- 韓国野党の報道官が、俳優イ・ソンギュンの報道タイミングに対し“陰謀論”を主張した。
- 報道官によると、彼の麻薬記事を使って、政権に浮上した疑惑を隠したのではないかという。
- 芸能人のイシューが、政治スキャンダルから国民の目をそらす目的で利用されたと疑いの眼差しを向けている。

違法薬物の使用疑惑が報じられた、俳優イ・ソンギュン (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
今、世間の関心を集めているイシューといえば、俳優イ・ソンギュンの麻薬使用疑惑。
10月20日、所属事務所は「現在、イ・ソンギュンに提起されている疑惑について、正確な事実関係を確認中だ。今後行われる捜査機関の捜査などにも誠実に臨む予定」と公式コメントを発表した。
そしてイ・ソンギュンは、警察役を務める新作の主演ドラマを降板。他にも映画2本の公開が控えていたという。警察の捜査が進められる中、制作会社や放送局は対応に追われている。
連日報じられているイ・ソンギュンの疑惑には、新たな薬物使用の疑いも浮上。今後の動向に注目が集まっている。
タイムリーな報道に陰謀論が浮上
そんな中、韓国最大野党「共に民主党」のイ・ギョン副報道官が、ある疑惑を提起した。
10月21日、イ副報道官はフェイスブックに文章を掲載。タイトルには「芸能人の麻薬記事で覆ってみようと?」と書かれている。
そして、イ・ソンギュンの疑惑を報道したタイミングについて「妙だ」と切り出した。
イ副報道官の説明によると、まず最近、ユン大統領の秘書官を務めるキム・スンヒ氏の子どもが校内暴力を行い、相手に全治9週間の怪我を負わせたことが明るみになった。
ところが、キム・スンヒ氏が、大統領夫人であるキム・ゴンヒ氏と高麗(コリョ)大学院時代の同期であることも関係してか、軽い処罰で済んだという。
韓国ではこの一連のニュースが話題となり、世間は、大統領と秘書官の特別な関係性に疑いの目を向けた。
そこでイ副報道官は「このような記事が、“イ・ソンギュン麻薬投薬疑惑”で覆われている」と主張。政権に対する疑惑を、イ・ソンギュンのスキャンダルで隠そうとしたのではないかと伝えている。
そして「数カ月前にも似たようなことがあった」と、俳優ユ・アインの麻薬容疑の記事を取り上げる。今年3月、彼の話題で騒がしかった時期にも同じようなことが起きていたと、“陰謀論”を強調している。

麻薬投薬の疑いで11月に初公判を迎える、俳優ユ・アイン (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
報道のタイミングは世論操作が目的?
イ副報道官が提起した“陰謀論”は「政権の世論操作」を指しているが、この疑惑はこれまでにも度々提起されている。
政界や財界で社会的なスキャンダルが起きた際に、芸能界の熱愛説など世間が高い関心を示すようなイシューが報じられた事例が少なくないからだ。
その一つが、コロナ禍の2021年3月に報じられた、人気アイドルA氏の疑惑に関する一連の報道である。
韓国政府の防疫指針を違反した疑いで警察の調査を受けたA氏は、2月末に、接待を伴う飲食店で知人らと3人で午前0時まで飲酒し「警察の取り締まりに応じず、逃走を図った」と、イメージダウンにつながる内容が報じられた。
しかし、一部のネットユーザーが、この報道のタイミングに対して、“陰謀論”を疑う声を上げたのである。
当時、韓国では、韓国土地住宅公社の社員による不動産投機疑惑の話題で持ち切りだった。
韓国土地住宅公社は、韓国国内の住宅普及や不動産市場の安定を図るために国の政策を実行する会社で、政府の方針や最新の不動産情報が集まる機関。
準公務員と称される同社の社員が、新都市開発計画と関連が高い地域の土地を購入したという疑惑には、韓国国民とメディアの批判が殺到し韓国ネットを埋め尽くした。
だがその数日後に、MBCの単独報道によって、アイドルA氏のニュースが報じられたのである。
韓国の野党支持派によると、MBCは親政権メディアに分類されるという。実際に、MBCは大統領や政権、与党にとって都合の悪いニュースは、内容を修正したり報じないなどの工作が行われていると、第一野党から指摘を受けていた。
逃亡疑惑など、放送内容の一部が事実と異なっていたにもかかわらず、MBCは修正報道を行っておらず、A氏はアイドルとして大きな致命傷を負っている。
韓国検察のキャビネット捜査
以上のように、芸能人のイシューが出ると“陰謀論”が疑われるが、その背景の一つに、韓国検察による“キャビネット捜査”というものが挙げられる。
これは、検察のキャビネットに数ある芸能人のスキャンダルが眠っており、必要な時に取り出せるようになっていることを指す。
政治スキャンダルが出ると、国民の目をそらす目的で芸能人のスキャンダルを流すというやり方である。
映画『ザ・キング(2017)』では、その“キャビネット捜査”が行われる様子が生々しく描かれ、次のような印象的なセリフも登場する。
「(キャビネットの中にある大量の書類を見せながら)ここに何が入っているか知っているか? 暴かれたら韓国全土が大騒ぎする事件だ。なぜ暴かないでここに漬けておくのかと? キムチのようにおいしくなるまで待っているんだ」
劇中で、そう語った先輩検事が後輩に見せた映像には、人気芸能人が麻薬を吸引する様子が映っていた。
“キャビネット捜査”は、犯罪事実の全貌をすでにキャッチしながらも、そのネタが“おいしくなる”まで熟成させ、ここぞというタイミングで世に送り出す。
映画で描かれた内容がどこまで事実に沿っているかはわからないが、韓国では、政権の世論操作は既成事実として受け入れられている。
よって、芸能人のスキャンダルが報じられれば「(政権が)何か隠すことでもあるのか?」「他のニュースで気をそらさせるつもりか?」と疑いの目を向ける人は多いという。
イ・ソンギュンの薬物使用疑惑が報じられた今、その報道のタイミングに対しても“陰謀論”を唱える人が出ている。
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