンリョンさんですが、俳優として残っているミッションはございますか?
新たなことに挑戦するのがミッションです。
まだ世の中には多くの面白い物語が存在しており、このお話のオファーが来た時に新しい挑戦を続けられるよう、心も体も準備しながら待つのがミッションです。
俳優ではなく人間「リュ・スンリョン」について

©PRAIN TPC
Q. これまで多くの名作を通じて、様々な人生を演じてこられました。その中でご自身の本来の姿と最も似ていると思う役はどのキャラクターでしょうか?
映画『エクストリーム・ジョブ』のコ班長と似ている点が多いと思います。
家庭では一家の大黒柱であり父親、職場ではリーダーであるコ班長のように家庭と撮影現場で自身の役割を果たすという点が似ていると思います。
またイ・ビョンホン監督がコ班長のユーモラスな性格を演じやすいようにしてくださり、さらにシンクロ率が高まりました。
Q. これまで娘の父親役が多いですが、実際は2人の息子さんを持つリュ・スンリョンさん。どのような父親になりたいという理想像はございますか?
「木」のような父親になりたいです。
子どもが小さいころはよじ登って遊べる存在であり、大きくなったら日陰を作って果実を実らせ、最終的にはすべてを与えられるような父親でありたいと思っています。
Q. 撮影現場で常にポジティブなエネルギーを発散されていらっしゃると伺いました。現場の雰囲気を楽しくするために何か特別な秘訣はございますか?
皆さんの名前を覚えるようにしています。
監督はもちろん、新人スタッフの方まで名前を覚えると早く仲良くなれ、雰囲気がよくなります。
特により近い距離で接する機会が多いメイクや衣装スタッフの方の名前は一番に覚えるように心がけています。
Q. これまで独立映画の支援や空き家活用、気候危機キャンペーンなど、さまざまな社会活動を継続的に行ってこられましたが、特にこうした活動に関心を持つようになったきっかけは?
俳優という職業は、作品だけでなくさまざまなメディアを通じて多様な姿を見せることができる素晴らしい仕事です。
ご質問にあった活動は、結局のところ私たち全員にとっていい影響をもたらすものです。
そのような「ともによくなる活動」を、俳優という職業を通じてさらにお見せできることに感謝しています。
日本映画と活動、日本に対する感想や思い、今後の抱負について

©PRAIN TPC
Q. 日本映画やドラマはよくご覧になられますか?また日本の作品をご覧になって、俳優としてどのようなインスピレーションを受けられましたか?
日本の作品の中では、アニメ映画をよく観ます。
平凡だけど大切なものを描いた物語や、ささやかな美しさを表現した作品は、アニメーションを通じてより深く心に響いてきます。
これらの作品を観ることで、新しい作品に出会う時にも、想像力により深みが増していきます。
Q. 今後もし日本活動をされるとしたら、どのような役に挑戦したいでしょうか?
俳優の方々の演技を見ていると、この役はこの俳優のためにあるものだと思います。
私ならどう演じただろうかということは考えたことはありません。
自身の想像力では計り知れない物語がたくさんあるので、これから私に訪れる新しい物語、新しいキャラクターをいつも楽しみにしています。
Q. 韓国と日本を超えて、世界中の観客の皆さんにどのような俳優として記憶されたいですか?
私が思い描く姿のように最善を尽くす俳優として記憶されたいです。
どの作品も本当に懸命に撮影に臨み、すべてのエネルギーを注ぐように努めています。
最初に述べたように、作品は観客の皆さんに観ていただくことで完成するものなので、私たちは常に最善を尽くし、一生懸命取り組むしかありません。
そうした努力が込められた作品を通じて、観客の皆さんにお届けしたいです。
Q. 最後に日本のファンにメッセージをお願いいたします
初めて日本のファンの皆さんと交流する機会ができ、とても新鮮で感謝しています。
この機会を通じて皆さんと私の新たな姿を一緒に共有しながら交流できるよう努めてまいります。
多くの関心と愛をよろしくお願いいたします。ありがとうございます。
(写真=©PRAIN TPC / インタビュー=Danmee)
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