- 韓ドラのテッパン枠と言われてきた、KBSの週末ドラマ枠が危機に瀕している。
- 新作ドラマ『美女と純情男』では、『紳士とお嬢さん』(KBS/2022)を成功へと導いたチ・ヒョヌが主演を務めるも、視聴率が獲得できていない状況だ。
- 出せるカードがなく完全に行き詰っているKBSの現状を、『美女と純情男』に対する視聴者の反応からみてみる。

3月23日にスタートしたチ・ヒョヌ主演の『美女と純情男』(画像出典:KBS)
KBSの週末ドラマが、今危機に瀕している。
長年韓ドラ界のテッパン枠と言われ、放送された作品は視聴率30%を超えるのが当たり前、お家芸であるドロ沼劇が編成され、主婦層から絶大なる支持を得てきた枠だ。
VOD・OTTの登場によりテレビ離れが加速し視聴率低迷が進むなか、最後までなんとか数字を獲得していたのだが、どうやら限界が訪れた様子。
2022年4月にスタートした『ヒョンジェは美しい』以降、『三姉弟が勇敢に』、『本物が現れた!』、『ヒョシムの独立奮闘記~Live Your Own Life』まで30%を超えた作品がないどころか、最近は、不振のボーダーラインとされている視聴率20%をとることさえ困難を極めている状況だ。
そんななか、3月23日に『美女と純情男』がスタート。大ヒット作『紳士とお嬢さん』(KBS/2022)を執筆した作家が脚本を務め、同作を成功へと導いたチ・ヒョヌが主演を務める作品だ。物語を大いに盛り上げた役者陣も大勢登場する。
コケるわけにはいかないと言わんばかりの固い守りの態勢が感じられる本作。不調を断ち切ることが期待されたが、第1話の視聴率は15.3%で、第2話は若干上昇したものの17.2%しか獲得できず、早くも不穏な空気が流れている。
その理由は既視感。『紳士とお嬢さん』で観た顔ぶれが目立つことに、役者を使いまわしているだけだとの否定的な意見が挙がってしまったのだ。
また、出生の秘密というお決まりの設定にも飽き飽きしているようで、先の読める展開に面白さを見いだせない人も。
『紳士とお嬢さん』という過去の栄光を活用した作戦は、成功を収めるどころか視聴者に背を向けられている。
かつて最高視聴率38.2%を叩き出したチ・ヒョヌすら、残念ながら今のKBSの週末ドラマ枠は救うことができそうにない。
また、冒頭で触れた『ヒョシムの独立奮闘記~Live Your Own Life』には、同枠で活躍してきたユイを主役に迎えたが、これもいまいちという結果に。

ユイが主演を務めた『ヒョシムの独立奮闘記~Live Your Own Life』(画像出典:KBS)
出せるカードがなく完全に行き詰っている様子のKBSだが、この状況に対し、キム・ソンス大衆文化評論家が韓国メディア・マイデイリーの取材で、「KBSの週末ドラマは、ドラマとしての競争力と効用をずいぶん前に失った」とし、『紳士とお嬢さん』が最後の功績であると断言。
そして、産業的な側面で見た場合、同枠の主な視聴者層が文化的な主導権を失った購買力の低い高い年齢層であるとしたうえで、KBSが他の層を積極的に流入するための編成と制作戦略を立てる必要があると語った。
しかし同評論家によると、KBSには戦略的思考能力を持つ人材が不足しているのだとか。
まさに窮地に追い込まれている同テレビ局が、今後どのような打開策を見つけるのか注目される。
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