今日は待ちに待った金曜日。明日から2日間、お休みの人は多いのではないでしょうか。

外出するのもいいですが、日頃の悩みや疲れを吹き飛ばし、別世界に連れて行ってくれる韓国コンテンツを家で楽しむのもいいですよね。

そこで本記事では、多くの利用者を持つNetflix(ネットフリック)に限定して、おすすめ作品を3つご紹介。せっかくの休日を無駄にしないよう、Netflixの視聴ランキングで初登場ナンバー1に輝いた人気作を集めました。

コン・ユ主演映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016)を手掛けるなど、日本アニメ好きのヨン・サンホ監督作品で、どこか日本の香りが漂う既視感たっぷりの安心できる観て後悔しないラインナップになっています。

まずは同監督に触れてから、各作品のあらすじやみどころを1作ずつ紹介していきます。

ヨン・サンホ監督

ヨン・サンホ監督は、アニメーションからスタートし、映画・ドラマでキャリアを積んだ独特な経歴の持ち主。物語の中にアニメの要素が見え隠れするのが、ヨン・サンホ監督作品の特徴と言われています。

ヨン・サンホ監督(写真提供：ⓒ TOPSTAR NEWS、画像出典：Netflix)

また過去のインタビューでは、ジブリ作品で有名な宮崎駿や、『AKIRA』の大友克洋、『クレヨンしんちゃん』の湯浅政明、『行け！稲中卓球部』古谷実など、日本の漫画やアニメを手掛けた巨匠たちのファンだと語っており、『すずめの戸締まり』などを手掛けた新海誠の作品も数多く観たそうで根っからの日本アニメ好き。

この影響を受けたのか、彼の映画やドラマには、日本人ならどこかで観たことがあるような雰囲気や設定、展開がほんのり盛り込まれていることもしばしばです。

JUNG_E/ジョンイ(2023)

1作目は映画『JUNG_E/ジョンイ』。サイボーグの戦闘能力に優れた少女が様々な強敵と戦う日本のSF格闘漫画『銃夢』を彷彿とさせる設定になっています。

物語は、気候の変動によって地球が荒廃したところからスタート。人類は宇宙に”シェルター”なる新たな場所を作って移住するのですが、戦争が勃発し戦いに終止符を打つため伝説の傭兵ジョンイの脳データを複製することに。最強のAIを開発しようとする人々を描いたSFアクションです。

AIの尊厳について観る者に問いかけるメッセージ性の強い1作になっています。

●出演：故カン・スヨンさん、キム・ヒョンジュ、リュ・ギョンス他

地獄が呼んでいる(2021)

2作目は、2024年にシーズン2が配信される予定の『地獄が呼んでいる』。浦沢直樹のベストセラー漫画で映画化もされた『20世紀少年』と同様、カルト宗教を題材に物語が進んでいく点にどこか既視感を覚える作品です。

物語は、何の前触れもなく現れた地獄の使者から、人々が地獄行きの宣告をされる超自然的な現象が発生。この混乱に乗じて復興した新興宗教団体のと、事件の真相を明かそうとする者たちが繰り広げるオカルトスリラーサスペンス。

追い詰められ恐怖のあまり宗教団体に飲み込まれる人々の心理や、その怖さは『20世紀少年』を観た人なら共感できるはず。

●出演：ユ・アイン、キム・ヒョンジュ、パク・ジョンミン他

寄生獣 ーザ・グレイー(2024)

最後は、少し前にNetflixで公開されたばかりの『寄生獣 ーザ・グレイー』。岩明均の漫画『寄生獣』を原作に、韓国を舞台にしたスピンオフドラマです。物語の元となるストーリーが、日本の漫画なので既視感たっぷり。

人間に寄生する未確認生物と人間の戦いを描いたSFファンタジーで、莫大な制作費が投入されたことを予想させる仕上がりは圧巻。原作の世界観は保ちつつ、韓国スタイルに味付けされたストーリーは漫画を楽しんだ人でもきっと満足できるはず。

全6話で話数が短いため、休日に一気見できる長さになっています。

●出演：チョン・ソニ、ク・ギョファン、イ・ジョンヒョン他

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