- 麻薬投薬の疑惑を否認している、BIGBANG(ビッグバン)のG-DRAGON(ジードラゴン/本名クォン・ジヨン)。
- 彼は警察にも自ら出頭し、聴取を受けた後も、強気な姿勢を貫いている。
- そんな彼の堂々とした姿は、かつてスキャンダルが報じられて警察に出頭した、ある俳優の姿に重なると韓国ネットで話題になっている。

警察での聴取後、取材に応えるBIGBANGのG-DRAGON (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS、画像出典:MBCnews 動画キャプチャー)
11月6日、麻薬投薬の疑いで立件されているBIGBANG(ビッグバン)のG-DRAGON(ジードラゴン/本名クォン・ジヨン)が自ら警察に出頭した。
この日、黒いスーツに青いシャツ、さらにメガネ姿で現われた彼は、報道陣から「麻薬投薬疑惑を認めるか?」と問われると「私は、麻薬関連の犯罪に対する事実はない。それを明らかにするためにこの場に来たのだから、早く調査を受けて出てくる」と疑惑を否定した。
そして、4時間ほどの調査を終えて出てきたG-DRAGONは「調査に必要な陳述であれ毛髪であれ、必要なことは全て積極的に協力した」とし、簡易試薬検査の結果は“陰性”だったと明らかにした。
今後警察は、採取した尿や毛髪を、国立科学捜査研究院に依頼し精密検査を行う方針で、彼に薬物を渡したとされる遊興施設の従業員との関連性などについても調査を続ける予定だという。
G-DRAGONは、取材陣からの「無実を主張する立場に変わりないか?」という質問に「変わったらダメだろう」と答え、疑惑に対し全面否認する姿勢を貫いている。
そんな彼の表情や様子が「あの俳優とダブって見える」と、韓国ネットで密かに話題となっている。
それは、過去に性的スキャンダルが報じられた俳優イ・ジヌクである。

堂々とした態度で警察に出頭した、俳優イ・ジヌク (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
イ・ジヌクは、2016年7月、性的暴行の疑いで30代女性(以下、Aさん)から提訴された。
Aさんは、知人との食事の席で出会ったイ・ジヌクが、自宅に訪ねてきて性的暴行をはたらいたとし、警察署に告訴状を提出した。
これを受け、イ・ジヌクはすぐに容疑を否認し、逆にAさんを虚偽告訴罪で訴える。
その後、警察に出頭し、長時間にも及ぶ聴取を受けた彼は、捜査の結果、嫌疑なしの不起訴処分となっている。
一方、虚偽告訴罪で訴えられたAさんは、一審で無罪判決を受けるも、控訴審では有罪が認められ、懲役8カ月、執行猶予2年を言い渡された。
裁判所は「暴行、脅迫など強圧で性関係がなされた」というAさんの主張に信憑性がないと明らかにした。つまりAさんよりも、潔白を主張したイ・ジヌクの陳述に信憑性があったと判断されたことになる。
当時、警察に出頭する際、取材陣の前に現れたイ・ジヌクの姿が、韓国で話題になった。
表情には憔悴した様子が見られたものの、自身に向けられた疑惑に臆することなく、堂々とした態度だったからである。
どうやらこの時のイ・ジヌクの姿が、警察にも余裕の態度を見せるG-DRAGONと重なったよう。
麻薬投薬の疑いに無実を主張し自ら出頭、そして警察の取り調べにも積極的に協力する姿勢を貫いているG-DRAGON。
嫌疑の内容は異なるものの、彼が報道陣に見せた様子から、かつてのイ・ジヌクを思い出した人が多いようだ。
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