麻薬類管理に関する法律違反の容疑で立件された俳優のイ・ソンギュン(写真提供：ⓒ TOPSTAR NEWS)

俳優のイ・ソンギュンに麻薬使用疑惑が浮上し、韓国警察が調査を続けている。

10月23日には、韓国の仁川警察署がイ・ソンギュンを麻薬類管理に関する法律違反の容疑で立件した。彼は近いうちに被疑者として警察の取り調べを受けるとみられている。

これにより、撮影が行われていた主演ドラマ『ノー・ウェイ・アウト』の制作会社は、彼の降板を発表。

「先週、イ・ソンギュン氏側に芳しくない出来事が起こった直後、状況が整理されるまで相当な時間を要すると予想されるため、やむを得ず降板の意志を示した」とイ・ソンギュンが自主降板したと伝え、撮影は今後も予定通り行うと付け加えた。

彼は『ノー・ウェイ・アウト』で警察役を演じる予定であったが、今回の件を受け降板を余儀なくされた。他にも公開を控えていた主演映画『脱出：PROJECT SILENCE』や、『幸せの国』にも大きな影響を与える結果となっている。

彼に関するニュースは連日、韓国芸能セクションのメインとして取り上げられ、世間からの注目を集めている。

そんな中、イ・ソンギュンに関連した新たな証言も続々と登場。10月23日にJTBCは、薬物投与場所として知られる遊興施設に、彼が頻繁に訪れていたという証言が出たと報じている。

イ・ソンギュンに関連した遊興施設の関係者による新証言が登場した(画像出典：JTBC News YouTube キャプチャー)

韓国語でいう”遊興施設(유흥업소)”の大半は、日本の高級キャバクラのような、大人の男性が女性と共にお酒を嗜む場所を指す言葉だ。

遊興施設の関係者はJTBCのインタビューに対し、「(イ・ソンギュンが)以前の店で何をしていたのかは知りませんが、店によく来ていたのは事実です」と述べている。

さらに関係者は「密かに来るVIPたちもいるので、他の容疑が浮上する可能性もあります」と主張。

また、「誰もが簡単に出入りできる場所ではありません。部屋で何が行われているのかは分かりません」とし、「さらに大きなスキャンダルが出る可能性もあります」と語った。

これらの証言は韓国オンラインコミュニティーでも関心を呼び、ネットユーザーたちは「”VIPたち”ってことは、イ・ソンギュンに同行して他の有名人が来ていたということ？」「さらに大きなスキャンダルって何？」と反応を見せている。

現在、ネット上ではイ・ソンギュンに同行していたとされるVIPの正体に関連した、さまざまな憶測が飛び交っており、彼と親交のあった俳優や芸能人の名前が続々と取り上げられる状況に。

その中には性スキャンダルによって、活動自粛をしている中堅俳優の名前も上がっているという。

イ・ソンギュンと共に南陽乳業創業者の孫のファン・ハナらの捜査も進められている(画像出典：MBN News YouTube キャプチャー)

警察は今回、イ・ソンギュンの他にも関係者の2人を同じ容疑で立件し、5人の捜査を引き続き行っている。

イ・ソンギュンら8人は今年初め頃から、ソウル・江南(カンナム)の自宅や遊興施設にて、複数回に渡り大麻などの違法薬物を使用した疑いが持たれている。

警察は同じ容疑を受ける遊興施設の女性従業員A氏を先週末に拘束し、同施設で働く別の従業員を不拘束立件した。

A氏は今年、イ・ソンギュンと10回にわたる電話のやりとりを行っていた人物として知られている。

さらに複数の韓国メディアは、捜査対象者の中に薬物使用で有罪判決を受けた過去を持つ南陽乳業創業者の孫のファン・ハナや、アイドル練習生出身のインフルエンサーであるハン・ソヒが含まれていると報道。

財閥3世や芸能関係者が捜査対象者となっていることから、今後さらに事件と関連し、他の有名人の名前が登場する可能性があると、ネット上では懸念の声が広がっている。

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