- 2003年に巻き起こった韓流ブームから今年で20年。
- 当時、憧れの存在だった俳優もベテランの地位を確立し、抜擢される役柄にも変化が生じている。
- かつて国民的少女、彼女、妹などの名称で愛された韓国女優たちは、今適齢となり母親役に抜擢されるように・・。
2003年の韓流ブームから早20年。
当時、憧れの存在だった俳優も今や30代後半、40代。キャスティングされる役柄が変わり、長年のファンも驚くのではないだろうか。
かつて国民的少女、彼女などという名称で愛された女優たちも今では家庭を持つ年齢になったり実際に家庭を持ったりと、”国民的母親”へ一歩近づいている。
そこでDanmee(ダンミ)編集部では、普段の活動からはイメージにない初の母親役や、学生を子に持つ母親役などを演じきった女優を厳選し紹介。
IU (イ・ジウン)
1993年生まれの30歳。
彼女は”国民の妹”という名で愛され、これまで『ドリームハイ』(KBS)や『麗~花萌ゆる8人の皇子たち~』(SBS)、『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』(tvN)など、実際の自身の年齢に合った役柄を演じてきた。
そんな中、2022年公開の映画『ベイビー・ブローカー』で初の母親役を演じ、話題を集めた。
同作では赤ちゃんポストが置かれた施設に息子のウソンを預ける未婚の母ソヨン役に抜擢。
普段の歌手活動から想像もつかない役柄。撮影当初、IUは28歳だった。
今年で30代に突入したIU。そんな彼女はこれからどのような役柄でお茶の間の前に現れるのだろうか・・。
シン・ミナ
1984年生まれの39歳。
2001年にSBS『美しき日々』で、イ・ビョンホンの妹役として俳優デビュー。
清純派女優としてキャリアを積んできた彼女は、2022年にNetflixで配信開始した『私たちのブルース』(tvN)で夫と離婚し、心の支えである息子ヨル(キム・ハオン)を夫に奪われる悲しい母親を演じた。
実は彼女、20年以上俳優の仕事を続けているのだが、”オンマ”という役を演じるのは初めて。
来年40歳を迎えるとは思えないくらいの童顔やラブコメクイーンという実績がこれまで邪魔をしてきたのだろうか。
これを機に”オンマクイーン”という肩書きも追加されるのか、注目を集めている。
キム・テヒ
1980年生まれの43歳。
2017年に歌手Rain(ピ)と結婚。現在、2児の母である
韓国男性が選ぶ美人ランキンで常に首位をキープするなど、長い間、“理想の彼女”として君臨してきた。
2020年にtvN『ハイバイ、ママ!』で5年ぶりにドラマ復帰し、事故でこの世を去ったものの夫と娘が心配で49日間、人間に生まれ変わるゴーストママを演じた。
時代劇『チャン・オクチョン』(SBS)で第19代王の粛宗との息子ユンを出産したため、実質母親役は初めてではないが、現代劇として初の母親役。
彼女はこの作品を選んだ理由として「娘を持つ母親として共感できた作品」と挙げた。
2023年にはドラマ『庭のある家』(日本配信未定)で中学生の子を持つ親を演じ、主婦層の共感を得る年代の役柄にも挑戦している。
チョン・ドヨン
1973年生まれの50歳。
“元祖ラブコメクイーン”という肩書きを持ち、2007年には映画『シークレット・サンシャイン』で韓国人初のカンヌ国際映画祭の女優賞を受賞した。
プライベートでは、現在14歳の子を持つ母でもあるチョン・ドヨン。
母親役を演じるようになったのは久しいだが、最近の作品では、思春期や受験生の子を持つ役柄が目立つ。
2023年1月よりNetflixで配信された『イルタ・スキャンダル~恋は特訓コースで~』(tvN)で大学受験を控える高2の娘を持つシングルマザー役を熱演している。
さらに同年3月よりNetflixで配信開始した映画『キル・ボクスン』では、伝説的な凄腕の殺し屋でシングルマザーのボクスンを演じ、迫力満点のアクションを披露。
二作品とも共通してシングルマザーの役ではあるが、彼女の娘と同年代の母親役を演じ、キャラクター設定によりリアリティーさを与えている。
ミョン・セビン
1975年生まれの48歳。
1996年、歌手シン・スンフンの『Love in My Own Way』MVに出演し芸能界デビュー。
“清純派女優”として数々のドラマに出演し、男性の心をわしづかみしていた。
そんな彼女は、今月4日に最終回を迎えたJTBCドラマ『医師チャ・ジョンスク』で主人公チャ・ジョンスク(オム・ジョンファ)の夫ソ・イノ(キム・ビョンチョル)と不倫関係に陥る家庭医学科の教授役を演じた。
リアリティーあふれる演技を披露し、愛情たっぷりの叱責を受けるほど、視聴者を夢中にさせた彼女。
20代の頃に経験したシンドロームを再び違う形で巻き起こすことができるのか、期待が寄せられている。
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